冬季講習会、みなさんお疲れさまでした。そして昨日の大掃除をしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。気持ちいいですね。^^
1月カリキュラムを学内生向けサイトにアップしました。
入直 1/6 スタート!
今日は大晦日!素晴しい新年をお迎え下さい。(^0^)/
2010年12月アーカイブ
夜間も最後まで頑張りました。
芸大二次対策コースでは、裸婦座像を描いたのですが、全体のレベルがかなり上がったように見えました。2010年描き納め。お疲れさまでした。
その中で二点ご紹介します。
A.Hくんの素描。
独特の鉛筆の扱いで、柔軟で力強いラインが魅力です。センスいいですね。人物は存在感が大事なので良い捉え方だと思います。
A.Sさんの素描。
プロポーションや骨格に若干の心配は残りますが、ゆったりとした空位間をつかんだスケール感のある絵ですね。この調子で行きましょう!
こちらは夜間デッサンコースの奴隷です。
T.Mくんのデッサン。
感覚的な見方で炭を乗せられるのが強み。形や動きとその炭の使いがフィットしたので力強いできばえになりました。回り込みの仕事にバリエーションが増えるといいですね!
今日で冬季講習会の全日程が終了しました。
皆さんお疲れさまでした!
それぞれ何かつかめたでしょうか。
1/6から新年の制作が始まります。
元気な顔を見せてください!!!!
では!良いお年を!
今日のコンクール採点中課題、手と水風船のあずかり作品です。
K.Tさんの素描です。
何気ないポーズですが、影の扱いや風船のラインなど柔らかい調子の中で繊細に追い込んでいますね。
こちらは夜間デッサンコースのマルスとミミズクのあずかり作品です。
E.Tさんの作品です。
頑張って形態の掘り起こしを自分のものにしてきていますね。肩の迫力などよく追えてきました。あとはミミズクの台座の空間が自然に見えてくると良いですね。
今年、2010年の昼のコース、最後の課題になりました。
6時間での「ジョルジョ」模刻のコンクールです。
高校生にはまだ厳しい課題ですが、芸大の入試では比較的に良く出題される課題なので、あえて出題しました。
全体に盛り上りは感じましたが、形の正確さや、首の繋がり、印象など、まだまだ観察して欲しい作品も多くありました。そんな中、上位の作品は、構造的な強さと造り込みのバランスの良さが感じられるものも出てきました。惜しい部分はありますが、冬季最後に頑張りました!
トップのS.Aくん:ジョルジョの動きや印象、芯の繋がり、佇まいなど良かったですね。
今まではそう言った仕事が中々できなかったのに、冬季講習会での努力の成果だと思います。
しっかりした彫刻に見えてきましたね。
2位のM.Mさん:動きの流れがあるいい感覚のジョルジョになってきました。少し、縦横の比率を見ると、横幅が広い顔になって首も短い感じで惜しかったです。粘土の扱いはとっても魅力的な作品でした。
二日間かけてじっくりと手を作り込みました。身近な素材の一つですが、いろいろな見方や表現ができるモチーフです。みんな時間をかけて作っただけのことはあり、完成度の高いものが揃いました。今回はその中から3点の塑造を紹介します。
この集中力はすばらしいですね!この調子で、粘土を扱う事を楽しんでいって下さい!
夜間芸大二次対策では、3時間で自画像を描きました。
短時間での作業になりますので、表現のテーマを絞りシンプルに描くことが大事です。
力強かったり、繊細だったり、優しかったり、自分なりに絵のイメージを創っていきましょう。
人格や雰囲気の良く伝わる秀作がでましたので、ご紹介します。
こちらの素描は、正面からの構図のなかで、柔らかく炭を使いゆったりとした空間を表現した秀作です。ピントを合わせた描写ではなく、全体の雰囲気の中に強い意志のある表情を上手く表現しています。
それとは対象的に、こちらの素描はビチッと表情にピントを合わせ、目に力を感じる強さを持っています。人間味溢れる秀作です。触覚的な観察がとても魅力的です。
タイプの違う二点ですが、どちらもしっかりとした存在感を放っていて魅きつけられます。
講習会も残すところあと僅か。
気力を振り絞って、良いものを創り出してください!!
■塑造強化コースは、外国人モデル首像の彫刻(塑造)でした。どんな人でも、やはり首の動きや、耳周り、頭部の形をしっかり確認する必要はありますよね。自然な首の繋がり、骨格理解が出来てから造り込みをしていきましょう。
モデルさんは、フィンランド(男性)、スイス(女性)、ロシア(男性)、インド(女性)、イタリア(男性)、トルコ(女性)と、彫りの深い彫刻的な方々で、おかげでみんな盛り上がっていました。(^V^)全体的に作品の密度が上がっきましたね。今日は優秀作品5点紹介します!
