●ゴージャスな卵
恒例となった「全基礎科学生」による「石膏デッサンコンクール」が行われました。
これは、まだコースを選択していない「デッサン基礎」の学生、そして油画、日本画、彫刻のコースの基礎科に在籍する全ての学生(デザイン科は今年度は参加せず)による、一年に一回の全体コンクール。高校1・2年のおよそ120名が参加し、各科の主任、専任、担当講師が採点、講評を行い、トップグループへの表彰も行われる。各科が交流する唯一の場でもあり、そのトップともなる多浪生にも劣らない程のレベルとなる。
コンクールそのものは基礎的な力を見る石膏デッサンでということもあり、各科のデッサンに対する価値観の相違もここではそれ程討論の対象とはならない。ただ、残念なのは、どういうわけか彫刻科の学生が僅か4名と極端に少ないこと。これじゃ日本の未来が危ういよ!この少なさはやはりどう見ても異常。どの美術系の高校へ行ってもこれ程低い比率は無いし、第一、すいどーばた彫刻科へは全国からトップレベルの学生が、指導とその環境を求めて集まって来ると言うのに、学内ではなぜか認知度が低い。まったくもったいない・・・。彫刻の面白さを熟知している私たちにとってはまったく不可解というしか無い。絵画と比べ直接的に情報が伝えにくいということもあるのだろうし、やはり身近な指導者が彫刻の楽しさ、広がり、可能性を身を持って伝えることが不可欠なのだとあらためて思う。
諸君!!彫刻表現は限りなく広く、人間の五感に全てに直結した表現方法なんですよ!!
そう思う人!手を挙げてくださ〜い!!
ちょっとまだ遠慮がち・・・??