早いもので今日で1学期の通常授業も最終日、残すはコンクールのみとなりました。
プリマクラスからアバタの模刻を紹介します。
M.Tさん
さまざまな角度から観察しモチーフらしい形、動きが拾い出せています、ただ作るだけではなく対象を理解していくことが大切ですね。
早いもので今日で1学期の通常授業も最終日、残すはコンクールのみとなりました。
プリマクラスからアバタの模刻を紹介します。
M.Tさん
さまざまな角度から観察しモチーフらしい形、動きが拾い出せています、ただ作るだけではなく対象を理解していくことが大切ですね。
サロン・ド・プリマクラスです。
先週の課題で、任意の直方体+パプリカ、紙風船、水袋の中から一つ選んで構成塑造をしました。
構成塑造は、芯棒・空間の使い方・モチーフの性質・質感などその他にも意識することがたくさんあり一筋縄ではいかない課題です。自分がイメージした通りに作れる力も大切ですが、想定外のことが起きた時に臨機応変な対応が出来る力もつけていきましょう。
今回は1点紹介します。
M.Sさん
モチーフの性質を上手く利用した構成です。直方体の凹みの形と水袋が圧迫されることによって生まれるハリの形の対比が見せ場としてしっかり決まっています。細部まで責任感のある仕事が出来ているのも良かったです。
今日のサロン・ド・プリマクラスは床に置かれた枕木と円盤投げの組みモチーフのデッサンでした。
彫刻の基本である床の意識は、どんな課題でも大切です。個人特訓も含めて強化して行ってください。
今日は一点紹介します。
M.Mさん
誰よりも長く離れて確認していました。デッサンは描けば良くなるというものではないです。モチーフの状況を正しく判断して、正しく伝える。それがデッサン力です。この作者は最近デッサン力がメキメキついています。この調子で頑張って下さい!
プリマクラスではジョルジョのデッサンをしました。
細部の装飾に惑わされずに構造や動きを冷静に捉えていきたい像です。
全体的にプロポーションの精度や空間の見え方など弱い部分はありますが、それぞれ魅力を感じる部分も出てきたので1学期後半戦もさらに集中していきましょう!
今回は2点紹介します。
O.Sさん
集中力を感じるデッサンです。細かいところにも仕事が行き届いているので見応えがあり、作者の腕を感じる一枚です。質感などはさらに上を目指していけると良いですね。
U.Pさん
絵としての派手さではなく実直な観察が魅力的なデッサンです。ゆったりと捉えた体に対して頭部の描写がしっかり決まっているので、顔面にパッと目がいきとてもジョルジョらしいですね。
こちらドウジョウリポン です。
今回は任意の直方体とパプリカなどのモチーフとの構成課題でした。
みなさん、構成のアイデアは意図がありバリエーションが豊富でしたね。その反面、アイデアを具現化するにはもう少しだったと思います。塑造力、精進していきましょう!
Y.Mさんの構成
静かな緊張感。現実にあり得る構成です。その為には責任を持った造り込みが必須となります。造形力が物を言う戦い方、ありですね!!
M.Sさんの構成
実技は自己紹介でもあると言える好例な仕事ですね。ゴロゴロっと物が崩れることでドラマが始まる。そういう方向性を自分は造りたい!!実技を通してどんな人間なのか?しっかり伝わってきました!
A.Sさん
無機質と有機質を程よく対比させたスマートな見易い仕事です。構成の基本(対比)を抑えられてますね!これが足がかりとなり、更なる高みを目指せるのです。
講師田中の個展のお知らせです。
田中綾子 個展「今日」
会期
7.10(sun)-7.23(sat)
12:00-19:00(最終日 17:00まで)
休廊日 11(mon),19(tue)
会場
galerieH(ガルリアッシュ)
東京都中央区日本橋小舟町7-13
東海日本橋ハイツ2F
ぜひ、お越しください。
よろしくお願いいたします!
先日サロン・ド・プリマクラスではウサギの塑造を制作しました。
彫刻科の課題の中では、ほぼ毎日と言って良いほど「身体」について考えます。石膏像も人体ですし、今日制作したウサギも身体です。動物がモチーフになるとき、彫刻科では必ず生きているモチーフを観察しながら彫刻を制作します。表面をリアルに作ることが目的ならば動かない剥製や細部の拡大画像を見ながら作った方が合理的です。しかし我々彫刻科が目指す作品はそういった表面的な観点ではなく、生きている対象と対峙する中で作者が何を感じ、それをどう伝えるか。ウサギが放つ気配までをモチーフとして捉えていく、それが彫刻科において大切な観察になるのではないでしょうか。
今回は4点紹介します!