A.Sくん:構造的にもしっかりして中からの抵抗感がある良い彫刻になりました。モデルさんの印象もよくでていましたね。動きや造り込みも自然に見えますね。
T.Mくん:少し上向きの動き、粘土の扱いがとても魅力的な作品です。立体感も細部まで見るようになってきたし、完成度が上がってきましたね。骨格の正確さはこれからも気を付けていきましょう。
M.Mさん:体の印象も出せて柔らかな動きやモデルさんらしさが良く出せたと思います。彫刻的で良い感じです。
R.Mくん:動きがかなりある姿勢のモデルさんで難しそうでしたが、良い感じになりましたね。表情がもっと軟らかくなると更に印象も良かったですね。構造的な力を感じる作品になってきたのが成長を感じます。
S.Aくん:粘土の表現がとても軟らかく形もしっかりしてきました。制作のリズムも積極的で良いですね。骨格のバランスを常に意識しておきましょう!
こちらは芸大Bクラスです!早いもので冬季講習最後のデッサンとなりました。前期を含め様々なモチーフを描きましたね。自分の良いところ、足りないところ色々感じられたのではないでしょうか?
全体的には集中力が高くなり正確性や密度も上がったと思います。明日の塑造コンクールこの勢いでがんばって下さい。バランスと正中線が大切ですよ。
さて円盤投げですが、動きによるねじれや、正中線をさかいに左右の傾きなど、注意したい部分は多くあります。その中でも上半身の重さをどう腰、脚で支えているのか?重心の位置を探る仕事がポイントになります。
S.Eくんのデッサン(現役生)
ここから見た円盤投げの印象をよく捉えていると思います。描き出しから頭部の傾きをしっかり追えたことでその他の仕事に多く時間を費やせました。顔の印象を出す仕事は後回しにできませんね。
夜間二次対策クラスです。本日は『鳩を自由に彫刻しなさい』という課題でした。鳩の形はシャープに加え繊細です。些細な形の変化に反応出来ないと、鳩になりません。難しいモチーフと言えます。『自由に』と一文はいっていますので、構成の要素も取り入れなくてはいけません。さらに難易度が高いです。そうは言ってもまずは鳩をしっかり造ることが大切です。自分の力量以上な設定をしますと、中途半端な結果になります。それだけは避けたいですね。今回合格とは言えないですが、まずまずな実技を紹介します。
N.Sくんの鳩
シンプルに鳩一羽をしっかり造りました。顔は納得の造り込みです。地面にギリギリ接している尾っぽがやや重たいのがおしいところです。
S.Hくんの鳩
二羽で構成をしました。次の動作に移りそうな鳩のポージングがいいですね。バランスも取れてきたと思います。足元の地余(じあま)の形態や二羽の間などまだまだ研究をしたい所です。
こちらはY.Uくんのジョセフ 残って仕上げました。
ギリギリまでねらった構図によりジョセフのスケール感がでました。また観察を通したモチーフからの情報をしっかり絵にしてきたためにデッサンに緩急がついてきました。よい調子です!
T.Hさんのデッサン
木の部分のパースが少しおかしかったので、粘って直しました。スケール感のある画面と伸びやかな炭の濃淡が奴隷のボリュームを豊かに表現しています!!作者のモチーフに対する接し方が良かったのではないでしょうか?密度が上がり完成に向かう画面に喜びを感じていたのがこちらに伝わってきます。いいですね!!
本日、武蔵野美術大学 造形学部 彫刻学科の外国人留学生特別入学試験の合格発表がありました。
すいどーばたからは2名が受験をし、2名とも見事合格いたしました。
おめでとうございます。
今日は芸大A、Bコース共にSt.ジョセフでした。体の形態感と頭部の出方を意識することと、帽子の形を顔面の繋がりと合わせて見ることが大切で寸ね。
K.Tさんのデッサン
顔の印象も合い、全体の炭の繋がりも綺麗ですね。首と頭部の傾きがやや違ってしまったのが惜しいですね。
C.Oさんのデッサン。現役生です!
描き込みにはまだ硬さがありますが、ジョセフの構成をしっかり見ることが出来ましたね。空間も綺麗に出ています。
塑造強化コースは奴隷の首像模刻でした!難しい課題ですが、構造、骨格、動きを確実に理解して欲しい課題ですね。
N.Nさん:粘土のリズムも良く、丁寧な造り込みができました。奴隷のバランスを正確に捉えてきたので細部の造り込みも引き立ってきましたね。
S.Aくん:形の繋がりを確認し、造り込みも全体感を大切にしながら出来ています。粘土の質感、メリハリもあって良かったです。この調子で行こう!
夜間デッサンで秀作が出ましたのでご紹介します!
N.Nさんのデッサン。
少し元気がなかったN.Nさんですが、後半に来てググッと良さが出てきました。
形態に対する観察、掴み方が変わってきましたね。苦労して粘った成果だと思います。中身の強さが出てきました。この調子で残り課題も取り組んでください。
今日のAクラスはモデル首像。
全体的に、盛り上がっていました!モデルさんを観察しながら表現する課題は楽しいですよね。
骨格や筋肉の勉強も、積極的にしたいですね。
Y.Uくんの塑造
安定感のある塑造です。空間の使い方、骨格的な繋がりなど経験値の高さが見られます。講習会生には勉強になる面が多いですね。
A.Hさんの塑造
全体的に形をかっちりと押さえながら仕事が出来ました。終盤押さえてくるリズムが硬さに繋がってしまったのが、ちょっと惜しいですね。
S.Kくんの塑造。現役生です!
