2010年10月アーカイブ

円盤、手と水の入ったビニール袋のコンクール

台風の暴雨に負けず本日はコンクールの講評でした。
全体的にはまあまあといった印象です。レベルの底上げは感じますが、上位グループに突出した学生はいなく、横並びの印象を受けます。みなさんそんなに横を気にしなくても良いですよ!!ねらっていきましょー。

デッサンは円盤投げでした。彫刻科ならではのモチーフですね。表面描写だけでは表現は難しく、目で見える以外に、彫刻的に構造や空間を感じ取る仕事がデッサンの内容につながります。では上位のデッサンを紹介します。
S.Tさんのデッサン

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K.Tさんのデッサン
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S.Hくんのデッサン
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塑造は手と水の入ったビニール袋の構成でした。こちらは作品に色々なパターンが生まれ採点が難しかったです。結果、講師がそれぞれの基準で採点する形となりました。様々なパターンのなかで無視できないのは、プロポーションを含めた手ならではの動きによって生まれる美しさではないでしょうか?そこを踏まえつつビニール袋とからめていきたいです。
T.Hさんの塑造
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K.Sさんの塑造
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T.Aくんの塑造
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A.Mさんの塑造
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Y.Uくんの塑造
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K.Nさんの塑造
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来週はクラス合同で手の素描です。今日の手の構成の反省をふまえて取り組んで下さい。

現役生のフォーン!

夜間部の今日の課題はフォーンのデッサンです!
元気あるデッサンがたくさん出てきました!
すべて紹介したいところですが、今日は4枚紹介します。

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↑k.kさん(高校3年生):力強く、量感ある表現で良いですね!^^


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↑s.kくん(高校3年生):全体感を大切にして、形を描くリズムが出来てきました!


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↑t.bくん(高校3年生):インパクトあるメリハリが良い意味で目立つデッサンです!


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↑m.kさん(高校3年生):木炭の透明感ある表現や凹凸の面白さが豊富でとても良いですね!

今日のあずかりデッサンと塑造!

今日はクラスチェンジの友人素描と自刻像でした!

自刻像。
骨格の確かさはもとより、塑造板からの空間を意識しながら、さらに自分なりの表現まで探る。
そこまで完成度のある作品を目指して、この時期はクオリティーを上げて行きたいですね。

K.Sさんの塑造
斜めのカタチが大変よく追えました。あとは粘土付けが適所に馴染めばなお良いです。
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T.Mくんの塑造
顔面をグイッと前に出し迫力がありますね。カタチの繋がりを出てきた為リズムが生まれました。
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K.Oくんの塑造
面白い作品がでました。髪の毛と顔面のコントラストが印象的です。癖っぽくなる傾向がありましたが、今回はデリケートに進め、粘土もイキイキしてきました。
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M.Sさんの塑造
描写に頼らずゆったりとした形態に魅力を感じます。この柔らかさをもっと出す為に鋭い形を設けてもよいかと思います。
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K.Hさんの塑造
しっかりと積み上げた仕事から実直さを感じます。出来てきた形から自然さを感じとても好感が持てますね。
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友人像
彫刻的な見方ももちろんの事ですが、画面の中に、どう見せたいかを意識し、狙いをもった構図を決めていくことが大切になります。体、頭部、肩の関係性をしっかり見ていきましょう。

S.Aくんのデッサン
堂々とした構図と、首と頭部の組み立てがしっかりとしていますね。コンテの素材も活かされて、ダイナミックな素描になりました。
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K.Nさんのデッサン
手前の腕からの奥行きが綺麗に表現出来てきました。冷静さを感じます。頭部の回り込みと眼鏡の質感、目の周りの形態にもう一歩迫りたいですね。
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N.Nさんのデッサン
調子に冴えがあり、目を引くデッサンです。調子の響きが上手く空間を表現できています。肩や体の厚みや形態がやや弱いのと、首奥側の形態がもう少し欲しいですね。
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公開コンクールのお知らせ

秋も深まり実技にも集中度が増すこの季節、はたして自分のチカラはどうなのか?
ということで来月11月13日(土)14日(日)の2日間で湘南美術学院との合同全国公開実技コンクールを行います。
課題は「石膏デッサン」(木炭/木炭紙大)です。
湘南との合同になって今年でもう7回目なんですね。昨年は東京芸大受験者数224名に対し150名のエントリーがありました。66.9%の人が受けた事になりますね。芸大受験まで4ヶ月弱のこの時期に、自分の課題を確認するには絶好の機会ですね。
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全国にいる猛者諸君、自分の腕を試す機会です。そして「芸大なんて無理、無理」と思っている受験生へ、受ける前からあきらめてはいけません。自分の可能性を信じてください。まずは気軽にエントリーしてみましょう。お待ちしております。
そして2日目の14日(日)講評後13:30から彫刻家 森淳一氏の特別講演会があります。楽しみですね。説明をする必要はないくらいの方です。知らない人はモグリですよ。自分で調べてみましょう。
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そして地方の受験生に朗報!!!なんと無料宿泊(朝夕食付き)あります!!うれしいですね!助かりますね!(宿泊人数に限りがあります。お早めに。体験宿泊は一泊のみ・日曜祝日は食事がつきません。)詳細はwebサイトで→宿泊情報

