2022年12月25日

●冬季講習中期 塑造作品

中期盛り上がってきました!Aクラスからまずはグデアの模刻を紹介します。

Aクラス
Y.Uさん
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作り出しから安定してました!稜線を上手く繋げてカチッと捉えられています。


M.Sさん
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ベースがガタつく時間帯もありましたが、ジワジワ噛み合ってきました。粘土の質が魅力的です!

昨日は薪と水袋の構成塑造でした。質の違いと異素材の関わりに繊細な表現が求めれます!湿った粘土で乾いた薪を表現するのは容易なことでは無いですが、しっかり燃えそうに作ってください。

M.Mさん
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中心にある水袋の作り込みが抜群でした!薪を皮と身に分けて使う構成も、他に無い面白さでしたね。構成はもう少し工夫したい!

M.Hさん(現役夜間部生)
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2つのモチーフの力関係がはっきりと伝わる構成でした!

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別角度からもう一枚。意図的に拡大した薪が放つ異様な存在感が目立ってました。捩れがカッコいい!狙いに見合った責任感ある描写もGood!

M.Sさん(現役講習会生)
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シンプルな構成ですが、薪の角度や塑像板上の配置など各所に配慮が感じられます。薪もしっかり作り込まれていてピント合ってます!

Y.Iさん(講習会生)
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構成がめっちゃカッコいい〜です!3つがちゃんと関係し合って成立しているので、全体に緊張感を纏っています。水袋の観察はもう一歩!

2022年12月21日

●Bクラス 構成

Bクラスでは構成課題を行いました。
任意の時間帯をテーマとして設定し、手をモチーフに与えられた、ロープ、布、林檎を一つ以上選び、組み合わせて構成する課題でした。
6時間の中で、構成の面白みと造形的密度を上げて行くのはなかなか難易度があります。
今日は4点紹介します。

R.Fさん (夜間部/現役生)
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一見、派手さはありませんが、手の柔らかなポージングと林檎を包み込む動作から、不意に物語性を感じました。自然な構成です。

E.Sさん (夜間部/現役生)
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上下で時間の経過を老化による変化で表現しています。説明的な印象はありつつも、見せ方が上手で構成もクールにこなしているので好印象でした。

Y.Kさん
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ロープの扱いが贅沢です。撓みかたを上手く表現し、空間に流動的な要素を持ち込みました。
手の造形にもう少し自然さが欲しいところです。

S.Iさん
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他とは一風変わった構成方式でした。手を動作的に使用せず、物質感を持たせた積み木のようなビジュアルがシュールです。

2022年12月06日

●プリマクラス 特殊構成課題

こちらサロンドプリマクラスです!今日の課題はかなりツッコミんだ内容の構成課題が出題されました。提示された文章から自由にイメージし、それを塑像を用いて彫刻に起こすという課題でした。モチーフも無く全てが自由なうえにエスキースの提出があったりと、大学の授業のような課題ですね。求められていることのレベルはかなり高く、受験の範疇を超えていますが、みんな自分の表現を深めながら良い作品を制作できていました。
その中から選りすぐりの5点を紹介します!

S.Oさん
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選んだ文章のイメージと自身の過去の体験からモチーフを決めて形に起こした作品です。質感の差もハッキリ作り分けてあるので色味にメリハリがあります。

J.Iさん
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こちらの作品は心情的なコンセプトではなく、粘土という素材を実験的に用いて、シンプルに彫刻の質や空間を楽しめる作品です。工程に複雑さは無いですが、単純な作業を積み重ねることで素材の面白さを引き出しています。とても良い彫刻になりました!

Y.Uさん
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あえてシンプルに、シンメトリーに、高さや接地点への配慮など派手さはありませんが、この彫刻が纏う空間にはとても緊張感がありました。用途や意味を言い切る必要はないのかもしれません。この作品は彫刻よりもむしろ遺跡やオーパーツのそれに近いかもしれません。

S.Kさん
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意味の捉え方に幅がある文章を独特な観点で紐解き、妖怪というキーワードで表現した作品です。

細部にこだわりが光ります!
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複雑なコンセプトで作品を難解にするのではなく、培った構成力と造形力、そしてなにより作品で魅せる!という意志で言い切った作品はやはり強いです。


S.Iさん
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サイズ、程よいデフォルメ、えぐられたような構成、全てが絶妙なバランスで響き合い言葉で語るのが野暮に思えるほど、魅力的な引力を放っています。講評で出た“落書きのような彫刻″まさにその通り、とにかくめちゃくちゃカッコイイです!

作者と。迫力ありますねぇ、粘土が持つ妖艶なオーラが何とも言えんハマり方してます!!
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こちらは先日の構成課題を延長して仕上げて来た作品です。
M.Sさん
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複雑に構成されていますが隙間への配慮が利いているので、そこまで重くは見えないですね。時間をかけただけの密度を感じます!この調子!

2022年12月03日

●2学期末コンクーーール!!

早いものでもう12月。
2学期末のコンクールを行いました!