S.Oさん
制作中ウサギたちは高い台に乗っており、大きな人間に囲まれながら長時間見つめられています。これはウサギからするとかなり居心地が悪い状況ですね。この作品は視線や重心などをうまくコントロールして、少し緊張しているウサギの様子を繊細に捉えられています。
R.Tさん
後ろ足の毛繕いをする姿がとてもウサギらしいです。巻き込むような身体の動きと対照的に広がっていく空間を耳やボディの動きを使って魅力的に表現しています。
K.Oさん
派手な動きだけが生命感ではありません。この作品はあえてじっとしているポーズを選んでいます。微妙な目の開き具合や足先までの緊張感など作者の心配りを感じます。粘土の質感もとても強い言い切りがされており、そのハリによってウサギの温もりや息遣いまでも感じられそうです。
M.Sさん
遠くを伺うようなポーズで、これぞウサギといった王道勝負の作品ですね。完成度も高くその姿勢に見合ったクウォリティです。分かりやすすぎる構成を選ぶとウサギはすぐにキャラクターっぽくなりがちですが、観察と素材のやり取りによって見事にウサギのイキイキとした姿を捉えた彫刻になりました。
自由制作期間が終わって、それが良い充電になったかのようにデッサンに集中できている学生がメキメキ成長中。良い作品が多くなりアベレージが上がってきたので絞っていきます。
Y・Kさん
黒が整理されパワフルな中にも抑制が効いてきました。炭の使い方がやり方にならずとても真摯。
M・Hさん
最近ハラを決めて全身這うように見まくってますね。堂々としたとても良いデッサン。覚悟した感じが伝わります。顔の印象や向こうの胸から肩への距離、形態、あたりにまだ伸び代あります。本人もそこに自覚的なのがとてもいいです。
ドージョー・リポンクラス、ブルータス。各々難はありつつも、全体的な見方は成長していて対象に迫りつつあります。
M.Oさん
色と形を丹念に追っていて、それでいて近目になりすぎずに客観性を維持できました。とても綺麗で良質のデッサンです。
M.Hさん
プロポーション、サイズ感に関してさらに伸び代がありますが、力強くブルータスらしい量感と書き込みのバランスが誠実で良いです
Y.Kさん
途中かなり黒くなりましたが、しっかりとした形態感で質も取り戻しつつあります
N.Mさん
こちらも炭の扱い方、詰め等まだ難はありますが、ゆったりとした全体間が一番ブルータスでした!
S.Mさん
右側の肩のボリュームがもっと欲しいですが、繊細に明度差を追っていて空間が綺麗ですね
サロン・ド・プリマ クラスから奴隷のデッサンの紹介です。
瀕死の奴隷という名とは相反する動きや表情、生々しさを感じる彫刻です。デッサンする中でモチーフの魅力や特徴を見つけていけると良いですね。
S.Nさん
明るいトーンの調子が綺麗で全体像の見え方がとても自然ですね、さらに形の描写も明快で奴隷らしい形が描けています。
ドージョー・リポンクラスです。
課題はうさぎの塑造でした。
彫刻科で動物塑造を行うときは、剥製ではなく生きた動物をモチーフにして塑造を行います。
形やバランスを合わせるだけなら剥製でも良いはずですが、なぜわざわざ動き回る動物をモチーフにするのでしょうか?
それはきっと、動いている動物をよくよく観察することでしか見えてこない、知ることのできないことがあるからだと思います。
どこか動いて、どこは動かないのか。
体重が移動するときに、脚だけではなく胴体や首、頭がどのように連動しているのか。
目の前のモチーフをよく見ずに、自分勝手に作品にしようとしてもなかなか上手くいきません。
モチーフから観察したことを丁寧に積み上げて、彫刻として構成していく力が必要ですね。
2点紹介します。
Y.Mさん
うさぎらしいバランスをしっかりと捉え、動きを柔らかく組み立てられています。
地山との接点や質感表現は研究の余地がありますが、全体に気遣いができていて実力が窺えます。
S.Mさん
少し野暮ったいところがあるものの、地山をただの平らな地面として処理してしまわずに
塑像板上全体を作品として仕上げることができています。
じっくり見ていくうちに魅力が伝わる温かい塑像でした。
今日は塑造体験でした!