粘土の表情に魅力がありますね。全体の流れもよく見えました。切り口の処理と頭部の押さえ方が惜しかったですね。
C.Oさんの塑造。こちらも現役生です!
まだ全体的には密度不足ですが、首、頭部、体の繋がりが綺麗に捉えられました。もと突っ込んでいきましょう。
こちらは塑造強化コース「鳩をモチーフに自由に彫刻しなさい。」の課題です。
鳩の動き、足の重心、骨格理解、そして全体感と、動物の課題は単体としてやるべき事がはっきりあります。なので、実力の差が解りやすいですよね。
構成としては、今回、みんな1羽だけの作品のみになりましたが、動きや印象、造り込みの良い、優秀作品4点、紹介します。
K.Nさん:粘土の流れや生命感の表現がとても魅力的な作品でした。更に細部の形を追求していきましょう。楽しみですね。
K.Oくん:造り込みの気合いは良い感じです。実力アップを感じます。骨格や動きにより正確な裏付けを!
K.Sさん:鳩の印象、佇まいが良くなりましたね。緊張感ある造り込みもGood!調子が上がってきましたね。
S.Iくん:鳩の首の動きが見る側の心を捉えてる、良い作品です!見せ方も意識して台座とのバランスも良くなりました。
芸大Bクラスは、奴隷と木とフレームのデッサンです。パースやバランスなど気を使うところはありますが、まず画面に気持ちが入っていないといけません。見せ所をはっきりとさせ、絵に没入したいですね!!
今日は、デッサンの預かりがでました!
K.Oさんのデッサン。現役生です!!
フレームと木と奴隷の関係がしっかりと出せてきていますね。奴隷の抵抗感を感じます。頭部から腹部に抜けていくグラデーションも綺麗です!この調子でさらに描き込んでいってくださいね。
昨日の奴隷の組デッサンを続きで描きました。
R.Nさんのデッサン
最近、素描的な感覚からデッサンの完成度が上がってきました。まだ足りない部分はありますが、この調子でいきましょう。
芸大Aコースは奴隷、板木、鉄枠の組みデッサンでした。3つの構成と、質感表現が大切になりますね。また置かれている状況から生まれる空間を意識していきたいですね。時間的な問題もあり完成までは至りませんでしたが、今回はその先の完成が見えてきているデッサンを紹介します。
芸大Bクラスです!今日はモデルさんを作りました。人間らしいプロポーションを合わせつつ生命感を表現したいです。粘土からなにか体温が感じられるまでやりとりしたいですね。
R.Mさんの塑造
のびやかな印象が心地よく目を引きます。粘土の質感がしっとりとして人間の体温を感じます。良い作品になったと思います。エクセレント!
H.Gさんの塑造
魅力ある形態感が生まれました。豊富なやりとりの結果内容のある作品になりましたね。グット!
R.Tくんの塑造
柔らかさに魅力を感じます。モデルさんの女性的な優しい雰囲気がでていて、良い作品になってきましたね。ハイサイー!
M.Kさんの塑造 現役生です!
見ていて楽しくなる作品ですね。色々な形がリズミカルに生まれいきいきとしています。良い調子です!ナイス!
後期塑造強化コースは動物の骨と葱、リンゴの構成でした。
いくつか良い集中力を感じる作品が出てきたように感じました。大きく広げていくのも良いですし、シンプルな構成の中でじっくりと追い込んでいくのも一つの道ですね。
このような構成課題では、一度徹底的に造り込んで、その世界観を体におぼえさせるのは大切だと思います。
K.Sさん:こちらもシンプルな構成に絞り込んで、一個一個のモチーフをしっかりと掴まえながら、猿の頭骸骨も良い造り込みです。
N.Nさん:粘土で作った下の平面の緊張感や、人頭骨の追い込みなど、高い集中力を感じます。
S.Aくん:イルカの骨を空間的に配置してダイナミックな構成に挑んでいます。末端への造り込みも丁寧で良かったです。
T.Mくん:ライオン頭骸骨の質に向かうことで自分の粘土の質感を一段越えてきたように感じました。成長を感じますね。
K.Oくん:バランスに気を付けて質感もしっかり出せてきました!塑造コースでグングン伸びてきてますね。この調子でいこうー!!
A.Sくん:こちらは象の頭骸骨。リンゴで支える絶妙なバランスで大変そうでしたが、それぞれの密度が上がってきたし、やはり、象は迫力でますね。
今日の夜間デッサンコースは、ヘルメスでした。
昼の疲れを感じさせない熱気のあるデッサンがでました。
N.Nさんのデッサン
頭部の形態がやや丸過ぎるもののヘルメスの動きを上手に拾えました。木炭の調子も形に張り付き、抵抗感を感じます。
K.Oくんのデッサン
描写の癖っぽさが課題ではありましたが、形を追う線が像に近づいてます。顔の印象も出てますね。
S.Aくんのデッサン
こちらも熱気のあるデッサンですね。密度を感じます。黒の調子の幅がもっとあってもいいですね。
ガッタメラータ模刻で、気を付けたいポイントは、
首の傾き(動き)とガッタメラータのリズム、印象が出ていること。
そして骨格、バランス、造り込み、と、、大切なポイントを自分の力で確認していきましょう。
前期から継続して頑張っている学生は短い時間にも慣れてきたので良い仕事になってきました。
模刻は、特に形の正確さ、動き、構造が大切と制作を通して実感してきたのではないでしょうか?
