●鳥取
26日〜28日と鳥取の校外講習会に行って来た。出発当日の朝は電車の遅延、下車駅の勘違いと絶対絶命も、台風の影響でフライトが1時間程遅れ、奇跡的にセーフ。この旅ははたして全て自分に風が吹いている〜!との強気の出張となった。結果的には、東京都民が今年最後の台風と格闘している間、鳥取は爽やかな風と青空という幸運の女神が微笑んでくれたのでした。
とは言え、現地での指導はかなりハードな内容。鳥取全県内から集合した高校生がコンクール形式でデッサンの順列を競うというもの。指導を含めてのコンクールの為、朝から夕方まで一人一人基礎的なアドバイスを休み無く続けるという具合で、学生諸君も初めての集中デッサンで、いわば短期決戦の合宿というようでもありました。
ただ、悲しかったのは、これほどの学生が集まったのにもかかわらず、なんと彫刻科(家)を目指す学生が一人もいなかった・・・。そして指導の忙しさで彫刻のアピールも彫刻の面白さも披露できる場面も無く、何やら胃袋に消化されずに残った異物のような気分での終了となりました。
倉吉から鳥取空港へと向かう海沿いの道。なぜか水平線はひどく太く暗く見え、「やはり日本海はこうじゃないとな・・」などと勝手に演歌気分でイメージを作り上げてはみたものの、彫刻を志す希望の星には出会えず、何やら無念の帰還となりました。
おまけ
出張唯一の楽しみの現地珍味。今回は珍味より「びっくり」でした。巨大どんぶりでの昼食。