私立大学の受験も始まり、アトリエの雰囲気も変わってきました。
国公立主体の学生たちは、今日は大型石膏像です。
ベルベーデーレやうずくまるヴィーナス、マルストルソや円盤投げ全身などを単体で描く人、組モチーフで描く人など様々です。
単体ではモチーフの大きな流れやつながりを意識して見れているか、組チーフではそれぞれの関係や空間を意識出来ているか、がポイントになります。
全体に集中力を感じる作品が多く、画面から迫力が伝わってきました。
その中で2点紹介します。
S.Tくん
舐めるように形を触った感覚で描写していますね。
色調の冴えもあり目立つ作品でした。厚みや張りがもう少し出るとさらに迫力が出ると思います。
K.Wくん
空間の中に置かれた像たちの関係を、微妙な調子のバランスを見ながら合わせてきました。
スッと画面に入って行きやすいデッサンが描けましたね。
奥のマルスのプロポーションが合っていないのが惜しいです。。。