2022年5月アーカイブ

昼間部講師による彫刻論!

先日、講師による彫刻論の後半戦が行われました!今回の登壇者は3名です、三者三様のキャリアの中で彫刻に関係があったりなかったりする話を話して下さいました!

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まず一人目は小野先生。幼少期の粘土遊びから、浪人、大学、そして現在の制作へのつながりを話してくださいました!

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続いて足立先生、小川先生です!

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足立先生は普段制作している木彫作品の紹介や、それらの形のルーツなどを教えてくださいました。

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大トリ小川先生は去年から着手されていたラグビーのトロフィーの話から始まり、ラグビーボールをモチーフとした最新作まで、もはやラグビー論でしたね!

彫刻科のスタッフ陣は講師である前にみんな作家です。普段の指導では中々見えない講師陣の表現者としての素顔が少し見えたのではないでしょうか。学生のみなさんも来週から自由制作が始まりますね、自由に自分の表現を見つけてください!

描き出し特訓

有作先生のレクチャーを踏まえて、3時間の描き出し!

描き出しの時点でしっかりと完成をイメージし
構図やプロポーション、明暗、空間、動きなどなど
様々な点に注意しながら像を観察し、印象をガッチリ掴んでいきたいですね。

2点紹介します!

S.Oさん
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短時間でとても明快に捉えられています。

S.Mさん
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観念的な仕事や手癖が入らずに、ゆったりと像の持つ空間を捉えられています。

デザイン科講師によるデッサンレクチャー

デッサンレクチャー第2弾!

今年もやって参りました、デッサンの神ことデザイン科の有作先生のレクチャー。
光と陰影を写していく王道スタイルなのですが、工程ごとに明確な意図があってとても勉強になりました!

本日は昼間部と夜間部の両方共に解説を交ながらデモストをしてくれました!

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昼間部でのデモスト90分間の経緯です。
なんと言ってもこの精度とスピード、最終的な絵の見え方は圧巻でした!

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これは夜間部でのデモストです。

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2hです、お見事!!

有作先生お疲れ様でした!

パースレクチャー 静物素描

先日行なわれたパースレクチャー後に描かれた、静物素描を紹介します。

S.Oさん
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物同士の関係や隙間の抜けがよく描けているので奥行きの空間がスッキリ見えます。

M.Mさん
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台上に置かれた状況が分かりやすいのはもちろん、光線状況も魅力的に描けていますね。

自分の見た視点が画面上で伝えられるように物の見方を鍛えていきましょう。

昨日のレクチャーを受けて、学生もラオコーンのデッサンを描きました!
勢いのあるモチーフですが、構造やプロポーションなどベースの仕事はシビアさが求められる像ですね。今日は3点紹介します!

Y.Uさん
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量感、空間、ダイナミックな動き、高いレベルのデッサンです!トルソは腰をおざなりにしては捉えられません。このデッサンはしっかりと腰から上体にかけての捩れを捉えています。

M.Mさん
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綺麗な空間が魅力を生み出しています。色味の魅力だけではなく、構造面での見え方も良くなりました。人体の構造を幾何形態に置き換えた時に見える箱の積まれ方が正確に捉えられています。

R.Tさん
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逆光の劇的な光を魅力的に捉えています。タッチが強引になり、絵が散らかった印象になることが多かった作者ですが、この作品はそういった個性が魅力に繋がっています!


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こちらは小野先生のデモンストレーションの続きです。昨日の仕事で構造面をしっかりと捉えたベースを作り、今日の仕事で自然な光を取り入れながら描写を進めていきました。昨日の画像と見比べながら参考にしてみてください!

彫刻史第一弾!

コンクールの講評後、午後からは阿部さんと野畑さんによる彫刻史!!

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まずは阿部さん
紀元前20000年から続く彫刻(具象彫刻)の歴史に触れます。
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前の時代の影響を受けながら、その時代時代によってどのように彫刻が発展していったのか、流れを見ていきました。

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古代彫刻から近代へ、そして現代へと繋がっていきます。


そしてここからは野畑さんにバトンタッチ!

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「抽象」って何?「コンセプチュアルアート」って??
じゃあそもそも「彫刻」ってどっからどこまでなの???