冬季講習会最後にある、塑造コンクール!楽しみになってきました。。(^^)
今日の優秀作品を4点、紹介します。
A.Sくん
組み立ては安定して進められましたね。首も中盤でしっかり止められました。造り込む時に左右の骨格の関係を意識しながら作れると、もう一段高いレベルにいけますね。
K.Nさん
中盤で狂いを直せたので、終盤に一気に詰められましたね。顔面と頭部の量のバランスがもう一つ噛み合うと、よりガッタメラータの緊張感が引き出せたでしょう。
K.Oくん
ドンドン攻めながら、印象も少しずつ合わせてこれました。説得力はピカイチなので、客観的な確認をどこまで突き詰めていけるか、対象の形について行けるかがテーマでしょう。
N.Nさん
大きなバランス、シルエットの印象など客観的な仕事が良くできています。少し小ぶりに見えてしまうので、作り出しで大きさのイメージを良く探ること、造り込みながら面のアールと平面を見分けていくことが大事です。
昨日、多摩美術大学 美術学部 彫刻学科の外国人留学生試験の発表がありました。
すいどーばたからは1名が受験をし、見事合格いたしました。
おめでとうございます。
芸大Aコースはブルータスのデッサンでした。公開コンクールにも出た課題ですね。ブルータスは頭部、首、体の量感と形態をしっかり捉えることと、両肩の関係に対して首の出方を意識することが大切です。
Y.Uくんのデッサン
調子のくすみが消え、明快なデッサンになりました。あとはこのトーンの中で形に対するアプローチがより増えるといいですね。
明日から講習会後期が始まりますが、時期を合わせてすいどーばたの彫刻科教員によるグループ展を、どばた近くのGALLERIA PUNTOで行いますので是非、ご高覧ください。
Re:2010 〜さかのぼるプロセス - from worktable 〜
阿部光成 竹花哲 西嶋雄志 氷室幸子 藤沢恵 吉田朗
2010 . 12 / 22 (wed) - 12 / 28 (tue) 会期中無休
10:00 - 17:00 ( Lastday - 16:00 ) OPENING PARTY 12/22 17:00 -
GALLERIA PUNTO
東京都豊島区西池袋3-31-2
tel 03-3986-1981
2006年より[Re:立ち戻り 振り返る]をメインテーマとし、オマージュ、ドローイング、制作現場など、回ごとに手法を変化させ展示を行ってきました。
4回目となる今回は、副題を「 さかのぼるプロセス - from worktable 」とし、長さ4メートルほどの大テーブルをおのおのの作業台に見立て、完成した作品だけではなく時間を逆行させ、あえて作りかけの作品や作品の断片なども展示します。
更に6メートル以上あるギャラリー壁面をキャンバスとして使い、ドローイングやメモなどの展示によって作品に至るまでのプロセスを視覚化し、また期間中は、搬入から展示終了までの定点観測、作品環境の移植などのアイディアを盛り込み、展示を試みます。
〜どのような過程を経て作品が結実するのか、作家の脳内はどうなっているのか?〜
今回の展示では、それぞれ作品の原点に迫って行きます。
講習会受講生はどばたから近いのでお昼休みや夕方の休みを利用して観に来てください。
普段教えてもらっている講師や教務さんがどのような作品を造り出しているのか観ることが出来るチャンスです。お見逃しなく!
前期の最終日、夜間デッサンコースで預かりデッサンでました!
T.Aくんのラオコーン。
単調になりがちだった仕事に変化が出てきましたね。臨場感あふれる表現になってきました。まだ炭の溜まりが消化しきれていませんが、このリズムで描ききっていけば解消されて来るでしょう。後期もがんばってください。
今日は前期最終日、塑造強化コースは自刻像でした。
体、首、顔面、頭部の関係を見る基本的な確認から、デリケートに動きをつないでくる仕事、塑造での表現力が必要な作り込みまで、総合的な力量、仕事の幅の広がりが問われる課題です!
