こちらサロンドプリマクラスです!今日の課題はかなりツッコミんだ内容の構成課題が出題されました。提示された文章から自由にイメージし、それを塑像を用いて彫刻に起こすという課題でした。モチーフも無く全てが自由なうえにエスキースの提出があったりと、大学の授業のような課題ですね。求められていることのレベルはかなり高く、受験の範疇を超えていますが、みんな自分の表現を深めながら良い作品を制作できていました。
その中から選りすぐりの5点を紹介します!
S.Oさん
選んだ文章のイメージと自身の過去の体験からモチーフを決めて形に起こした作品です。質感の差もハッキリ作り分けてあるので色味にメリハリがあります。
J.Iさん
こちらの作品は心情的なコンセプトではなく、粘土という素材を実験的に用いて、シンプルに彫刻の質や空間を楽しめる作品です。工程に複雑さは無いですが、単純な作業を積み重ねることで素材の面白さを引き出しています。とても良い彫刻になりました!
Y.Uさん
あえてシンプルに、シンメトリーに、高さや接地点への配慮など派手さはありませんが、この彫刻が纏う空間にはとても緊張感がありました。用途や意味を言い切る必要はないのかもしれません。この作品は彫刻よりもむしろ遺跡やオーパーツのそれに近いかもしれません。
S.Kさん
意味の捉え方に幅がある文章を独特な観点で紐解き、妖怪というキーワードで表現した作品です。
細部にこだわりが光ります!
複雑なコンセプトで作品を難解にするのではなく、培った構成力と造形力、そしてなにより作品で魅せる!という意志で言い切った作品はやはり強いです。
S.Iさん
サイズ、程よいデフォルメ、えぐられたような構成、全てが絶妙なバランスで響き合い言葉で語るのが野暮に思えるほど、魅力的な引力を放っています。講評で出た“落書きのような彫刻″まさにその通り、とにかくめちゃくちゃカッコイイです!
作者と。迫力ありますねぇ、粘土が持つ妖艶なオーラが何とも言えんハマり方してます!!
こちらは先日の構成課題を延長して仕上げて来た作品です。
M.Sさん
複雑に構成されていますが隙間への配慮が利いているので、そこまで重くは見えないですね。時間をかけただけの密度を感じます!この調子!