●ベンチ、されど彫刻?
楽しみにしていた科のスポーツ大会も突然の雷雨で中止。
嵐のように通り過ぎた後の公園は、行き場を失った雨でまるで池状態。
光もさし始めた木々の下にベンチがひとつ、というよりその状況はまるで水に浮いた彫刻。
マルタ・パンという作家の作品に「水に浮いている彫刻」というのがあります。白いポリエステル(このベンチも同じ素材ですね)の抽象形の立体がゆったりと水面に浮かんだ作品です。重力が無くなったように浮遊する姿はとても優雅です。
「水に浮くベンチ」というのも機能を有した体験的彫刻と言えるかもしれませんね。