柔らかな動きをつないで彫刻的に攻めた作品や、形態の面白さを引き出せた作品、本人の持つ空気感を大切に仕上げた作品など、いろいろな作品が並びました。自刻像なので作者名は割愛しますが、どれも良いレベルに達してきました。
前期塑造強化コースは後半グッと作品の質が上がってきたように思います。この流れで後期はついてきた力をより確実なものにしていきたいですね。
こちらは芸大コースです。今日はA,Bクラス合同でアムール(6h)のコンクールでした。
あずかりではありませんが上位3名をUPします。
1位のK.Kさんのデッサンです。アムールの印象が自然に捉えられている、非常に優しい空気感をまとったデッサンです。少し絵画的な印象によってしまいましたので、構造の部分をよく見ていけると良いですね。
2位のS.Hくんのデッサンです。光の方向が綺麗に見え、クリアに描けていますね。頭部の仕事で、少し線が残ってしまっているので、更に炭をのせた後の仕事に取り組んでいけるとよかったです。
3位のM.Sさんのデッサンです。出来る仕事はしっかり出来ていますが、印象の部分や、頭部に残ったラインを消化できると良かったですね。
こちらはコンクールの採点中課題「麻袋と枕木」の3時間素描です。床の面性と質感の表現を大切にしながら枕木の重さと空間をしっかりと捉えましょう。
R.Nさんの素描
石膏デッサンでは、なかなかできなかった描写に自然に入り込めました。表情の描き込みと空間も噛み合い始めました。石膏デッサンも素描と同じように入れるといいですね。
今回のコンクールは、全体的にアムールの印象にあったデッサンが少なく少し残念な結果になってしまいました。ですが、講習会前期の課題をこなし芸大コースの殆どの生徒が6hでデッサンをまとめていけるようになりました。
前期で終了の皆さん、今回の講習会での学びをいかして頑張って下さいね。後期引き続き講習会をとる皆さんも、前期に伸びた部分を活かしつつ、気付いた改善部分に積極的に取り組んでいってください。
今日は塑造強化コースはアヒルとニワトリが来ていました。
二種の鳥を比べながら見る事で、陸の鳥と水鳥の違いを感じながら造る事が出来ますね。
足と頭の位置関係を見てしっかり立っていることを確認しつつ、生命感に迫りたいです。
K.Tさんの塑造です。安定した形態感、バランス、ほぼ、基本はOKですね。Good!!
アヒルの佇まいも自然で良かったです。さすが実力者ですね。嘴の形もリアルに出来てます!体の下の面がもっと造り込みたかったですね。
こちらは、A.Sくんの塑造です。のびのびしたスケール感があり、目の前にいるアヒルの印象がとても良くでていました。雰囲気だけでなく形になってきている良い彫刻ですね。これからも更に観察する大切さを意識していきましょう!
R.Mくんの塑造です。頭部や足回りを 空間、張り、影などを駆使しながら造り込んでます。ニワトリの迫力を気持ちよく出していますね。胴体部分の張りも粘土の質を上手くいかしていますね。作品全体に力がみなぎっていて、作者の実技にこめるパワーを強く感じました。
K.Nさんの塑造です。中盤まで頭部のズレがあったのですが、思い切って直しながら足と頭の位置関係を再現できました。大きさ、迫力は元からがあったので重心の関係がでて一気に作品のクオリティーが上がりました。最後まで関係をみて動かすことの大切さを感じさせてくれた作品です。
今日の夜間はアヒルと鶏の塑造と素描でした。おっと思う実技がありましたので紹介します。
S.Aくんの素描
基本的にしっかりとプロポーションを押さえながら描けました。コンテの特色を活かしながら、鶏の迫力を表現できました。影の付け方などもう少し工夫をし空間を感じさせたいですね。
こちらは夜間基礎のS.Yくんのニワトリ塑造です。
素直に、また楽しんで制作が出来ていて、好感の持てる作品です。表情や足の作り込みも良いですね!他の生徒の作品も、とても良かったのですが、また次回に紹介出来たらと思います。
芸大コースAクラスは鶏の塑造でした。動物は一つの構成です。軸足と遊脚の関係に対して両肩と頭部の繋がりと、そこから正中線を通して尾っぽまでの流れをしっかりと構成できるかが大切になってきます。またプロポーションを捉えるためにクロッキーをしっかりしましょう。
Y.Uくんの塑造
安定感のある塑造ですね。足の立ち方から上体の流れを上手く捉える事が出来ています。6時間という短い課題ですが、密度も上げられました。
こちらは芸大Bクラスです。冬季講習に入って初のあずかりです!!
S.Aくんのデッサン
クリアな色で描けたデッサンですね。体幹部の量感もしっかり表現できています。背面の処理も、奥行きを感じさせるような際の処理が見えて来ています。奴隷の、しなやかな動きをもう少し追えると良いと思います。
明日は、前期最後のコンクールです。モチーフの動きや印象をよく観察して描きましょう。
自信の無いデッサンはすぐ見抜かれてしまいます。自信を持って、これまでの学びを生かしたデッサンを描いてくださいね!!!
奴隷はまず腰、胸、両肩両腕から頭部へのねじれとその量感の流れを上手く掴まえてくることが大切ですね。また細部の形も表面的に見るのではなく、動きの流れを意識した上で捉えていくことも大事です。光を上手く扱えると印象も出しやすいですね。
M.Yさんのデッサン
途中、体のバランスに狂いは見られましたが、こらえながら直してきました。また描写には粗さが残りますが、この位置から見える奴隷の印象と迫力を上手く掴まえられました。自信を持ち、この調子でさらに上を目指していきましょう。
塑造強化コースの課題は「グデア」模刻です。基本を押さえながらも、どこまで造り切れるかが勝負と言った所です。構造理解と骨格理解を意識しながら、左右の微妙な違いまで動きとの関係を見ながら、流れを感じて細部まで造り切るといいですね。
M.Aくん:柔らかな粘土で良いリズムでモチーフとの対話が出来ましたね。グデアの印象を大切に、構造を正確に捉えてきました。まだ完成までには荒さもありますが、どこから見てもグデアらしい印象が出てきていましたよ。次は完成させたいね。^^
こちらは芸大コースBクラスです。本日は6hで鶏を塑造しました。生命感が大切です。そのためには、二本足で立っていること、バランス、鶏らしい動き、それによって起こる体の各部位の連動性。複雑な要素が絡み合って一つの作品ができます。
T.Hさんの鶏
こういった量感の強い印象は鶏らしいと言えます。ただ安易にモチーフと比べながら粘土を付けただけでは、このスケール感は出しづらいでしょう。組み立ての仕事は正直まだ甘いですが、足回りをしっかりと造ったことで安定感が生まれました。『勢いもあるし、なおかつしっかりとしているな』と言わせたいところです。グッド!!
