2012年06月05日

●粘土クロッキー2日目

本日、粘土クロッキー2日目を迎えました。
午後は少し疲れも見えましたが、多くの学生がよく動いて観察が出来るようになりました。とにかく離れて観る。色々な角度から観る。そして、面を観る。面を造る。首の断面を観る。。
しつこいようですが難しいことは抜きに、身体で覚えていきましょう!!


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RI君のメジチです。
おおよそ50分の制作時間です。首の断面大きな面ができています。
細部にとらわれず最後までこういった観察ができるといいでしょう。
 
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KMさんのジョルジョです。
タテプロポーションが少し怪しかったり、量として小さめですが、安定した仕事です。
 
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こちらは、YS君の自刻像。
構造面の狂いは置いておいて、かなりインパクトのある形態感が魅力です。自刻像ですから、少しぐらい自分に酔うのも必要ですよね^^
 

2012年06月04日

●模刻月間スタート!そして毎年恒例の.....!!!

今月は塑造の模刻にテーマを置き、基礎力強化を計ります。
始めに大きく全体をとらえる為に、主に身体の使い方から入ります。
どのように自分が動き、どのようにモチーフとの距離感をとるかがポイントになります。
その辺りをレクチャー、実践から頭と身体で覚えていきましょう。
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アトリエ、ピロティーをフルに使い、全員で粘土クロッキーから。
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距離、高さ、角度。それぞれしっかり確認しましょう。
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先月やった頭蓋骨レクチャーの内容も生かしましょう。
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今日の成果です。幾つかご紹介します。まだまだ良いとは言えませんが、やりとりの良さが見えてきました。
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明日も続きをやります。身体で覚えるまではやはり繰り返しやるのが一番です。
結構ハードですが、本来塑造はそういうものです。頑張っていきましょう!

そして!!!今年も出来ました!!!!
芸大合格者ポストカードです!!!
なんと今年は10枚セットです!!!
夏季講習会で配りますので、みなさんお楽しみに!
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2012年06月02日

●鳩の塑造

フレッシュバナナクラス今日は鳩の塑造でした。鳩の動きをよく観察した作品がでてきたので、いくつか紹介します。


K.Mさんの塑造です。細部の形と構造的な形のバランスが良い、しっかりとした組み立ての塑造です。
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こちらはK.Sくんです。ポーズを工夫して自分のイメージを形にすることができました。
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M.Kさん、鳩の動きの柔らかさや自然さが魅力的な作品です。首や足の構造的な正確さがもう少し欲しいです。
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2012年05月31日

●鳩の塑造

今日のプルプルチェリークラスは鳩の塑造でした。

飛ぶ鳥らしい印象、無駄のないフォルム、動きのつながりなど、動物のなかでもシビアなモチーフだと思います。

M.Kさんの作品。重心のかかった足の表現、頭部のコリッとした感じが良いですね。
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R.Mくんの作品。形を追い込んで、鳩らしい軽さが出ています。
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S.Eくんの作品。粘土での質感表現の幅がひろく、表情を魅力的に引き出しています。
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動物塑造はよく観察し、楽しみながら再構成していけると良いですね。

2012年05月29日

●今日のフレバナクラス

今回はキャベツとロープと御者のマスクの構成課題でした。
フレッシュバナナクラスの塑造をいくつか紹介します。

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こちらはR・Iの作品です。
高さを使ってすっきりと構成できました。モチーフの質感によりせまっていけるといいですね。

もう一点、先日の自刻像課題の作品を放課後自主的に続けていたS・Yくんの作品を紹介します。

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授業終了後は頭蓋骨の構造が弱く、頭部が重い印象になってしまっていましたが
改善されましたね。
粘土付けの魅力を大切に、構造もしっかりとおっていきましょう。


2012年05月24日

●フレッシュバナナクラス自刻像

今日のフレッシュバナナクラスは自刻像の課題でした。
何点か紹介していきます。

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構造がしっかりと繋がってきました。首周りの形をもっとつっこんでつくっていけると
良いですね。

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粘土付けにまだ荒さは残りますが、構造・ポージングともに柔らかく仕上げられています。

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少し動きのつよいポージングですが、動きに上手く対応出来ています。
独特の面白さがありますね。

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首周りにかたさがありますが、しっかりと造り上げてきました。髪の表現も面白いですね。



今後も頭蓋骨制作のレクチャーで学習したことを忘れずに制作にとりくんでいってくださいっ!






