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2009年12月02日

●地平線

都市を歩いていて空を仰ぎ見ることは少ない。ましてや地平線など意識的に感じない限りその存在さえ忘れてしまう。こんな時はやはり旅へでも思うのは私だけだろうか。一本の地平線を見ることは水平線を見ること以上に稀である。いつだっか夜の都庁の展望台から360°の都内を一望したことがある。累々と続く灯りとその建造物に圧倒され、文明というよりも信じがたい程の人間のエネルギーを感じて、単純に「はぁ〜・・!」とため息が出たことを思い出す。ひとつの地平線に交わるように1本立つ。そんな光景を思い、私ならどんなものを立たせるのかと想像し。圧倒される程に林立するビルの間から地平を想像してみる。

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