H.Gさんの鶏
静かなポーズながら形をしっかりと押さえることで鶏らしさが表現出来たと思います。もっと攻めて密度を上げていきましょう!!ファイト!!
R.Mさんの鶏
スケール感、自然なポージング、柔らかい粘土付け、良い作品が生まれました。ぐるりと回してみると、色々な形が見えてきます。そしてそこに落ちる光と影が心地良いリズムを感じさせてくれました。パチパチ
今日の塑造強化コースは、「手を2体以上構成して彫刻しなさい。」という課題でした。
空間的な構成や、手の柔らかさ、指の表情など総合的な力が見れる課題です。手の作りはもちろん塑造板上の空間全体をどう作ってくるかが大事ですね。
K.Nさん:手の表情やポーズも自然で空間にも緊張感がありました。
いい感じです。(^ ^)/指先までしっかり作り込めているし流れも見れていて良かったです。
全体で並べても目立ちましたね!この調子で行きましょう!
N.Nさん:女性らしい手の印象が、上手く表現出来ています。手首のねじれがよく見れていましたね。手の塑造では大切なポイントですね。構成も工夫してありました。もう少し指先の流れまで、丁寧に作り切りたかったですね。(^v^):
芸大コースは「自刻像」
まずは、大きさを大事にしたいですね。あとは、骨格的な見方を意識し、体、頭部、首の繋がりをしっかりと見ていきましょう。また、像の佇まいが、その中で表現出来ているかも見ていきたいですね。
S.Sさんの塑造
正中線を境に左右の骨格にズレが見られますが、その中でもしっかりと頭部と顔面などの繋がりを意識した仕事が出来てきました。粘土の表現にも強さがあり抵抗感を感じます。
R,Iくんの塑造
こちらは現役生の作品です。頭部、首の量感をしっかりと捉え、空間にも広がりを感じます。あとは色観察の目を増やし、それを粘土の表現へと繋げていきたいです。また首周りの形態もしっかりと見ていきたいですね。
こちらは臨時講師、山口諒子さんのデモンストレーションです。学生に混じって造りました。しっかりした構造に表情が豊かに表現されていますね。粘土付けのコントロールが見事です!さすが現役の芸大生ですね。みなさん時間を見つけて彼女に話しかけてみて下さい。面白い話が聞けると思いますよ。
こちらは講習会が始まる前のお休み期間に自宅で描いてきた作品です。
自分の課題だった自画像を克服してきました。若干まだ表情が硬いですが、自然な佇まいが表現できて良かったです。この調子で表現の幅を広げていきましょう!
大掃除の時に教員室前のロッカーを移動していただき、簡単なデッサン展示用の
ギャラリーを作った。
「預かり作品ギャラリー」として、その日に預かった買上げ作品候補作品を展示することにします。気軽に見に来てください。
みんなドンドンいい作品を描いてください。
構成課題は色々悩んじゃいますよね。でも、何を見せたいか、空間をどのように形が流れているか、など、ポイントを絞ると考えやすくなりますよね。
今日の優秀作品をいくつか紹介します。(^^)
T.Aくん:シンプルな構成で、緊張感もあり、3つのモチーフのクオリティーも上げてきましたね。
A.Sくん:弥勒菩薩の印象も正確に出来てきました。広がりを感じる構成になりましたね。
K.Mさん:御者のメリハリもあり良い粘土です。バランスもよく、すっきりした構成になりましたね。
こちらは芸大Bクラスです。冬季講習に入って初ブログUPです!!課題は自刻像でした。しっかりとした組み立てに粘土付けを工夫しながら自分の世界観をどう表現するか?
S.Hくんの自刻像
すうっとした佇まいが良い雰囲気を感じさせてくれます。構造がしっかりしてきましたので、安心してみられますね。もっと形をつめてメリハリを出してもこの空気感は無くならないと思います!攻めの姿勢で行こう!!
H.Gさんの自刻像
内容がぐっと上がりました。観ていて面白い形が増えてきたと思います。やや目の位置がずれてしまったような?正中線で確認しよう!
A.Hくんの自刻像
自分らしいの頭部の形を良くつかまえられたと思います。その結果興味深い形が生まれましたね。今後切り口の処理、細かな形の造り込みなどの勉強を重ねればさらに良いと思います。
円盤背面にマスクを立てかけたモチーフ
朝から、みっちり課題が凝縮されている冬季講習。
疲れているであろう夜間の時間帯でも、みんな負けるもんかと燃えています!
