複数の異なる素材のそれぞれの特徴(形態・質感・イメージ)をまず観察します。
選んだ構成の狙いを見極め、見せ場に応じて全てを造るのではなく、目が止まる場所(テンション・力関係・接点・光のあたる面)から、三つのモチーフのサイズ感に気を配りながら手を入れていきましょう。
表現ですから、ただ対象を写し取るのではなく、それぞれのモチーフの特徴が全体の中で響き合っているか逐一確認しましょう。
更に、一つの彫刻作品として成立させる為には、作品の正面からだけではなく、何処から見ても良い構成であるように、上から下まで流れが関連している事が重要です。人体と同じですね。
T.Kくん、現役生です!質感の差が出てきました。
Y.Sくん、挑戦的な構成ですが、説得力がでました。
K.Sくん、大きな空間のバランスを掴んでいます。
S.Yくん、大きな物量を上部に持ってきてバランスをとりました。
前期はあと3日間です。
最後の課題は「自刻像」です。
首像の重要ポイントを思い出し、自分と向き合って向き合ってみて下さい。