■■■■■今日の夜間部は、、■■■■■
友人像の素描と塑造!ちょっと時間的に短くて大変だったかな!?(^^:)
でもとても素材感や表現の幅があって面白い作品がたくさん出て良かったです。
2点紹介します。


K.Kさん(高校3年生):まるでダヴィンチのようなステキな素描になりました!
頭部の形や質感に迫れるともっと良かったですね。
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T.Yくん(高校3年生):粘土付けもいい感じで、凹みの形が押さえられてきてリアリティーがありました。この調子でいきましょう!
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2012年05月22日

●自刻像

今日は、ぷるぷるチェリークラスが自刻像でした。

前回の友人像では体の形が安定しなかった人も、今回は鎖骨、僧帽筋の形を意識して体の形をつかめてきました。何点か魅力の強かった作品を紹介します。自刻像ですのでイニシャルは控えます。

形をグイグイ作っていく作者ですが、ディティールを拾い上げるだけではなく、ディティールを使って全体として何を伝えるか、そんな仕事が見え始めたように感じました。
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表情だけでなく、首まわりの奥行きや髪の毛の流れと頭部の骨格からくる形態感にも手が届いてきました。そうした積み重ねが作品に安定した厚みを与えています。
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こちらは違ったタイプの魅力ある作品です。表情にまだ物足りなさは感じますが、前から見て後ろがきちんと感じられる、やわらかさと形の安定したつながりが心地良い作品になりました。
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皆さんそれぞれ集中力をもって制作に向かっていると思います。ひとつひとつ出来る事を増やしながら積み上げていきましょう。

2012年05月19日

●友人像塑造

今日は先日の骨格レクチャーに続いての友人像でした。
中身を意識しながら制作出来た人も多く、出来上がりに変化が見られました。
頭部への意識は良くなった分、首の理解の弱さが目立つ作品が多かったのも次ぎへの課題が見えて良かったのではないでしょうか。
幾つか作品を紹介したいと思います。

S.Iくんの塑造です。体から頭部まで一つの軸を通し、柔らかく動きを付けながら形を詰めてきました。形を追い込みつつも張りに柔らかさを感じる良い作品ですね。
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S.Eくんの塑造です。表情の変化を丁寧にとらえ、色味の幅がある作品に仕上がりました。彫刻としての形はまだ弱いですが、こういった表現も一つの方向として良いと思います。
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T.Sくんの塑造です。観察と形態の結びつきが良く、理屈を越えたリアリティを感じます。目の表現や髪の毛の扱いなどは課題が残りますが、このような実感のある塑造を今後も心掛けていきましょう。
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T.Hさんの作品です。モデルに対して一歩踏み込んで生命感と形の強さを獲得できました。作品に対する積極性は大切です。頭部の量がもう少しつくとよりバランスが安定しましたね。
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K.Mさんの作品です。首から頭部までの軸のつながりをしっかりとらえ、全体と細部のバランスが良い作品になっています。目線をうまくつかってモデルの印象がよく出ていると思います。
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今日は来月に行う自由制作の説明もしました。
約一ヶ月の時間をかけて、計画、交渉、予算管理、コンセプトメイク、実制作、展示をしていきます。受験とは違った条件で自分を表現するので、とても良いキッカケになり勉強にもなります。この機会をうまく利用して充実した制作をして欲しいと思います。
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2012年05月17日

●骨格の理解

ソフトボール明けの今日は、友人の首像を制作するために、骨格の理解を深める課題に取り組みました。頭蓋骨をただ模刻するのではなく友人の頭部を良く観察し、その人らしさを捉えながら、中身を想像して制作をしました。
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講師の西澤さんも筋肉痛をおしてのデモンストレーション。

頭蓋骨の形態はまだ弱いですが、友人の特徴を捉えたものができたので紹介します。
E.Iさんの作ったK.Wくん。
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そして西澤さんの作ったK.Hくん。もう骨を見ただけでその人の感じがしっかり出ていますね。
参考にしてください。
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明日からはこの上に土付けしていきます。しっかりイメージを固めて制作していきましょう。

2012年05月12日

●ブルータス模刻

今日はブルータスの模刻とアルカイックの模刻でした。

距離をおいて見て、近づいて作る、そのリズムを大事にしたいです。

ブルータスの模刻を一点紹介します。

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R.M君の塑造です。まだ目まわりの印象に合いきっていない部分もありますが、大きなバランスから小さな形の造り込みまで、総合的に良く手が入った完成度を感じる作品だと思います。

模刻の勉強から、モチーフの時代的背景や人体としての骨格的ポイントなど学んでいけると良いですね。