芸大総合コースはコンクールでした。

今日は芸大総合コースのデッサンコンクールでした。
前期の締めとなる課題でしたが、皆さん結果は出たでしょうか?
モチーフのSt.ジョセフはゴシック彫刻の代表的なもので、スッキリとした形態と装飾的な表情が特徴となり、スケール感が出ると見栄えがしますね。
2011_12_21DSC_1732.jpg

1位のK.Nさんのデッサン
スケール感があり、St.ジョセフの印象をとらえています。もう少し頭部の密度が上がってくると存在感が増すでしょう。
2011_12_21_DSC_1681.jpg

2位のM.Mさんのデッサン
調子と形がうまく噛み合い、きれいな色味が出てきました。頭部の印象が厚みになってくるともっと見上げたときの迫力が出て来たと思います。
2011_12_21_DSC_1682.jpg

採点中課題は白菜の素描でした。床との関係や空間、みずみずしさへの反応と描写など楽しめる課題ですね。

S.Aくんの白菜
2011_12_21DSC_1765.jpg
白菜のごろっとした重さと質感が上手に引き出てますね。オーソドックスなデッサンですが、上手さを感じます。白菜の形態感と描写の噛み合わせは良いですね。

K.Sさんの白菜
2011_12_21DSC_1784.jpg
パッと見ておっと声が出てしまう素描いいですね。床と白菜との接地部分や張りの強い箇所など抜けているところはありますが、白菜に迫っていく所など唸らせる描写は引きつけるものがあります。リアリティを感じました。

今日で前期が終わりました。明日はしっかり休息をとってくださいね。明後日から後期です、ガツンといきましょう!!

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

この記事について

このページは、彫刻科教員が2011年12月21日 11:34に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「塑造コース、今日の優秀作品」です。

次の記事は「塑造強化は自刻像!」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。