みなさんとても楽しそうに制作されてましたね!
うさぎ・模刻・手の塑造に分かれての制作です。
美受験を志す学生には進路や専攻についての相談にものります。地方生にとってはありがたいですね。
講評ではいい作品がたくさん並びました。
一部ですが紹介します。
力作ぞろいですね〜、楽しさが伝わってきます!
みなさん本当にお疲れさまでした。
そろそろ夏の受験対策を決める時期ですね。
受験生は夏に一気に実力をつけたいところです。
思い切って一段二段、自分を高めに来てください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
詳細はこちらです
2021年度芸大合格者二次試験再現
9年連続東京芸大合格者が過半数のドバチョウの夏季講習。夜間でガッチリ彫刻対策を行います!
夏は実力を大きく伸ばすチャンスです。講習会中は彫刻科専門の指導スタッフが毎日、複数来て指導に当たります。
また、さまざまなモチーフに集中的に取り組むこともできます。
まだ実技経験数の少ない現役生、一浪生は昼6時間、夜3時間のコースを組み合わせて、複数期の受講することをお勧めします。
短期は CAA,CSA 模刻強化コース
前期、中期は CAB,CAC 彫刻総合コースとCSB,CSC夜間芸大二次強化コース の組み合わせ
更に、初心者向けにCTB,CTCと夜間基礎力強化コースも用意しております。
後期は CADデッサン強化コース、CSD夜間人体彫刻コース がお勧めです。
短期の模刻強化コースは模刻のみに特化したコースです。一日の授業時間も7.5時間なので、じっくりと時間をかけて模刻に取り組むことができます。
塑造力を強化したい人は短期は CAAかCSA模刻強化コース、前期中期は CAB,CACと彫刻総合コースを、後期は CSD人体彫刻コース と受講すれば塑造力を強化することができます。
体力に自信のある人は、前期中期のCSB,CSB夜間芸大二次強化コース を組み合わせることで更に塑造経験を積むことができます。
どうしても夜間受講できない!という人は、短期は CAA模刻強化コース 前期、中期は CAB,CAC彫刻総合コース、後期は CADデッサン強化コース を受講すればデッサン、塑造の実技にバランス良く取り組むことができます。
また、夏から始める方、初心者の方には CTB,CTC夜間基礎力強化コースを組み合わせることをお勧めします。
すいどーばた彫刻科が1学期に行う同様のレクチャーや現役芸大生によるデモストを設けます。
都合で長期間の受講ができない人は、短期間を昼夜受講することで、多くのことを経験することができるのでお勧めです。
みなさん、自分にとって最適なコース選択で、夏季講習を充実したものにしてください!
短期
前期
中期
後期
先日自由制作展が開催されました〜
午前中、怒涛の片付けと作品設置を歯を食いしばりながら行い、午後からアーティストトークと題して自身の作品への想いを徒然なるままに語ってもらいました。
ここ最近思うのですが、年々発言の歯切れが良くなって来ています。また借り物ではない、自分の中から湧いて出た事をきっかけとした作品が増えています。
正直、よく1週間で造ったな!と思う仕事に驚いています。
被り物の作品が偶然隣同士に!
全作品はこちらから↓↓↓ 夜間部もありますよ〜
講師の阿部がグループ展に参加します。
お近くへお越しの際はぜひお立ち寄りください!
※初日13:00〜
日曜休み
土曜日と最終日は17:00まで
以前ブログでも紹介した、小野先生が制作した関口学院長の首像。実はこれ石膏どりまでしてありました!
こちらが原型となった塑造の関口先生。
そしてこちらが石膏像に生まれ変わった関口先生です!
なんだか神々しいですね〜
形が同じでも素材が変われば違った印象の彫刻になるんですね。彫刻って面白い!
この首像を石膏どりする様子がすいどーばたのYouTubeチャンネルにアップされています。
粘土で作られた作品がどのようにして石膏像になっていくのか、意外と知らない人も多いと思います!この動画を参考に石膏どりをマスターしちゃってください!
高評価&チャンネル登録よろしくお願いします!
自由制作前に行った素描を紹介します!