そんな、普段疑いを持たずに接している事柄に対して
今一度立ち止まって、ちゃんと自分で考えてみない?
そんなお話でした。

今回は時間の関係で、すごーく面白いところの入口を覗いたところで終わってしまいました。

次回、彫刻史第2弾を必ずやりたいと思っていますので
日程の発表をお待ちください〜


みんなそれぞれ、彫刻について、芸術について調べようと思っても
そもそも糸口がないとどう調べて良いかがわからず、難しいですよね。
今回はそのきっかけとなるようなお話だったかと思います。

今回知った中で、ちょっと気になる作家、心に引っかかった用語などをきっかけとして
各々で掘り下げていってもらえると良いなと思います。
学校という場所を離れると、その時点で知っていることを掘り下げることはできても、糸口を人から与えてもらうということは滅多になくなります。

こういった機会を大切に、楽しみながら学んでいきましょう!

デッサンレクチャー〜

レクチャーも佳境に入って参りました。

今回は自他ともに認めるデッサンの鬼!小野講師によるデッサンレクチャーです。

まずはスライド180数枚を用いてデッサン論!ここでは技術的な話は一切なく、そもそもデッサンとは?デッサン力とは?と言った根幹をテーマに展開。他の科のデッサンの特徴など縦横無尽に横断し、図解の果てにデッサン曼陀羅が出現しました!

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要素を区分した描き出し例。分かりやすい〜

その後はデモストに移ります。デッサン中どんな事に注意しているのか?どういう心境なのか?見えたモチーフ(きっかけ)の状況を二次元に置き換える為に色々な角度から思考を張り巡らせます。木炭の削り方から炭を抑える指先のコンディションへのこだわりなど、沢山話も聴けました。

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デスケルは両手で!正しい角度で持つのだぞ〜

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レクチャー後は即実践!! 良いのが描けるぞ!!

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こちら小野先生のデモストです。(1時間)

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さらに進めて3.5時間。ここまで来れば集中して描写の仕事に入れますね。

パースレクチャー

先日、昼間部と夜間部のパースレクチャーを小川が担当しました。

レクチャーの前半は基礎的なパースの説明、楕円、水平垂直、軸、補助線の話、
応用編では設置、箱、立面、正中など、静物以外の石膏像、人物、動物などを例に、彫刻の構造に関連づけた内容に触れました。

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昼間部のモチーフ
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夜間部のモチーフ
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これを機会にモチーフの見方を増やしていきましょう!

コンクール自刻像

4月からの数多のレクチャー、その成果を見てみるべき塑造コンクールを行いました。

課題は自刻像、骨格や構造、動きに伴う構成、生き生きとした生命感あふれる粘土付け、様々な要素を盛り込めます。

みんな良い制作できたかな?

今回は自刻像ですのでイニシャルは控えます。

1位
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空気感、雰囲気ありです。

2位
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形態がしっかりしてます。

3位
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情緒的、世界観ですね。

4位
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スケール感、広がりを感じます。

動物塑造

動物レクチャーを踏まえて、12時間で動物塑造!

クロッキーの成果か、全体的に大枠のバランスがよかったです。
ただ、動物塑造はそこからです。
どういった意図、意思を持って作品として仕上げていくか
楽しくもあり、責任感が問われるところですね。

まだまだ始まったばかりですので、貪欲にチャレンジして下さい。
トライアンドエラーで!

ドージョー・リポンクラスから2点紹介します。


Y.Mさん
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総合的にバランスの良い仕事でした。
頭部の印象はまだまだいけますね。
粘土の扱いや、動きの繋がり等ももっともっと高みを目指していきましょう。

M.Kさん
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なんと初めてのアヒル塑造とのこと…
バランス、自然さ、アヒルの可愛らしさ、初めてとは思えない精度と完成度でした。
この素直な観察で、見えるものを更に増やしていって下さい!

マイクとスピーカー

彫刻科に新しい仲間が加わりました!!

マイクとスピーカーさんです!!

これまで換気扇やマスクなどで声が聞きにくい時もありましたよね。

これで講評時の話が格段に耳に入って来ます!!

早速明日のコンクールの講評で登場予定ですよ。

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これからもガンガン講評しちゃうのでヨロシク!!!

講師グループ展のお知らせ

彫刻科講師の小川(齊藤寛之)と阿部光成がグループ展に参加しています。

場所は前主任の西島雄志さんの経営するgallery・studio・cafe newroll。
小品の展示即売形式で西島さんや基礎科の浅井拓馬先生の作品もございます。

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お越しの際は事前にギャラリー情報をチェックし、アポイントメントを取ってからお願いします。

彫刻論 第一弾

来たる6月の自由制作に向けて、講師の彫刻論がありました!


