2011年11月15日

●マスク 布 レンガの構成

今日は構成課題でした。
モチーフは、御者のマスクと布、レンガの3つでした。

今回は、おおっ!と感じる構成がたくさん出ました。
構成は、シンメトリーな物から少しずつ物をずらす事から始まります。
今日の決め手は、モチーフの特性を生かす必然性でしょか?

以下、今日の秀作です!

A.Nさんの実技
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布の扱いがgood!!

K.Sさんの実技
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高さが気持ちいいですね!!

Y.Uくんの実技
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アイデアで一歩リード。シュール!

S.Aくんの実技
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ひかりと影、きれいですよ。

K.Mさんの実技
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機転をきかせ、そこから粘り、結果を出しました!粘りのK.Mさんに改名です!!

M.Mさんの実技
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モノ派でチャレンジしました!!

2011年11月10日

●今日の課題はジョセフとアバタ模刻でした。

st.ジョセフのデッサン
大きな空間性と砂岩特有の質感のよいゴシックの形態感が特徴の像ですね。いろいろな攻め口があるモチーフだと思います。
N.Nさんのデッサン

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見下ろしの視点から、石膏の白さをいかしながら面の組み立て、描写のポイントなどいろいろなツールを使いながら絵のピントが合ってきました。描いていく楽しさとバランスの安定感が気持ちのいいデッサンだと思います。

アバタ模刻
彫刻科といえば、アバタのビーナス。昨今カリキュラムでの登場回数は減りましたが、あなどれない彫刻です。あの小さい中に、彫刻の大切な要素がぎっしりと詰まっています。
Y.Uくんのアバタ

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流れにともなった頭部の処理や、自分の手癖ではなくモチーフの形にあわせた粘土の扱いなど、よい仕事が見られました。ほほから下まぶたの形状がやや印象を損なっているのが気になります。今回出来なかったことは次回の課題ですね。

2011年11月01日

●自刻像

こちらはひみつクラスです。
9hで自刻像をつくりました。2学期のはじめ骨格標本をつかっての実技やクロッキーをベースに動物をつくってみたりと色々な方向から塑造の強化をはかりましたね。記憶やメモなど見直しながら仕事を進めてください。

今日の撮影作品は3点です!

Y.Mくんの作品
髪型を中心に、がっちり作り込んでいく方向性が噛み合ってきましたね。横からや斜めから組み立てた流れのラインも綺麗です。
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H.Gさんの作品
柔らかい空間が魅力ですね。表情の表現と形の追求のバランスが良いですね。
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H.Sさんの作品
近場で見ても遠目で見ても強い作品です。中から感じられる張りがしっかりしていて、存在感があります。
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2011年10月28日

●自主課題 ヘルメス模刻

課題で提出されたヘルメスを、自主的に時間を見つけて詰めていった
T.Mくんの作品です。

首の傾きや耳の位置など課題が残る部分はありますが、最初に見えるヘルメスの印象を終始捉えながら、固くなりすぎずに粘土が扱えています。
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粘りが良い方向へと実を結んできました。

2011年10月22日

●今日のもう一品

ひみつクラスです。
先日のクジャク鳩、H.Gさんが「もう一度みてください!!」
もちろんこちらから「どう?」なんて伺いますが、学生からのアプローチの方がなんだかしっくりきます。
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末端をしっかり造り、ピントを合わせます。観察を通しての仕事ですね。そしてそれらをつなげる仕事はとても大切です。クロッキーの要素が必要です。観察による作り込み、クロッキーによって形を動かす仕事。どちらも喜びを感じられますね。H.Gさん良い仕事になってきました。

2011年10月20日

●奴隷のデッサン クジャク鳩の塑造

今日はこちらのクラスは奴隷のデッサンでした。一点、良いレベルのデッサンが出たので紹介します。

R.Mくんのデッサンです。モチーフに合わせていく仕事と、完成度を上げていく仕事、この二つは相反しやすく両立させるのはなかなかに難しいことだと思うのですが、このデッサンでは像の印象やプロポーション、動きと繊細な描写の完成度が高いレベルで噛み合っていると思います。

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こちらはひみつクラス クジャク鳩を塑造しました。

バランスがあえばいいのか?ポーズがそれらしければいいのか?それは土台であってその先もっと求めてもいいところはあります。ただの粘土が鳩に見える、感じるられる。そんな方向を目指しやりとりができればと思います。

K.Mさんのクジャク鳩
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鳩の場合、形の説明で静かに終わってしまうことがままありますが、クジャク鳩では尾羽の華やかさがポイントになります。カッチリおさえる所と遊べる所、この塑造は両方良い塩梅だと思います。

そしてM.Mさんの素描
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友人像ですね。画面から描くことの喜びを感じます。基本それでいいと思います。

2011年10月18日

●奴隷半身像の模刻

今日は個人課題で約一ヶ月間取り組んだ奴隷半身像の模刻を紹介します。

奴隷トルソを全身像も参考にしながら腕も含め模刻したN.Nさんの作品です。長期間、大きなモチーフに取り組む中で、形をとらえていくポイントや、形の強さの引き出し方など塑造の言葉のバリエーションが大きく増えたように思います。この課題は一年の流れの中で大きなターニングポイントになると思うので、今後実技がどのように変化するのか楽しみですね。
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2011年10月15日

●今日の預かり作品

今日の課題はヘルメス模刻でした

なかなか出ない課題ですが、新鮮なモチーフだったのでしょう!
新鮮なモチーフほどな分、真剣に観察しないと手が動きませんからね。
集中している雰囲気が伝わりました。
どれだけ、妥協せずに突っ込みを入れるのか?構造や量感に間違いを見つけたら即直しに行けるフットワークの軽さが大事です。

Y.Uくんの作品
見方に安定感があります。頭部の面のつながりを大胆に感じてければ最高です!
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こちらは自主課題の自画像です。
粘って本人の内面まで感じられる様な、意思の強い素描が見えてきました。
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こちらクラスは、ラオコーンのデッサンでした。R.Mさんのデッサンを紹介します。調子の重さが抜け、空間の広がりと像の動きを大らかに捉えた作品になりました。
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つづいてクロッキーからの動物塑造のカリキュラムを時間延長で制作したM.Kさんの作品です。頭部の描写に臨場感が入って作品のサイズとは別のスケールが宿っています。
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2011年10月13日

●手の塑造

こちらのクラスは手の塑造でした。塑造板上での空間の扱い方、作品性を考えての見せ方、骨格的な手の理解などが大切になりますね。

N.Nさんの塑造
任意のモチーフを入れることによって、空間に広がりが出ていますね。指先の作り込みには少し甘さがあるものの、粘土付けにも今までにない形の掴まえ方が見られました。
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M.Yさんの塑造
オーソドックスな構成です。アングルの位置や高さにも配慮が見られます。こちらも指の作り込みには甘さがありますが、空間の見え方と形の捉え方に安定感が出てきています。
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2011年10月06日

●ブルータス模刻

今日、こちらのクラスはブルータスの模刻でした。粘土付けや造り込みなど表現への意欲が出てきました。作っていく事と合わせていくことのバランスが大切です。

こちらはR.Kくんの塑造。額の位置にすこし違和感がありましたが、顔面の決めや粘土の表情など集中力を高めた仕事がみれました。

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惜しい作品もでてきていると思うので気合いをキープで行きましょう。