申し込みを希望の方はすいどーばたHPで申込書をダウンロード!
すいどーばたHP

申込書を郵送希望の方は03−3971−1641どばた受付まで!
以上、公開コンクールと無料宿泊施設紹介のお知らせでした。彫刻科教員室

今日の塑造とデッサンー自刻像と友人像

今日のデッサンは、アルシュ紙全版を使っての友人像でした。
じっくりと自分の画面に向き合い、こう仕上げたい!と言う意思が感じられるデッサンが増えてきました!
幾つか紹介します。

K.Tさんの素描
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M.Sさんの素描
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T.Aくんの素描
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A.Sさんの素描
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K.Mさんの素描
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K.Sさんの素描
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H.Gさんの素描
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今日は塑造チームは自刻像でした。

頭部の形態感や首の流れ動きなどが大切になる課題です。

S.Tさんの塑造です。
体の傾きと首のつながりはまだ違和感がありますが、頭部の塑造表現が以前に比べ格段に良くなりました。形態を追うだけではなく、粘土付け1タッチ1タッチを表現にしにいけたので、形が張り付き表現の幅が広がりました。
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M.Mさんの素描です。
タイヤにすこし違和感がありますが、床の広がりなど綺麗にとらえていますね。
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T.Hさんのデッサンです。
継続して授業外での時間を使って仕上げてきました!光は弱いですがベルベデーレの持つ形の強さに反応出来ています。
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夜間部グデアの模刻!

夜間部生も頑張っていますよお〜!(^0^)優秀作品がぞくぞく!です。

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↑s.kくん(高3):質感、リアリティー、構造的にも正確さがあります。粘土の表現にもリズム感や幅があって、頭部の模様までは造り込みしてなくても彫刻的な魅力がいっぱいです。☆アドバイス:もう少し頭部も造ってあったら完成度の印象も上がります。


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↑a.nさん(高3):造り込みが大変よく出来ました。(^v^)/粘土の柔らかさと全体の印象とバランスが良いです。☆アドバイス:造り込みの進め方で、全体的に進められると良いですよね。正面だけで後ろが途中では惜しいですから。^^


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↑s.eくん(高3):少し堅さはありますが、この作品も密度で目立っていました。やはり「根性で造り込むことも重要です!」と、言わせるほどの作品。印象も良いですね。(^^)☆アドバイス:粘土を中心に向ってさらにしっかりと形をおさえるようにして、メリハリをもっと出していきましょう!

にわとりとフォーン

本日は名古屋コーチンのメスをつくりました。二本のすねでしっかりと立つ姿、動きに対して連動する足の運び。塑造板をぐるりと一周まわしてカタチに違和感がないか?ふまえるポイントは多くあります。全体的にはまだ立ち姿や骨格の不安定さはありますが、イメージに近づくための積極的な姿勢は感じられました。

E.Tさんの塑造
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造り込みなどまだ弱いですが、動きに対しての反応が抜群でした。感覚を開放した仕事は見ていてとても面白みを感じます。上手さよりも良さが先に目に入ってきました。

S.Hくんの塑造
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仕事に充実感がありますね。積み重ねのやりとりにマンネリ感はなく新鮮な印象を受けます。フワリと形を捉える傾向がありましたが、今回は逆に少し形を絞り過ぎた印象を受けました。ですがそれは課題に対して積極的な仕事の結果だと思います。粘土を取る仕事と付ける仕事のバランスですね。

そしてこちらはデッサンです。
全体的にフォーンの動きと量感を意識できたデッサンが多く見受けられました。フォーンは個々の形それぞれに強さがありますが、腰部分から上体、両肩にかけてのねじれを上手く捉えることがポイントになります。

K.Tさんのデッサン
柔らかい木炭の調子を上手に使い、腰部分のねじれから首周りまでの空間を綺麗に表現することができています。
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S.Aくんのデッサン
やや強引さはあるものの、手前から形を引っ張っていこうとする意識によって。この位置から見た時のフォーンの迫力に迫ることが出来ました。
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こちらは時間外制作、友人像です。
S.Aくんのデッサン
コンテで丁寧にタッチを重ねながら、モデルさんに迫っています。顔面の骨格から頭部の張りへの繋がりや表情など、繊細に描き込めていますね。両肩のつながりなどもより観察していけると良いですね。
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名古屋コーチン雌鳥塑造

R.Mさんの塑造です。
大きなアクションをつけながらも、柔らかく動きをつないできましたね。
頭部の作り込み、印象やポーズの決まり具合はばっちりですね。あとは足の質感、強さがピタッとはまると良かったですね。
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顔アップです。
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チェック!!冬季講習のススメ!