まずは綾子さん

最近取り組んでいる作品の紹介から、なぜこのような制作の方向になったのか?その辺りを丁寧に話して下さいました。

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彫刻の可能性の半径を自分なりに広げていくような内容には勇気をもらえましたね。

そして自宅兼アトリエのお話もありました。自分でマンションをスケルトン状態からリフォーム!!
刺激になります〜


続いて阿部さん

スライドを使って、作品のこと、素材のこと、空間のことなど話していただきました。

そして今回も昨年に引き続き、実際に石に触れながら
制作の基本のこと、体の使い方など学んでいきました!

70キロもある石をどうすれば安全に人の力で動かすことができるのか?
彫刻、立体作品を造っていく上ではとても大切なことですね。

学生も4人一組で石を移動させました!

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せ〜のっ!!
麻布を使うと、力自慢の人でなくてもスイッと持ち上げることができました。
ちょっとした工夫と知識で、制作の幅が広がります。


最後は野畑さん

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最近の作品を簡潔に紹介!とても魅力的な形態や表情の彫刻たち。

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この粘土、乾燥するととてつもない強度を誇ります!

その後は作品の主素材である樹脂の種類の解説や、長年の研究の成果で開発したオリジナル粘土の
製造過程を惜しみなく披露!素材から作ってしまうなんて驚きでしたね〜

彫刻論第二弾は26日(木)の夜間です!!お楽しみに〜

手の塑造

前日の手のレクチャーと粘土クロッキーに続いての手の塑造です。
柔らかい物が多い印象でレクチャーが効いている印象を受けます。
秀作をいくつか。

プリマクラス
M.Sさん 
全体の自然な力加減がなかなか良いですね。以前より柔らかく捉えられるようになりました。
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リポンクラス
S.Mさん
過剰な部分もありますが動きが連動していて滑らかです。この数ヶ月で技術レベルがとても上がりました。
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M.Sさん
3次元的に狙いをもって組まれた円環構造。左腕外側のほぼ垂直のアウトラインが作品全体をグッと引き締めて構成の軸になっています。
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A.Sさん
工芸科出身のSさん。さすがです。誠実な観察と作業の丁寧さでとても目を引いてました。
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K.Hさん
明快な意図のある吊るしの表現が、すっきりとした空間の中に生きています。観察もなかなか頑張っています。
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U.Tさん
長い腕を生かし粘土板の上の空間を大きく、気持ちよく使った構成です。
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動物レクチャー

4月から様々なレクチャーが続いていますが
今回は動物レクチャーでした!

まずは動物塑造のポイントや取り組むときの意識、よくモチーフになる鳥の特徴などなど
大事な話が盛り沢山!

そのあとは普段は見られないケージの外で動き回る動物たちを観察
どんな風に歩くのか、種類によってどんな仕草の違いがあるのか
動いている姿から得られる情報ってとても多いですね。

また、塑造するにあたって真上から見た形が観察できる機会というのは貴重だと思います!

動物への理解がかなり深まった時間になったのではないでしょうか。


そして午後からは粘土クロッキー!
模刻や手でも粘土クロッキーをしましたが、本当に大事です。
力をつけたいなら、「他の人よりも1つでも多く粘土クロッキーするぞ」という気持ちで
「このクロッキーはこういう狙いでいこう」としっかり意識して、自主練してみると良いんじゃないかなと思います。
実技は質も量もどちらも大切です。

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こちら2点はデモストです↓
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手を極めたい!

本日は手のレクチャーを行いました。

生まれた瞬間から目の前にいつもある手。だけど描いたり造ったりすると意外と知らないことだらけ。高校時代の友人は卒業アルバムに宝物を自分の手と書いていました。

そんな素敵な存在の手を美しく力強く捉えたいものです。

レクチャー後は手をモチーフに45分粘土クロッキーです。
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面性で捉えています。

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肉感で握り具合は分かります。

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指のよじれが良いです。

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手らしいライン!!

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王道のポーズ!

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45分ですが充実の仕事!!

単にプロポーションを合わせる事ではなく、手の持つ流れや動きによる仕草を感覚的に捉えた結果プロポーションが合ってくると考えても良いでしょう〜

粘土クロッキーを繰り返すことで、完成が目的ではなく動かしながら捉えていくことが大切だと分かって来ます。今回掴んだ感覚は他の実技にも活かして下さい!!

まずはウォーミングアップ!

