ドージョー・リポンクラスでも自由な構成課題で様々なバリエーションの作品が出ました。
ほんとは全部UPしたいくらい正解不正解のない世界ですが、各々違うベクトルながらも良いところが引き立った作品をピックしています。
M.Hさん
画面下にそろった人間の足が見えます。課題から抽出された抽象性が身体を思い切りダイナミックに変形していて怪物の様ですが、その逸脱を今日は最後まで肯定し続け、作者にとって記念碑的な作品になりました。
M.Hさん
記号的な意味の伝達を超え、早くから造形に入り造形の中で作り上げて行けました。360度の動きが気持ちよく流れます。
N.Mさん
人体が渦を巻いて丸まってゆく様なフォルムが独特です。とても力強い塊としての造形は、実は自分の中で筋の通ったコンセプトを徹底的に作り切った結果生まれています。
M.Sさん
課題文から派生した連想が、ユダヤの過越祭につながり、そこから思い切り作業に入ってゆきました。とても個人的なテーマですが感覚的触覚的な粘土の扱いで個人をはみ出して届いてゆく表現の面白さにつながっています。
ディティール。。羊の中身にまつわる様々が炸裂してます!
M.Sさん
派手さはないけど構成、配置、形態選び、、全て個人のもの(私が好き、私が良いと思うカタチ)として消化されていて目をひきます。カタチの言語は意味を超えて届く。
Y.Kさん
立方体と有機的な形態との対比はアイディアとして珍しいものではないですが、作者の背景では、真実を覆い尽くそうとしている負、まやかしのエネルギー、という二項のせめぎ合いが明快なテーマとしてあり、その明快さが生き物のような形態の強さにつながっています。
U.Mさん
メインの正面設定からの見え方がまず明確なイメージにあり、そこに向かってどんどん進めて行けた迷いのない作品。首の動きやアウトラインのフォルムがバチッと決まっていて綺麗ですね。別の角度はさらに練れた要素を残しましたが、その経験、体験自体が貴重です。
M.Kさん
構造の内部にはやり残した部分が残りましたが、行先が既に見えていて後は作業、というところまでは到達できました。構成の仕方がなかなか見ない、繊細さと強さをどっちも持っている作品です。