自画像と自刻像

12Hで自刻像を造りました。知識と観察を通した仕事だけでは作品になりきれません。そこに自分のイメージをどうのせられるか?一歩抜けるには抽象的な要素をどう具現化するか?粘土付けを含めまだまだ色々と試してみたいです。

しっかりとした組み立てに加え作品性がだんだんと帯びてきました。この先もっと高みを狙えると思います!
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表情による表現が持ち味ですが、今回はそこに形態感もプラスできました。しっかり見えます!!
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大味な量感が大分押さえられました。目、鼻、口の表現は何とも言えない魅力を放っています。潜在能力を感じます。
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ガタガタと全体の不安定さは否めませんが、出てきて形は自然さを伴い好感が持てます。もっともっと行けますよ!!
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全体の佇まいを上手に捉えることが出来ました。質感や動きの中で見える形の必然性などが見えるといいですね。
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構成がしっかりしています。確実な安定感が出せるようになりました。
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今日のBクラスは自画像でした。
ピリッとした空気が満ちあふれ、気持ちも引き締まってきています!
そんな空気の中に身を置ける環境は、今ならではの貴重な時間ですね。その中で、自分の表現したい事が画面に伝わってくる作品が、増えてきました。嬉しいですね!

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インパクトの強い1枚ですね。荒かった部分が消化され、確固とした強さが際立ってきました。かっこ良いですね。


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鉛筆さながらの優しい質感と、荒々しく持っていくタッチがコントロールされてきました。この仕事量は、コンテに負けない魅力に繋がっていますね。

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彫刻的要素は少し弱い部分もありますが、イメージを強く持ってのぞんだ結果、本人の内面を感じる事が出来ます。完成へ向けてのイメージをしっかり持つことが大事ですね。


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シンプルな構図の中にも、本人の佇まいが上手く捉えられています。服や髪の表現にも、果敢に挑戦していく姿勢が、結果につながっています。重さを感じる前に強い表現力が勝っていますね。

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元々持っていた明快さに、良い粘りが入ってきました。服の質感や表情に強い意思を感じます。ここまでやり切っていく事も大事ですね。


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背中側からの空間に目線を持ってくるというのは面白いですね。しっとりしっかり描き込んで行く中に、柔らかさと強さを兼ね備えた1枚です。

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単調になりがちだった所から、優しい空気をはらんだ柔らかさが入ってきました。自然な空気を感じる1枚ですね。

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この記事について

このページは、彫刻科教員が2011年1月25日 16:57に書いた記事です。

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