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2010年12月27日

●塑造強化コース!外国人モデル首像彫刻と円盤投げ

■塑造強化コースは、外国人モデル首像の彫刻(塑造)でした。どんな人でも、やはり首の動きや、耳周り、頭部の形をしっかり確認する必要はありますよね。自然な首の繋がり、骨格理解が出来てから造り込みをしていきましょう。
モデルさんは、フィンランド(男性)、スイス(女性)、ロシア(男性)、インド(女性)、イタリア(男性)、トルコ(女性)と、彫りの深い彫刻的な方々で、おかげでみんな盛り上がっていました。(^V^)全体的に作品の密度が上がっきましたね。今日は優秀作品5点紹介します!

A.Sくん:構造的にもしっかりして中からの抵抗感がある良い彫刻になりました。モデルさんの印象もよくでていましたね。動きや造り込みも自然に見えますね。
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T.Mくん:少し上向きの動き、粘土の扱いがとても魅力的な作品です。立体感も細部まで見るようになってきたし、完成度が上がってきましたね。骨格の正確さはこれからも気を付けていきましょう。
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M.Mさん:体の印象も出せて柔らかな動きやモデルさんらしさが良く出せたと思います。彫刻的で良い感じです。
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R.Mくん:動きがかなりある姿勢のモデルさんで難しそうでしたが、良い感じになりましたね。表情がもっと軟らかくなると更に印象も良かったですね。構造的な力を感じる作品になってきたのが成長を感じます。
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S.Aくん:粘土の表現がとても軟らかく形もしっかりしてきました。制作のリズムも積極的で良いですね。骨格のバランスを常に意識しておきましょう!
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こちらは芸大Bクラスです!早いもので冬季講習最後のデッサンとなりました。前期を含め様々なモチーフを描きましたね。自分の良いところ、足りないところ色々感じられたのではないでしょうか?
全体的には集中力が高くなり正確性や密度も上がったと思います。明日の塑造コンクールこの勢いでがんばって下さい。バランスと正中線が大切ですよ。

さて円盤投げですが、動きによるねじれや、正中線をさかいに左右の傾きなど、注意したい部分は多くあります。その中でも上半身の重さをどう腰、脚で支えているのか?重心の位置を探る仕事がポイントになります。

S.Eくんのデッサン(現役生)
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ここから見た円盤投げの印象をよく捉えていると思います。描き出しから頭部の傾きをしっかり追えたことでその他の仕事に多く時間を費やせました。顔の印象を出す仕事は後回しにできませんね。