彫刻科教員室よりお知らせです。

今年の彫刻科の冬季講習会は例年とかなり違います。
東京芸大の一次試験の倍率が下がり二次試験重視になってきたことに対応するため、コース設定を変更いたしました。芸大二次試験を突破する力をこの冬に身に付けたいですね。
<変更のポイント>
これまで昼にデッサンコース・夜に塑造強化コースを設けていたものを、今年は昼夜入れ替えて昼に塑造強化コース・夜にデッサンコースとしました。
これにより塑造課題の数が増え、模刻・動物・首像・構成といった必須の課題にしっかりと取り組めます。
また夜間には新たに芸大二次対策コースも新設。こちらは従来通りの芸大総合コース受講者がさらに夜間を使って塑造・素描を強化するためのコースです。
こちらの組合せではデッサン・塑造・素描のバランスが良く、総合的に理解を深めることができます。
そして後期最後には塑造強化・芸大総合  両コース合同の塑造コンクールがあります。
なかなかこの規模の塑造コンクールは出来ないので、多くの作品を観ることと自分の塑造力を確認する良い機会となるでしょう。
普段塑造をする回数の少ない高校生や地方で学ぶ学生にとって良いチャンスとなると思います。
<私大志望・初心者の方>
彫刻科の場合、このように芸大を中心にコースを設定するのですが、当然そのことが私立大学の対策につながります。初心者の人にはどのコースも道具の説明や心棒の組み方も説明し対応いたします。また彫刻基礎コースも設定しております。
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<注意事項>
昼に塑造強化コースを設けたことで、定員が発生します。回転機の数に限りがある関係で、塑造強化コースの定員が約40名となります(芸大総合、彫刻基礎コースの人数により多少増減することがあります)。冬季講習会受講をする際、定員に空きがあるかご確認の上お申し込みください。
すいどーばた美術学院 03-3971-1641

夜間部と彫刻基礎コースの作品紹介 & お知らせ

夜間部と彫刻基礎コースの作品紹介します。
夜間部生はこのごろ本当に良い集中力を出せるようになってきましたね。みんな、かなり伸びてきました!!
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<夜間部>奴隷全身像 木炭紙倍判
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▲高校3年生のc.oさん:力強くて量感もありますね。細部の描写も的確になってきたので、完成度や質感、色幅の調子のリズムまで良くなってきました。特に、現役生全般に言える構造の理解という大きなテーマが彼女はしっかり出来ています。

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▲こちらは、s.eくん:集中力が抜群のデッサンです。形に対する執着心と観察力が感じられるようになり表現力もついてきました。より正確な形の確認をこれからさらにアップさせていきましょう。これなら東京藝大 現役合格も可能です〜ファイト (^v^)

<彫刻基礎コース>ブルータス
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▲ 高校2年生のh.yさん:魅力がいっぱいのデッサンです。構図、動きの理解、印象もかなり良くなってきました。形の探りも良く、見応えのある凹凸が目を引き、良い描写です。このデッサンで質感や空間表現に深みが増しました。今後が楽しみです。(^0^)/

<お知らせ>
サーバーシステムの変更に伴い、学内生サイトのトップページアドレスが11月8日に変更になります。そのため、今までの学内生サイトは終了になります。長い間ありがとうございました。新しい学内生サイトをお楽しみに!
尚、2007年から現在〜の学生作品のページはこれからも見ることができます。
2010年度 学生作品のTopページへは→こちらです。
(まだ知らない学生で、見たい方は教員室でIDとパスワードを聞いて下さい。)環境により見られない場合があります。ご了承下さい。<推奨:iPhone、iPod touch、iPad、その他のスマートフォン、Intel Mac、Windows7等, ソフト:Safari3以上、Firefox3以上 で見ることができます。>

倍版と構成

今日のデッサンコースは倍判で色々なモチーフを描きました。サイズが大きいこともあって楽しく入り込みながらも、各人の課題を一歩踏み越えて、何か掴めたものがあった人が多かったように思います。

