2022年07月06日

●学期末コンクール!

今日は学期末の総まとめコンクールの講評でした!
今回の結果をしっかりと受け止めて夏期講習で何をするべきなのか、自分の課題に繋げてください。

まずはデッサンから。
1位 Y.Mさん
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明快な空間が魅力的です。目立ってました!

2位 P.Uさん
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自然な眼差しで観察できています。良い感じです!

3位 S.Iさん
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多少強引な部分もありますが、迫力のあるカッコいいデッサンです!

4位 K.Hさん
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作者の視点がよく伝わってきます!身体の構造感をもう少し意識したいですね!

5位 S.Oさん
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臨場感抜群です。形態感が強く掴めそうな描写は、やはり目立ちますね!

塑造はメディチの模刻でした。模刻はトップの作品から厳しい内容でしたね〜。夏期講習短期でじっくり取り組んでください。

1位 M.Hさん
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ん〜、まだまだです!次回に期待!

2022年06月30日

●アバタ模刻

早いもので今日で1学期の通常授業も最終日、残すはコンクールのみとなりました。

プリマクラスからアバタの模刻を紹介します。

M.Tさん
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さまざまな角度から観察しモチーフらしい形、動きが拾い出せています、ただ作るだけではなく対象を理解していくことが大切ですね。

2022年06月29日

●構成塑造

サロン・ド・プリマクラスです。
先週の課題で、任意の直方体+パプリカ、紙風船、水袋の中から一つ選んで構成塑造をしました。

構成塑造は、芯棒・空間の使い方・モチーフの性質・質感などその他にも意識することがたくさんあり一筋縄ではいかない課題です。自分がイメージした通りに作れる力も大切ですが、想定外のことが起きた時に臨機応変な対応が出来る力もつけていきましょう。


今回は1点紹介します。

M.Sさん
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モチーフの性質を上手く利用した構成です。直方体の凹みの形と水袋が圧迫されることによって生まれるハリの形の対比が見せ場としてしっかり決まっています。細部まで責任感のある仕事が出来ているのも良かったです。

2022年06月24日

●リポンの構成塑造!

こちらドウジョウリポン です。

今回は任意の直方体とパプリカなどのモチーフとの構成課題でした。

みなさん、構成のアイデアは意図がありバリエーションが豊富でしたね。その反面、アイデアを具現化するにはもう少しだったと思います。塑造力、精進していきましょう!

Y.Mさんの構成
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静かな緊張感。現実にあり得る構成です。その為には責任を持った造り込みが必須となります。造形力が物を言う戦い方、ありですね!!

M.Sさんの構成
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実技は自己紹介でもあると言える好例な仕事ですね。ゴロゴロっと物が崩れることでドラマが始まる。そういう方向性を自分は造りたい!!実技を通してどんな人間なのか?しっかり伝わってきました!

A.Sさん
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無機質と有機質を程よく対比させたスマートな見易い仕事です。構成の基本(対比)を抑えられてますね!これが足がかりとなり、更なる高みを目指せるのです。

2022年06月23日

●”生きている”とは?

先日サロン・ド・プリマクラスではウサギの塑造を制作しました。
彫刻科の課題の中では、ほぼ毎日と言って良いほど「身体」について考えます。石膏像も人体ですし、今日制作したウサギも身体です。動物がモチーフになるとき、彫刻科では必ず生きているモチーフを観察しながら彫刻を制作します。表面をリアルに作ることが目的ならば動かない剥製や細部の拡大画像を見ながら作った方が合理的です。しかし我々彫刻科が目指す作品はそういった表面的な観点ではなく、生きている対象と対峙する中で作者が何を感じ、それをどう伝えるか。ウサギが放つ気配までをモチーフとして捉えていく、それが彫刻科において大切な観察になるのではないでしょうか。

今回は4点紹介します!

S.Oさん
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制作中ウサギたちは高い台に乗っており、大きな人間に囲まれながら長時間見つめられています。これはウサギからするとかなり居心地が悪い状況ですね。この作品は視線や重心などをうまくコントロールして、少し緊張しているウサギの様子を繊細に捉えられています。

R.Tさん
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後ろ足の毛繕いをする姿がとてもウサギらしいです。巻き込むような身体の動きと対照的に広がっていく空間を耳やボディの動きを使って魅力的に表現しています。

K.Oさん
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派手な動きだけが生命感ではありません。この作品はあえてじっとしているポーズを選んでいます。微妙な目の開き具合や足先までの緊張感など作者の心配りを感じます。粘土の質感もとても強い言い切りがされており、そのハリによってウサギの温もりや息遣いまでも感じられそうです。

