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2009年10月30日

●近視眼の驚き

モノに近づいてみることがある。視点が変わって違う世界が見える、そんなことを期待してのことなのだが、近頃は老眼も入って焦点もなかなか定まらず辛いのだが、それはともかくゆっくり外堀を埋めるように中心に向かうのだ。手で触れるように目で追いながら、しばし硬直して。対象物と等身大になる、そんな気持ちで。
 遠くを眺めていた私の前に突然出現した虫。一気に焦点を手前移し例のごとく自分の気配を消して眺め入る。不思議さ、というより「これは戦闘機だね」と緊張しながら顔を近づける。動かない虫の神経を思う。私より図太い・・・。と思った瞬間に飛び去った。私の中にどでかい存在を残しながら。
文献によるとミツバチなどの昆虫の羽ばたきは約250回/秒なのだそうだ。
 え?!、どうやって??!!
やはり、降参なのだ。
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