リポンクラスです。
先日のアバタの模刻を紹介します。
石膏像の模刻は彫刻科では頻繁に取り組む課題ですよね。
モチーフの像そっくりに作れるのが目標ですが
そっくりに作る技術を身につける、というのは目的ではないと思っています。
大学に入って、それぞれ様々な表現に取り組むと思います。
もしかしたら映像作品やパフォーマンスをする人もいるかもしれません。
そんな時にも自分はなぜ今この表現をするに至ったのか、これまで先人たちが積み上げてきた彫刻の歴史の上に立って考えてみたり、作品を掘り下げたりするために
今アカデミックに、模刻を通して彫刻の歴史を追体験しているんじゃないかな〜と思っています!
その中で、形を合わせる、正確に作る、というのは、あらゆる表現を大切にする(尊重する)っていうことなんじゃないかな?と、個人的には考えています。
ただ作業的にコピーするのではなく、モチーフの像とじっくり向き合ってみてください〜!
3点紹介します。
Y.Mさん
全体の繋がりを大切に、柔らかく動きを捉えられました。
模刻はここからが面白いところだと思います!
どんどん観察を深めていってください。
K.Hさん
いい方向に仕事できていました!
伸び側の面の流れがとても良くなりましたね。
頭部の形態感をより上げていきたいです。
H.Sさん
組み立てがしっかりしています!
髪の毛をもっと動きと絡めて観察してみてください〜