今日は入試直前の最後のコンクールでした!
そして今年は二年振りに「キットカットおじさん」が応援に来てくれました!前の前の前の教務をやっていた彼は、この時期ちゃんと受験生のためを想い駆けつけてくれるのです!ありがたいですね。
さらに今日はミカンの差し入れも。こちらは昨年芸大に合格した学生のお母様がやはり受験生のために九州から送ってくれたのです。ありがたいです。
みなさんの気付かぬところで多くの人に応援されているんです!心強いですね!
さて今日の課題は、石膏デッサンは「奴隷」、塑造は「メジチ」、素描は「自画像」です。全体に盛り上がりを感じる内容でレベルの高い作品が見られて良かったと思います。うまくいかなかった学生もいると思いますが、芸大1次までは後5日あるので1日1日、自分のやるべきことをやっていくといいでしょう。まだまだ伸びると思います。
それでは上位作品を紹介します。
デッサンコンクール「奴隷」
1位 a K.Tさん:奴隷の構成理解がしっかりしていて印象もよく、木炭の調子もきれいなデッサンです。正面からの堂々たる1枚になりましたね。さすが実力者です!
2位 a A.Sさん:奴隷の雰囲気を大切にした、印象の良いものになりましたね。
3位 a H.Sさん:現役生です!がんばりましたね。大きな形をすっきり目せられている実力者のデッサンみたいでした。いい感じです。
4位 B○ N.Nさん:逆光の空間がとてもきれいな自然でいい1枚でした。やわらかな光と奴隷らしさで上位確実なデッサンですね。
5位 B○ A.Mさん:こちらも光のきれいな作品で目立ちましたね。
6位 B○ R.Mくん:形と印象が実直に表現できていて好感が持てる1枚ですね。スケール感がほんの少し大きいとさらに良かったですね。
塑造コンクール「メジチ」
1位 a K.Nさん:大きな動きから細部まで、自然なつながりと印象の良さが抜群でしたね!教員全員が1位で自信になりますね。すばらしい!
2位 a N.Nさん:全体感や動きもしっかり捉えていて彫刻的にも安心してみれる作品でしたね。
3位 B○ T.Aくん:メジチの構造がしっかりしてきていますね。全体の印象見れてきましたね。目の細部がもう少し形になっていると良かったです。
素描コンクール「自画像」
1位 a :力強さと動き、空間、密度のあるしっかりした自画像になりましたね。余白の見え方も空間になっていますね。
2位 a :3時間という短い時間にスケール感や密度のある素描で迫力がありましたね。顔の描き込みも丁寧で良かったです。
3位 a :骨格と細部、目鼻口がしっかり正確に描けているので安心してみられる素描でした!構図や体の動きなどが少しだけですが惜しかったですね。でもうまいです。
4位 a :自分の帽子や服も表現の武器にできているし、存在感がある1枚でしたね。集中力がある実力者ですね。
5位 a :見せ方がいいし、表情や服の質感も丁寧な観察でした。柔らかな表情も魅力になっていました。
6位 B○ :正面から雰囲気を大事に素描出来ました。空間の感じる印象深い作品になりましたね。
夜間特別課題でウサギを制作していた学生が数名いましたが、その中で二点秀作が出ましたのでご紹介します。
A.Mさん:ウサギの持つ柔らかい形と自然な動きを上手につかんでいます。まだ表現に曖昧なところもありますが、そこが生命感につながっているとも言えるのでこの作品では上手くいってると思います。動物は生命感が一番です。
N.Sくん:正面設定を意識しながら、うさぎの可愛さが魅せれています。丁寧な観察により骨格も探れていますね。モチーフの印象を素直に感じて表現出来ることが1番大事です!