先週の夜間部で行った構成課題の作品を紹介します。
火、水、土、風の中から一つ言葉を選び、それをテーマに彫刻作品を作りなさい。
今回のテーマは近身な存在ですが、殆どが形状を持つ物とは言い切れません。比較的、現象的な要素が強いこれらの物質に、どの様な形而下を与えるかが課題の困難な要素です。
課題文の読み取り方も重要です。テーマの捉え方によっては形而上的、概念的に形にする事が可能になりますね。
今日は4点紹介します。
S.Sさん
竜巻状の形態から風のイメージが読み取りやすいです。説明的ではありますが、量感の変化に豊富な仕事を感じました。
T.Uさん
作品としてのクオリティがあります。粘土の抑え方、形のリズム感はなかなかの見せ場があります。水の流れを手で受け取るビジュアルも明快です。
T.Tさん(現役入直生)
風の形そのもを説明するのではなく、風が形状変化を与える布を作りました。本来形状を持たない現象的な存在を粘土で上手く構成し、空間を大きく使いこなせました。
R.Sさん
同じく風をテーマに作品にしてますが、全く違う構成になりましたね。
風の持つ流れでしょうか?複雑な形態変化から、風の暴力的でありながらも美しい流れを要素に彫刻にしています。
入直に入って2週間が経ちました。早いですね、、、体力的にもキツくなってくる時期ですが、
高校生、頑張っています。