その意気込みと行動は、必ず結果に表れて来ると思います!
Y.Uくんのデッサン
難しい正面位置からのデッサンです。大きな形の見え方が良いですね。
A.Sくんのデッサン
石膏の白さが綺麗なデッサンですね。視点や、印象がクリアで目を引きます。
塑造強化コースは今日は午前までブルータスの模刻でした。
体の傾きや頭の上の面など大きな構造を大切に観察したい像ですね。全体に底上げ感は感じます!
M.Mさんの塑造です。
前半から大きな形の組み立て、形の張りなど安定した仕事の進みでした。前頭部や側頭部の関係など、難しい頭の形がスッキリと見やすい塑造でした。
午後も頑張っていこう!!
冬季講習会が始まりました。
今日から急に寒くなりました。身体に気をつけつつ全力で行きましょう!
展示作品の上段左から二枚目のマルスとロープは臨時講師で来てくれている山口さんのデッサンです。参考にしてください。
夜間芸大二次対策コースの制作風景
インタビュー第15弾 『受験生へ!応援インタビュー』 をアップしました
昨年度、東京芸大に合格したすいどーばた出身の4名にインタビューを行いました。実技をしながら考えていた事、モチベーションの保ち方、受験生に向けてのメッセージなど、この時期の皆さんには参考になる内容になっていると思います。
メニューバーのインタビューから御覧になって下さい。(PCのみ 携帯からは御覧になれません)
明日から冬季講習会の前期が始まります。
芸大総合コースを受講する皆さんは、クラスを二つに分けて制作します。
その関係で、Aクラスはデッサン、Bクラスは塑造からのスタートになります。
クラスは明日の朝、掲示板に貼り出しますので、自分のクラスを確認して制作に入ってください。
どちらのクラスになるか分からないので、デッサンと塑造の両方の準備することをお忘れなく!
明日の朝は、画材販売が込み合いますので、早めに来校すると良いでしょう。
前期8日、後期8日の計16日間、体力勝負になりますので、健康管理に気をつけて良い講習にしましょう!
4日後から冬季講習会が始まります。
短い休みですが、身体を休め、学科を頑張り、万全の態勢で臨んでください。
今年はコース設定が変わりますので下記の内容をチェックした上で検討してください。
尚、限定30名に冬季講習会のポスターをプレゼントしております。彫刻科限定企画なので申込済みで希望者は教員室まで取りにきてください。
今年の彫刻科の冬季講習会は例年とかなり違います。
東京芸大の一次試験の倍率が下がり二次試験重視になってきたことに対応するため、コース設定を変更いたしました。芸大二次試験を突破する力をこの冬に身に付けたいですね。
<変更のポイント>
これまで昼にデッサンコース・夜に塑造強化コースを設けていたものを、今年は昼夜入れ替えて昼に塑造強化コース・夜にデッサンコースとしました。
これにより塑造課題の数が増え、模刻・動物・首像・構成といった必須の課題にしっかりと取り組めます。
また夜間には新たに芸大二次対策コースも新設。こちらは従来通りの芸大総合コース受講者がさらに夜間を使って塑造・素描を強化するためのコースです。
こちらの組合せではデッサン・塑造・素描のバランスが良く、総合的に理解を深めることができます。
そして後期最後には塑造強化・芸大総合 両コース合同の塑造コンクールがあります。
なかなかこの規模の塑造コンクールは出来ないので、多くの作品を観ることと自分の塑造力を確認する良い機会となるでしょう。
普段塑造をする回数の少ない高校生や地方で学ぶ学生にとって良いチャンスとなると思います。
<私大志望・初心者の方>
彫刻科の場合、このように芸大を中心にコースを設定するのですが、当然そのことが私立大学の対策につながります。初心者の人にはどのコースも道具の説明や心棒の組み方も説明し対応いたします。また彫刻基礎コースも設定しております。
<注意事項>
昼に塑造強化コースを設けたことで、定員が発生します。回転機の数に限りがある関係で、塑造強化コースの定員が約40名となります(芸大総合、彫刻基礎コースの人数により多少増減することがあります)。冬季講習会受講をする際、定員に空きがあるかご確認の上お申し込みください。
すいどーばた美術学院 03-3971-1641
2学期お疲れさまでした〜!(^^)/彫刻科みんな頑張りましたね。
この調子で冬季講習会も元気にいきましょう!!
夜間部のデッサンコンクール「ガッタメラータ」の1位作品を紹介します。
a.wさん(高校3年生):自然な観察で空間表現の美しいデッサンになりました!
理想的な対象に迫る良い描き込みです。
これから更に、構造的な意識を高めて彫刻としての魅力も表現しながらより、絵としての美しさを追求して行って下さいね!
先日の素描コンクールに引き続き、今日はデッサンと塑造のコンクールです。
採点中には学科試験も行い、総合コンクールとなりました。
デッサンは、モリエールと木枠の組みモチーフでした。印象と空間性が重要になりますね。木枠の箱型の構成も注目点です!
