ジョルジョの模刻とパジャント

朝起きたら雪が降っていてびっくりしましたね!どうりで寒いわけです。
そんな天候に負けじとこちらのクラスはジョルジョorアバタの模刻をしました。

K.Mさんの模刻
2011_02_09DSC_4511.jpg
階段を登るように360度しっかりとした仕事を感じます。そのため破綻の少ない実技になったと思います。これからのリクエストとしてはカタチをあわせる仕事からカタチの質をあわせる仕事を入れたいですね。

Y.Uくんの模刻
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安定した印象をまず受けます。髪の毛と目の造り込みにやや額がついてこられなかった所が惜しいのですが、構造をしっかりみせるところにチカラを感じます。

K.Yくんの模刻
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たっぷりとした量に柔らかく粘土を付けながら仕事を進められました。表面を単純に追うのではなく、動きを理解しながら制作できたのが良い印象に繋がったと思います。いい仕事ですね。


今日は、パジャントでした。
動きの少ない像ですが、位置によっては印象が出し辛いモチーフです。
最低限の構図やプロポーションは確実に固めていきたいですね。
その中で印象の良かったデッサンを紹介します。

A.Sくんのデッサン
全体感、空気感があります。石膏の白さと質感が感じられる1枚です。
DSC_4546.jpg

Y.Yくんのデッサン
以前から持っている形への執着心、描写力に大きな空間性が入ってきましたね。画面下の切り口が惜しい!
20110210_DSC_4550.jpg

良い塑像が出ました!空いた時間を使って自主的に取り組んだ課題です。
一つは自刻像で、もう一つは互いに作り合った友人像です。

友人像
K.Mさんの塑像
DSC_4531.jpg
全体に手が行き届いており、粘土にも力強さがありますね。これまで課題だった硬さもなくなり、作品としての迫力が出ました。
 
N.Sくんの塑像
DSC_4532.jpg
これまでになく安定した塑像になりました。骨格的にもしっかり見ることが出来てますね。目の表現がもう一歩ですが、佇まいや空間がよく表現できました。

K.Tさんの塑像
DSC_4536.jpg
秀作ですね。後頭部の捉え方はやや観念的ですが、それ以外はよくできています。

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このページは、彫刻科教員が2011年2月 9日 11:44に書いた記事です。

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