●五月病にはまだ早い
新学期も2週間。桜の花も散り、寒暖の差もおよそ落ち着いて、それにつれて学生の妙に昂った気持ちも落ち着いて来た。このあたりになると学生によっては「フッ」と気持ちの糸が切れて長期の休暇にもう入ってしまう者もいる。
よく学生に「休んで家で何してるの?」と聞くと、「何にもしてない。」という返答。
私の習性からすると「何もしない」事程辛いものは無いと思うのだが・・・。
話は違うが、ある友人に久しぶりに電話して「元気?何してる?」と矢張り尋ねると、「じっとしてる。」とのこと。つまり動くとお金がかかるので「じっとして思索に耽る」ということなんだろう。良くも悪くも「う〜ん・・・」と感心するやら悲惨な作家の運命を思うやら心は複雑になる。
「動くこと」「思索すること」「信じること」、成功の為の3っつの要諦とか。ならば、動く事で思索が始まり、持続することで自分ができると「信じられる」。まずは立ち止まらずに進んで欲しいものである。