今日から明日にかけての模刻課題がスタートしました!じっくり時間をかけれるこの時期に苦手意識を克服しておきたいですね。
ですがその前に、実は塑造でもクロッキーは重要です。まずはモチーフがどれくらいの量感なのか、どんな構成・動きをした彫刻なのか、それを知ることが大切です。最初からきっちり測ることが逆に遠回りになることもあります。クロッキーの中で粘土を大きく動かしながら、感覚的に捉えていきましょう。

まずは講師が30分クロッキーをやってみます。

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両者とも細部や正確性ではなく、もっと感覚的な印象を探っています。ブルータスはまず何と言ってもガツっとした量感が印象的ですね。メヂチにはその家柄を象徴するような華やかさがあります。作者は両方とも巨匠ミケランジェロ。同じ作者であっても、作品が生み出している空間にはそれぞれ違った魅力がありますね。粘土クロッキーのコツをあえて言うならば、短時間でその対象の魅力を引き出す、そんな感じではないでしょうか。

短時間でのクロッキーは最初は中々難しいと感じるかもしれませんが、積み重ねていくと効果が現れます。時間を見つけて自主的に取り組んでください。周りと差をつけるにはみんなと同じことをやっていても仕方ないですからね。人知れず影での努力が合格につながります!

夜間部 模刻レクチャー!

今週の夜間部は模刻レクチャー週間です!
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初日は模刻の基本姿勢や基準などについて解説。
後半からは講師アイザックのデモスト。実際どんな動きをして作るのかを、解説を聞きながら見てもらいました!
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こちらがデモストになります!
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1時間ほどですが明快な組み立てで進めています!

そこから3、4時間ほど作り込んだ物がこちらです!
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構成塑像

今日は先日行われた構成レクチャーを踏まえてパーツorマスク石膏、垂木、ロープを使った構成塑像でした。

サロン・ド・プリマクラス

R.Kさん
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とてもシンプルな構成ですが垂れ下がるロープが自然に見えることで全体の浮遊感が見えてきます。

K.Oさん
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個々のモチーフをうまく使い、マスクを取り巻く空間がうまく演出されています。

続いてドージョー・リポンクラス

Y.Mさん
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量感あるマスクが上方に来ています。これだけで見応えがありますね!レベル高い芯棒が組まれていると思われます。経験が生かされていますね!!

大型塑造!

春季講習の表現コースの作品を継続して仕上げました。
大型になればなるほど困難になってくるのが彫刻です。
途中、粘土が崩れる落ちるハプニングや一度作った所を思い切って改良するなど長期制作ならではのやり取りが見られました。

M.Sさん
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等身の人体塑造です。ちょうど今年大学に受かった学生も、いま人体塑造を制作してい流頃ではないでしょうか。先に受かった人たちにも負けてられない。そんな静かな熱気を感じる作品です。

S.Mさん
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大学の卒制に匹敵するほどの大作、この経験は今後の課題制作にも大きく影響していくのではないでしょうか。


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作者が乗ると騎馬像になります。

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みんなで乗ると、乗馬ツアーになります。

放課後はみんなで協力して解体しました。
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空間を共有する仲間同士、助け合いの精神。彫刻って素晴らしいですね。

粘土にまつわるあれこれの日

連休明けの今日は「粘土の日」と名づけ、初心に戻り粘土練りからスタート。

まず連休明けの体慣らしで、手びねり、短時間で手を作りました。

その後は立方体と球体を作り一度講評した後で、さらにその立方体と球体に、硬い柔らかい、重い軽い、など、想定された重量と質感表現を付け加えてゆく練習をしました。

多くの人がなるべくなら回避したいと思っている幾何形態ですが、逆にストレスに感じずに作業に徹しサクサクとこなして行けるようにしたいですね。

また重力、質感、の「らしさの抽出」は彫刻における表現力の要になると言っても過言ではないでしょう。部分的に柔らかくするのではなく、構造全体がどのくらいの強度で重さでどういう物質なのか、、まで想像させられるようなものを目指したいですね。この辺り常に意識して取り組みましょう。

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クロッキーレクチャー

昼間部合同授業。
クロッキーレクチャーの模様です。
レクチャーと言っても実践より理屈が優ってはどうしようもなく、クロッキーはまずひたすら数をこなすことです。それこそ理屈、理性が介入できない短時間で数を何枚も何枚もひたすらこなしてゆきます。
3~7分の間でひたすら実践しながら、重心や設置を正確に読み取り描く方法などをレクチャーしてゆきました。
この後の連休でもクロッキー課題がたっぷりと。
とにかく「気合!」とか言ってるヒマがあったら、気合入れなくて良いから一枚でも二枚でも多く描きましょうね。
肩がリラックスしていることが重要です。

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