芸大二次対策コースの素描課題は「炭と綿」でした。
固有色の差、重さの差、密度の差、光の差、形態の差など、あらゆる比較ができるモチーフをどのように描くか。
配布された二つの質をどう組み立てるかというところから、構図、描画材選びまで一連の流れが要求されます。
それらの対比をうまく味方に出来た二点をご紹介します。
S.Tくんの素描
デリケートな綿の表情が光ります。炭と綿が重なったところの表現など絶妙です。
Y.Mくんの素描
いつも画面が黒くなる作者ですが、今回は柔らかい白を表現してくれました。
こういうデリケートさを引き出せたのは良かったですね。
明日からはいよいよ中期最後の課題です。
牛骨の上アゴを造るので、質感、構造をよく観察して制作してください。