本日のしらすクラスはグデアの模刻でした。
現代では量や構造、動きといった彫刻の要素を言語化し、概念を工夫した言葉で表していますが、グデアを造ったその時代では、彫刻家の中で面や稜線などの概念やそれを指す言葉はあったのでしょうか?もしそれらが無かったとしてもグデアからは、稜線や面をしっかりと感じます。
そんな中タイプの違う仕事を紹介します。
L.Iくんのグデア
出だしから印象が良かったですね。素直に見て造るだけではなく、彫刻的解釈を取り入れた仕事により、しっかり形に踏み込めた印象を受けます。
N.Oくんのグデア
他にも自然な佇まいな仕事はあったのですが、これは形に厚みを感じます。密度や精度にとらわれ過ぎると特に細部の形が痩せてしまう事があります。大らかさな印象に良さを感じました。