ミロのビーナスのデッサン

今日の芸大コースAクラスはミロのビーナスのデッサンでした。首あり、首なし織り交ぜて配置してあったので、像の動きや流れが理解しやすかったのではないでしょうか。
地下ピロティーに全身像もあるので、像のポーズをやってみて動きを体で理解するのが、うまく描く近道だと思います。

S.Iくんのデッサンです。
2012_12_25_IMG_1915.jpg
劇的な逆光の中で描写を像の動きにつなげてきました。ヘソまわりがもう一歩追えると、画面下が締まりましたね。

Y.Sくんのデッサンです。
2012_12_25_IMG_1918.jpg
難しい位置から頭部の空間性も含めて描き進めてきました。腹回りの描写に物足りなさが残りましたが像全体を丁寧に観察し軸の流れ、組み立てを合わせてこれました。

A.Sさんのデッサンです。
2012_12_25_IMG_1921.jpg
迫力ある見上げの位置から、上方向への空間の抜けを気持ち良く表現出来ました。お腹まわりの炭の押さえがやや物足りない所ですが、対象に一歩踏み込み、答えを出しにいったデッサンになったと思います。

5.5時間の中で仕事の組み立てが出来るようになってきているのでより良い実技を求めてがんばっていきましょう。

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このページは、彫刻科教員が2012年12月25日 16:39に書いた記事です。

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