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2008年08月06日

●夏の闘い

夏の甲子園がうだるような暑さの中で青春のドラマを繰り広げている。そして世界の人々の祭典、中国のオリンピックも紆余曲折を経ていよいよオープニングを迎える。
 こうした百花繚乱にも似た華々しさは、陰に隠れた死闘にも似た闘いと同義である。選手達へのインタビューで「楽しむ」という言葉が頻繁に出て来る。やれることは全てやり尽くした果ての結論なのだろう。このような境地は単純な楽観主義の先にある極めた人が語る言葉として気持ちがいい。鍛え抜かれた肉体、精神の果てにあるものは快活で自由な境地そのものなのだろう。
 
 全国から集った生徒達による夏の講習会。レジャーとも華やかさとも無縁の言わば地味な訓練の日々が続く。その中で悩み、挫折し不安になりながらも闘う学生達。言葉ひとつで泣き出したり、落ち込んだり千差万別の感情が渦巻く現場でもある。
そう、行くところまで行くしかないのだと思う。きっと楽しさも喜びも、そして自由もその中にあるのだから。
 しかし、やはり生徒に泣かれるのはかなり辛い・・・・。笑顔で元気がやはりいいのだが・・・。
 がんばれニッポン!
 がんばれ諸君!!

今日も孤独な夏の闘い
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