自刻像

今日は、ぷるぷるチェリークラスが自刻像でした。

前回の友人像では体の形が安定しなかった人も、今回は鎖骨、僧帽筋の形を意識して体の形をつかめてきました。何点か魅力の強かった作品を紹介します。自刻像ですのでイニシャルは控えます。

形をグイグイ作っていく作者ですが、ディティールを拾い上げるだけではなく、ディティールを使って全体として何を伝えるか、そんな仕事が見え始めたように感じました。
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表情だけでなく、首まわりの奥行きや髪の毛の流れと頭部の骨格からくる形態感にも手が届いてきました。そうした積み重ねが作品に安定した厚みを与えています。
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こちらは違ったタイプの魅力ある作品です。表情にまだ物足りなさは感じますが、前から見て後ろがきちんと感じられる、やわらかさと形の安定したつながりが心地良い作品になりました。
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皆さんそれぞれ集中力をもって制作に向かっていると思います。ひとつひとつ出来る事を増やしながら積み上げていきましょう。

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このページは、彫刻科教員が2012年5月22日 17:41に書いた記事です。

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