13日の優秀作品

13日のプルプルチェリークラスは、鳩の素描、塑造でした。ニワトリ、アヒルと違い、飛ぶための洗練されたフォルムを持つ動物なので、シビアな視点が求められます。

素描を一点紹介します。
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M.Kさんの素描です。すっきりした調子の中で鳩のバランス、末端の表情など描きこんできました。最近手の動きが自然になってきていますね。一番、鳩らしさを捉えていた作品です。


さて、フレッシュバナナクラスでは、ミロのヴィーナスの床置きにグリッドを引いたモチーフでした。パースの理解や、石膏像の動きの理解が必要な課題です。

三点紹介します。
2012_09_13_IMG_0218.jpg
U.Tさんのデッサンです。石膏像の量感や、床の上に置かれている抵抗感を良く表現できています。これから徐々に仕事を早めていき、確認作業にも時間を使いたいですね。グリッドのパースがきつくなりすぎないよう注意しましょう。


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R.Iくんのデッサンです。床の平面の設定やグリッドの描写など、確かな力を感じます。対称に、カッチリとした作品作りであるが故に柔らかさに関しては少し物足りなさも感じます。ミロのヴィーナスの頭部付近にもしっかり描写を入れていきましょうね。


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S.Yくんのデッサンです。講評時には輪郭線が全体的に単調で形態感が弱かったのですが、その後さらに描き進めメリハリがうまれてきました。頭部付近のシャープな描写が良いですね。
何処にどんな描写が入れば画面が引き締まるかを、感覚的に見つけられるようになって下さい。

今日はプルプルチェリークラスとフレッシュバナナクラスの課題を入れ替えての授業です。
それぞれのクラスに負けないよう頑張りましょう!

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このページは、彫刻科教員が2012年9月14日 09:15に書いた記事です。

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