鳩の塑造

芸大Aクラスは鳩を造りました。
ここに来て、クラスの全体レベルが上がってきています。
浪人生、現役生、初めての動物塑造の学生、それぞれのキャリアの中で良いものが出て来ていますね。とても良い状態だと思います。
数点ご紹介しますが、ここに紹介しない作品も惜しいものがとても多かったです。

K.Wくんの鳩
久しぶりに集中力が戻って来て、ダイレクトに形態に反応して作り上げました。
ガッチリ造り切った作品ですね。
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S.Tくんの鳩
塑造板に直に鳩を造る場合、脚の造りがかなり重要になりますが、よく観察しています。全体のフォルムもシャープで鳩の軽快さが出ていますね。
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G.Hくんの鳩
なかなか鳩のフォルムがしっくり来なくて、壊しては造り壊しては造り壊しては造りで3度目の造り直しでした。粘ってフォルムを探したので、柔らかく形態をつかんでいますね。まだまだ不満はあると思いますが、これからが楽しみな作品です。
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I.Eさん(現役生/講習会生)の鳩
ねちっこく観察しながら手を動かし、確認しては探り。この繰り返しから鳩の持つ特徴や、柔らかさ生命感をじんわりと捉えてきました。なかなか真似出来ない微妙な形態をもつ秀作となりましたね。
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L.Iくん(現役生/講習会生)の鳩
モチーフの鳩の表情を良く観察し、その中から特徴的なポーズを選び、らしさを掴んだ秀作です。なかなか羽を開いた瞬間を掴むのは難しいのですが、よくバランスを取っていますね。
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M.Kさんの鳩
自然な色味と表情を掴み、生命感が強い作品になりました。頭部や肩周りの形態をさらに観察出来れば文句なしですね。
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U.Tさんの鳩
こちらも羽を広げた鳩ですね。頭部から胸、肩、羽にかけての繋がりや形はとても良いですね。惜しいのは羽先や尻尾の表現が重いことですね。惜しい!
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まだまだ夏は続きます!ここからは気力が勝負!中期も終盤。頑張っていきましょう!

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この記事について

このページは、彫刻科教員が2013年8月13日 17:39に書いた記事です。

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