昼間部はレクチャーで始まった構成課題の講評を向かえました。
各チームから秀作を少し。
ニコニコ21クラス
K.Oくん
構造的にも表情的にも、より魅力を付加できる道はあったかと思いますが、布の軽さ、動きを技術的にちゃんと見せることで潔い作品になったと思います。
Y.Mくん
すっきりとした構造の中にも、節々にラインが単調にならないような気遣いがあり目をひきました。
ハピネス★ゆめクラス
S.Iさん
アクロバティックな部分はほとんどありませんが、中央に配置されたマスクのストレートな存在感と、布の表情や石材の軽さの表現がなんとも言えないバランスで構成されていて小気味良い空間でした。
F.Sくん
やや分かりやすいオモテ・ウラ的構造に陥りそうでしたが、布の上部を使ってさりげなく新たに「面」を付加することで柔らかい動きが生まれました。
一昔前、2000年代くらいまでは過去の参考作品も豊富に揃っていたわけではなく学生がそれぞれ色々な試みをしながら完成アイディアをひねりだしていましたが、近年は良い見本の資料がそろっているためどうしてもそれらに似ていってしまうという問題があります。
そういった予定調和を裏切ってゆくような個々人の発想、エネルギーを出力する方法を模索してゆきたいですね。