M.Sさん
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遠くを伺うようなポーズで、これぞウサギといった王道勝負の作品ですね。完成度も高くその姿勢に見合ったクウォリティです。分かりやすすぎる構成を選ぶとウサギはすぐにキャラクターっぽくなりがちですが、観察と素材のやり取りによって見事にウサギのイキイキとした姿を捉えた彫刻になりました。

2022年06月20日

●うさぎ塑造

ドージョー・リポンクラスです。
課題はうさぎの塑造でした。

彫刻科で動物塑造を行うときは、剥製ではなく生きた動物をモチーフにして塑造を行います。
形やバランスを合わせるだけなら剥製でも良いはずですが、なぜわざわざ動き回る動物をモチーフにするのでしょうか?

それはきっと、動いている動物をよくよく観察することでしか見えてこない、知ることのできないことがあるからだと思います。
どこか動いて、どこは動かないのか。
体重が移動するときに、脚だけではなく胴体や首、頭がどのように連動しているのか。

目の前のモチーフをよく見ずに、自分勝手に作品にしようとしてもなかなか上手くいきません。
モチーフから観察したことを丁寧に積み上げて、彫刻として構成していく力が必要ですね。


2点紹介します。

Y.Mさん
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うさぎらしいバランスをしっかりと捉え、動きを柔らかく組み立てられています。
地山との接点や質感表現は研究の余地がありますが、全体に気遣いができていて実力が窺えます。

S.Mさん
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少し野暮ったいところがあるものの、地山をただの平らな地面として処理してしまわずに
塑像板上全体を作品として仕上げることができています。
じっくり見ていくうちに魅力が伝わる温かい塑像でした。

2022年05月21日

●コンクール自刻像

4月からの数多のレクチャー、その成果を見てみるべき塑造コンクールを行いました。

課題は自刻像、骨格や構造、動きに伴う構成、生き生きとした生命感あふれる粘土付け、様々な要素を盛り込めます。

みんな良い制作できたかな?

今回は自刻像ですのでイニシャルは控えます。

1位
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空気感、雰囲気ありです。

2位
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形態がしっかりしてます。

3位
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情緒的、世界観ですね。

4位
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スケール感、広がりを感じます。

2022年05月20日

●動物塑造

動物レクチャーを踏まえて、12時間で動物塑造!

クロッキーの成果か、全体的に大枠のバランスがよかったです。
ただ、動物塑造はそこからです。
どういった意図、意思を持って作品として仕上げていくか
楽しくもあり、責任感が問われるところですね。

まだまだ始まったばかりですので、貪欲にチャレンジして下さい。
トライアンドエラーで!

ドージョー・リポンクラスから2点紹介します。


Y.Mさん
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総合的にバランスの良い仕事でした。
頭部の印象はまだまだいけますね。
粘土の扱いや、動きの繋がり等ももっともっと高みを目指していきましょう。

M.Kさん
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なんと初めてのアヒル塑造とのこと…
バランス、自然さ、アヒルの可愛らしさ、初めてとは思えない精度と完成度でした。
この素直な観察で、見えるものを更に増やしていって下さい!

2022年05月13日

●手を極めたい!

本日は手のレクチャーを行いました。

生まれた瞬間から目の前にいつもある手。だけど描いたり造ったりすると意外と知らないことだらけ。高校時代の友人は卒業アルバムに宝物を自分の手と書いていました。

そんな素敵な存在の手を美しく力強く捉えたいものです。

レクチャー後は手をモチーフに45分粘土クロッキーです。
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面性で捉えています。

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肉感で握り具合は分かります。

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指のよじれが良いです。

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手らしいライン!!

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王道のポーズ!

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45分ですが充実の仕事!!

単にプロポーションを合わせる事ではなく、手の持つ流れや動きによる仕草を感覚的に捉えた結果プロポーションが合ってくると考えても良いでしょう〜

粘土クロッキーを繰り返すことで、完成が目的ではなく動かしながら捉えていくことが大切だと分かって来ます。今回掴んだ感覚は他の実技にも活かして下さい!!

2022年05月10日

●構成塑像

今日は先日行われた構成レクチャーを踏まえてパーツorマスク石膏、垂木、ロープを使った構成塑像でした。

サロン・ド・プリマクラス

R.Kさん
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とてもシンプルな構成ですが垂れ下がるロープが自然に見えることで全体の浮遊感が見えてきます。

K.Oさん
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個々のモチーフをうまく使い、マスクを取り巻く空間がうまく演出されています。

続いてドージョー・リポンクラス

Y.Mさん
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量感あるマスクが上方に来ています。これだけで見応えがありますね!レベル高い芯棒が組まれていると思われます。経験が生かされていますね!!