まだまだ課題数は十分にあります。
焦らずに、改めて何が目的なのかをじっくりと考え、判断力をつけていきましょう。


石膏デッサンのモチーフはは奴隷でした。
1位から順に紹介します。

1位 M.Sさん
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2位 S.Oさん
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3位 M.Sさん
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4位 S.Mさん
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5位 M.Sさん
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6位 M.Mさん
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続いて、塑造はガッタメラータの模刻でした。

1位 M.Sさん
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2位 M.Hさん
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そして今回は素描も!

1位 S.Oさん
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2位 R.Tさん
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3位 Y.Mさん
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2022年11月29日

●構成塑造

2クラス合同で、牛骨・ロープ・ピンコロの構成塑造でした。

モチーフとしては珍しいものではないですが、物量的にも造形的にも、なかなかヘビーな課題です。
今年度最後の12時間課題ですので、しっかりと自分なりの答えを見せたいですね。

プリマから
M.Tさん
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作り出しからハイスピードで、汗をかきながら粘土のやり取りができていました。
他のみんなも、このくらいのペースで取り組んでほしいな〜と思いながら見ていました。
それぞれのモチーフの精度はもっと上げていけそうですが、大胆な量と不安定さが面白い構成となりました。

R.Kさん
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ピリッとシャープな造形が目をひきました。
途中で構成を変更しましたが、ちゃんと責任を持って仕上げられています。

Y.Uさん
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ミニマルで緊張感のある、良い構成ですね。
モチーフの質感はやや表面のテクスチャに頼っているように思います。
まだまだ貪欲にいきましょう!

リポンから
M.Hさん
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出だしから狙いを定め、良いペースで進められましたね。
物量も設定もダイナミックで良いです。

Y.Mさん
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王道に空間を捻った構成で、見ていて納得感があります。
離れて見た時の色味のシャープさも目をひきます。
近くで見た時の充実度をどこまでも高めていきましょう。

Y.Kさん
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抽象絵画的配置で、独特の空気を作ることができました。
質感や、目に見えない重さや硬さ、リアリティを追求したいですね。

2022年11月28日

●孔雀鳩

リポンクラスです。

孔雀鳩を塑造しました。
普段街中でよく見る土鳩とは姿勢が違いますね。
彫刻科では鳩、鶏、アヒルをよく作ります。
他の鳥との様々な違いを意識してみると、その鳥らしさが見えてくるかもしれませんね。

と言いつつ、動物塑造は静物的な観察だけでは中々カッコよくなりません。
その鳥らしいバランスを取るのは当たり前で、その先で塑造として魅せることが大切です。
どうすればカッコよくなるかも、きっとモチーフが教えてくれるはず!


1点紹介します!
M.Hさん
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鮮やかな粘土で生き生きとした塑造になりました。
モチーフの孔雀鳩よりは少し体格が良い気がしますが
色々なところに気遣いが見えて、説得力がありました。
別アングルからももう1枚!
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2022年11月26日

●夜間部 孔雀鳩&幾何形態

夜間部から構成動物塑像の秀作を紹介します!孔雀鳩と任意の幾何形態を構成する課題でした。任意だからこそどんな形態を作るのか、完成のイメージが大切です!
3点紹介します!

K.Oさん(現役夜間部生)
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鳩の粘土付がとてもかカッコいいです!気品のある立ち姿にあったエッジの効いた構成が目立ってました。高さをもう少し工夫できると良いですね〜

R.Fさん(現役夜間部生)
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不規則なリズムで繋がっていく円盤が、陰影の幅を増やしていて面白いです。立ち上るシルエットと何故かそこに居合わせた孔雀鳩のミスマッチ感も構成の面白さに繋がっていると思います!

T.Uさん(現役夜間部生)
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空間の見せ方が上手く、狙いが明快な構成ですね。それに耐える芯棒の強度と責任感のある造形の仕事、良いレベルです!

2022年11月25日

●プリマクラス 孔雀鳩塑造

プリマクラスから孔雀鳩の塑造を紹介します。

S.Oさん
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モデルにしていた孔雀鳩の特徴をよく捉えています、イメージや観念的だけでは作れない観察に基く形の積み重ねが魅力として見えてきましたね。

2022年11月17日

●リポンのグデア

こちらはドウジョウリポンクラスです。

本日はグデアの模刻でした!

この晩秋の時期に二日かけてのグデアでしたがみなさん如何でしたか?

観察眼と塑像力が上がってくると改めてグデアの形態の奥深さが感じ取れるようになります。
この彫刻はとっても懐が深い彫刻なのです。

Y.Mさん
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グデアらしく柔らかさの中に硬質な形態が含まれていますね!良い仕事です。

彫刻の持つ雰囲気、ニュアンスを最終的には追い求めたいですね〜

●プリマクラス グデア模刻

サロン・ド・プリマクラスからグデアの模刻を紹介します。本当に渋い彫刻です。小さい像ですがコリっとした量の中にバイオレンスなほどの面と稜線の響き合い、そして時代を物語る様式的な表現、風化による欠損の美学、様々な魅力が詰まっています。見ているだけでお腹一杯になります。
派手な構成が無い分、油断がそのまま作品に反映されてしまう難易度の高いモチーフですがみんな頑張ってました!秀作3点、どれもパンチありあます!

Y.Uさん
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K.Oさん
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S.Oさん
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