課題は「素敵な場を探し素描しなさい」でした。
S.Oさん
スッと見せ場に視線が誘導されるような構図選び、丁寧な描写が魅力的ですね。
しっとりと冷たいコンクリートの質感だったり、ここに座った時のちょっと湿ったような空気が伝わってきます。
K.Oさん
少し暗いどばたの1階から眺めると、外の景色は白く眩しい光に包まれているように見えます。
何気ない景色ですが、素直に現象を拾えていてリアリティがあります。
「暑くなってきたな〜」という感じがして良いですね。
M.Tさん
最初から狙いを持って絵作りができていました。
奥のドアからほんの少しのだけ漏れる光が効いていますね。
M.Sさん
モチーフの数や固有色、質感や距離の違いなど、よくよく見ていくと複雑な景色ですが
すっきりと見やすく描くことができています。
「見たまま」を描くのは実はとても難しいです。良い仕事ですね!
Y.Kさん
思い切った構図で迫力のある素描になりました。
丁寧に調子に変化を持たせ、奥行きを上手く表現できています。
普段はあまり目にとまらないような場所も、視点を変えてみると面白いですね。
M.Sさん
密度のある仕事で、見応えがありました。
柔らかい光が差し込んで、壁や階段にキラキラと反射している様子にはリアリティもあるけど
ちょっとフィクションのような感じもして、心惹かれます。
すいどーばた美術学院彫刻科は今年も自由制作展を開催いたします。
日程:
6/11(土) 14:15〜21:00
アーティストトーク
昼間部 14:15〜 / 夜間部 19:00〜
6/12(日) 10:30〜16:30
場所:
すいどーばた美術学院校舎内
学生による現時点での精一杯の表現、是非ご高覧ください!
いよいよ作業も大詰め!
明日の開催にむけてラストスパートです!!
大作でも計画通り!
完成度高いー
壊れないように〜
自分と向き合っています!
ここからどうなる?
廃材?
ゴールが見えてきた!
誰?!
針金も素材です。
色も着きます。
思いを込めて!
毎日衣替えー
このコツコツが大事!
跳んでます!
ん、お菓子?!
明日の午後からはアーティストトークですね。
楽しみにしています!!
今年も彫刻科自由制作展が12日に開催されます。
表現、素材、大きさ、場所、全て自由!
制作期間は5日間、各々のプランに沿ってスタートしました!!
どんな作品になっていくのか楽しみですね!!
塑造体験してみようの受付が6月16日(木)18:30までで締め切りです!!!
水粘土による制作体験と、質疑応答、個別面談を行います。
塑造してみたい方、興味のある方は、奮ってご参加ください!
実施日時
2022年6月19日(日)10:30ー17:15
会場
本学院地下1階、彫刻科アトリエ(教室は当日、本館入口前に掲示します。)
実技内容
塑造[動物・石膏像模刻・手・より選択](水粘土)
※お申込時に選択してください。
対象
高校生、高卒生、彫刻科で美大受験を考えている人
持参物
作業着もしくは汚れてもいい服装(道具は貸し出します)
* ただし、自分のものを持っている人は道具をご持参ください。
申込方法(定員になり次第締切ります。早めにお申し込みください。)
下記のいずれかの方法でお申し込みください。
◎インターネット: 下記の詳細のリンクからお申込みください。
◎ 窓口: 申込書を直接、事務受付に提出。
申込期限
実施日の3日前 (6/ 16)18:30まで
※前日および当日受付はいたしません。
特典
この体験入学を受講した方は、2022年度夏季講習会を受講申込する場合、申込料(5,000円)が全額免除されます。
また、入学の際、入学金の免除特典(20,000円)を受けることができます。
お申し込み・詳細は
こちら↓↓↓↓
先週はデザイン科講師のレクチャーを受けてから、描き出しデッサンを数枚をこなし、
そして今回、「じっくり描く」という計画で1枚に臨みました。
初動からの安定感と確認作業が増えた結果、皆なかなか良い内容です。
あずかりにはならないものの、デッサン強化の成果をいくつか紹介します。
E.Sさん
構図は少し大きいながら、しっかり精度が上げられています。
逆光のバルールも取れていて、描写のバリエーションの多い作品です。
C.Yさん
塑造的によく描けています。
手前の設定がわかりやすく、頭部の形態感や顔の印象もどんどん近づいてきました!
A.Tさん
難しい正面位置ですが、箱の意識で厚みがちゃんと出ています。
描写も強気で良いのですが、もう少し細部の影色が自然な調子になるといいですね。
T.Uさん
顔面に多少癖っぽさが見られますが、堂々とした見上げの迫力があります。
ブルータスらしい面の強さがあるデッサンです。
たくさんの収穫がありましたね、この感じを継続していきましょう!