K.Hさん
T.Nくん
K.Nさん
T.Aくん
塑造は自刻像でした。頭部と首の繋がりを意識した仕事が基本になりますね。自刻像なので表情にもこだわりたいところです。
いよいよ2学期も終わり、つぎは冬季講習会になります。
各自、自分の課題を見直して有意義に取り組んでください。
こちらは、自主課題で取り組んでいた、友人像です。
S.Hくんの作品
手応えがありましたね!何かを掴んだ様です。凹みを強調するより、張りやつながりを意識した粘土付けが、存在感の強さにつながってきました。
今回は2010年 冬季講習出題モチーフ特集です。
今回は冬季講習会のカリキュラムに合わせて作品をピックアップしました。様々なバリエーションのある作品を選んでみました。講習会を受講しようと考えている方はどうぞ参考にしてみてください。
サイト上部のメニューバー Gallery からご覧になれます。(PCのみ)
夜間部では、2学期後半のテーマとして「人体理解」を主に素描と塑造のバランスを保ちながら取り組んできました。その締めくくりに自画像をコンテ、または鉛筆で描きました。
初めてのコンテという学生もいましたが、みんな元気良く描きました!!今日は2点紹介します。
s.eくん(高校3年生):前回も預かりになりましたが、今回の方が初めてのコンテでも、自分の印象がより出せたし、描き込みも良くなりましたね。あずかりです!(^v^)/
k.fさん(高校3年生):こちらも優秀作品です。空気感や構図のバランス等も絶妙で良いですね。引き込まれそうな表情や繊細な描き込みも魅力です。胸部まで丁寧に描けると預かりですね。次に期待してます!
今日は学期末コンクール第一弾! 裸婦立像でした。採点中の3hで自画像も描きました。
全体としては正直良いのがもっと沢山あればいいなあという印象を受けました。オーソドックスな力を感じさせるデッサンは少なく、構図、立ち姿、押さえてもらいたい所が弱わかったように思います。大きなズレはないのですが、些細なミスが印象を悪くしている人が多く注意したいところですね。
コンクール上位のデッサンを紹介します。
こちらは自画像のコンクール上位作品です。光、空間、質感、いろいろな方向からのアプローチがありました。
明日からデッサン、塑造、学科とコンクールが続きます。気力、体力を充実させて良い作品を見せて下さい!
二学期も残り僅かになりました。
寒さも増してきていよいよ試験シーズンが近づいてきましたね。
ということで、冬季講習会のご案内をいたします。
今年はコース設定が変わりますので下記の内容をチェックした上で検討してください。
尚、限定30名に冬季講習会のポスターをプレゼントしております。彫刻科限定企画なので申込済みで希望者は教員室まで取りにきてください。
今年の彫刻科の冬季講習会は例年とかなり違います。
東京芸大の一次試験の倍率が下がり二次試験重視になってきたことに対応するため、コース設定を変更いたしました。芸大二次試験を突破する力をこの冬に身に付けたいですね。
<変更のポイント>
これまで昼にデッサンコース・夜に塑造強化コースを設けていたものを、今年は昼夜入れ替えて昼に塑造強化コース・夜にデッサンコースとしました。
これにより塑造課題の数が増え、模刻・動物・首像・構成といった必須の課題にしっかりと取り組めます。
また夜間には新たに芸大二次対策コースも新設。こちらは従来通りの芸大総合コース受講者がさらに夜間を使って塑造・素描を強化するためのコースです。
こちらの組合せではデッサン・塑造・素描のバランスが良く、総合的に理解を深めることができます。
そして後期最後には塑造強化・芸大総合 両コース合同の塑造コンクールがあります。
なかなかこの規模の塑造コンクールは出来ないので、多くの作品を観ることと自分の塑造力を確認する良い機会となるでしょう。
普段塑造をする回数の少ない高校生や地方で学ぶ学生にとって良いチャンスとなると思います。
<私大志望・初心者の方>
彫刻科の場合、このように芸大を中心にコースを設定するのですが、当然そのことが私立大学の対策につながります。初心者の人にはどのコースも道具の説明や心棒の組み方も説明し対応いたします。また彫刻基礎コースも設定しております。
<注意事項>
昼に塑造強化コースを設けたことで、定員が発生します。回転機の数に限りがある関係で、塑造強化コースの定員が約40名となります(芸大総合、彫刻基礎コースの人数により多少増減することがあります)。冬季講習会受講をする際、定員に空きがあるかご確認の上お申し込みください。
すいどーばた美術学院 03-3971-1641
今日は2枚の預かりがでました。
全体的には上がって来ていますが、トルソならではのプロポーションの捉え方や動きの感じ方などもっと意識していきたいですね!
K.Tさんのデッサン
柔らかい炭や空間性が持ち味のK.Tさん。今回はその空間性を円盤投げの奥行きや動きと絡めて仕事を進めてきました。自分の持ち味を活かしながらモチーフの形態に迫る、これぞデッサンの醍醐味ですね。足の形態感、奥の方がしっかりつかまるとより良いですね。
A.Aさんのデッサン
9時間課題でしたが、本人の課題を克服するために18時間かけて描き上げました。課題としていた描写も途中で終わることなく密度を上げることができました。頭部も始めは大きかったのですが、じっくり時間をかけて狂いを直すことができました。この一枚が本人の自信に繋がってくれるといいですね。この調子で頑張っていきましょう。