お待たせしました。
基礎科彫刻実習での優秀作品を紹介します。
今回の実習は例年よりも人数も多く、作品も初めての塑造とは思えない作品が多数ありました。
これを機に彫刻を始めても良いかもしれませんね^^
モデルさんの雰囲気をちゃんと掴んでいます。1つ1つの形も丁寧ですね。
人間のバランスなどを気にしながら作れました。形に自分の意志が感じられます。
目の印象が強いモデルさんでした。とても良く観察して何度も作り直していた結果、良い作品になりました。
モデルさんの姿勢を良く観察しています。首が前に出でいるのがとても自然です。
首周りで終わらせずに胸像にしました。大きくなってもバランスをしっかり保ち、全体感を大事にした作品です。
しっかり骨格や筋肉を意識して作る事が出来ました。
人一倍大きい作品です。モデルさんにとても良く似ています。ボリュームと作り込みの関係が良いですね。
こちらはデモストレーションとして一緒に参加してくれていた彫刻科昼間部生M.Sさんの作品です。
普段短い時間で制作するため、なかなか完成まで仕上げてこれませんでしたが、今回は普段の倍以上かけて制作したため、本人も納得のいくまで作る事出来たのではないでしょうか。
これで自信をもって普段の課題に取り組んで欲しいです。
おでこの辺りの形態感は少し弱く見えますが、髪の毛や目の周りなどのこだわり、モデルさんの特徴などを丁寧に追っています。形にリアリティがありますね。
首像などの彫刻は、リアルにそっくり作ることがすべてではありません。今回紹介した作品以外にも、初めて粘土を触った、人の頭部をじっくり観察したという感動が詰まっていました。
モデルさんを見て、その形や雰囲気を感じて、粘土に自分の感じた事を表現する。
それがなによりも大事なのではないかと感じています。(白井)