N.Nさんのデッサン
緻密に積み重ねた描写に冴えがあります。手前の膝から腰までの空間の表現が自然で良いですね。くびれ周りの回り込みがさらに欲しいです。
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A,Mさんのデッサン
これまでにない完成度で仕上げることが出来ました。白が飛んでしまう癖がありましたが、ハーフトーンの幅が広がり、形態と空間が見事に表現できました。この感じで行きましょう。
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R.Mさんのデッサン
こちらもまた、個人の課題を一つ越えたところで仕事が出来ました。逆光の調子が必然性を帯びたものとして形態に繋がり、響き合っています。台座がやや薄くなってしまったのが惜しいですね。
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こちらは構成課題です。牛骨、ロープ、リンゴかレモンがモチーフです。構成としてはみんな色々なパターンを考え「オッ!」と思わせるのが出てきました。もっとレベルを上げるには密度ですね。密度といっても単に上げていくと、説明的になったり、見せ場が沢山ありすぎてどこを見て良いのやら曖昧になったりと難しいです。なにを見せたいのか、イメージをしっかり持ちながら造り込んでいきましょう!
今回はみんな良い出来でしたので、全員のせたかったのですが、以下の数名で勘弁して下さい。

K.Yくんの作品
塑像板の大きさを見てもらえばわかると思いますが、巨大でマッチョな作品です。「食べすぎでしょ!!」と思わず言ってしまう所に作者のイメージの強さを感じてなりません。
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K.Hさんの作品
なかなかオシャレな作品ができました。牛骨の部分を使うことで軽快さを表現し、一見では分からないことで「何だろう?」と人に歩みを進ませる誘導ができましたね。
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R.Mくんの作品
こちらもイメージがしっかりしています。この中に堕ちたら二度と出られなそうな恐怖をおぼえます。
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K.Oくんの作品
彫刻は形を使って光や影をコントロールできます。牛骨の向きやふりをデリケートに扱い骨の持つ影の印象を最大限に表現できました。光と影を味方につけた好例だと思います。
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T.Aくんの作品
ダイナミックな構成でボリューム、内容とも充実しています。上に位置する下あごが漂う舟のように見えて空想が広がります。うーんロマンチック
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K.Sさんの作品
マッチョやボリューミーな作品が多い中、あえてシンプルな構成はお口直しの意味もあり、かえって目立つこともあります。わたしはこういう方向性でいくのよと無言の意思表示がこの作品の強さに繋がっているように感じます。
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ここにはピックアップされなかった学生も自分の課題に真摯に向かい制作をしていると感じます。季節の変わり目ですので体調に気をつけながら来週もがんばって参りましょう!!

今日の優秀作品!

塑造は牛骨、ロープ、りんごorレモンの構成でした。前回の構成課題からの引き続きという事もあり、自分の力に合わせた構成が出来ていました。牛骨の存在が大きくなるため、塑造板に対しての3つのモチーフの位置関係と、牛骨の骨格的なバランスを合わせること、それぞれの質感表現をどこまで出来るかがポイントになります。

A.Mさん
全体の作り込みにはまだ弱さが見られますが、構成としてはそれぞれのモチーフに必然性を感じる事が出来、目を引くものとなっています。
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S.Aくん
見る仕事と作る仕事が直結しており、モチーフそれぞれの質感を、個人の実感が伴ったものとして表現する事が出来ました。
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こちらはデッサン ベルベデーレ、マルストルソ、うずくまるヴィーナスの中から一つ選んで倍版で描きました。全体的には大きな仕事を意識しているのですが、バランスがとれてるぞ!というデッサンは少数でした。その影響でしょうか?完成度はいまいちでした。普段倍判は扱わないので新鮮に取り組めますが、イベントで終わらないようにしたいところですね。そんな中で成長著しいデッサンを紹介します。

R.Nさんのデッサン
元来、描きっぷりの良さとそれによる画面の味わいが魅力のR.Nさんですが、骨格を含めたベーシックなチカラにやや不安要素がありました。今回はベースの仕事をしっかりした上での細部へのアプローチ、大きな仕事と細部の仕事のバランスが炭の色味の冴えにつながっていると思います。R.Nさんのイメージが素直に出ていますね。ナイスです!!

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T.Mくんのデッサン
目に飛び込んでくるインパクトは強烈ですが、空間や自然な現象が拾いきれずいつも悔しい思いをしていたT.Mくん。ですが今回は違います。エネルギッシュさはそのままにモチーフからの繊細な現象を拾い始めました。こうなってくると画面が豊かにしゃべり出しますね。強くそして繊細に=最強です。

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制作風景

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円盤もかなり完成度が上がって来ました!!

現役生の優秀作品!ヘルメス

今日の夜間部の優秀作品紹介!
s.eくん:ヘルメスは印象や動きも難しいですが、空間的に自然で奥行きを感じる点、彫刻的な形の表現もデリケートに観察しています。木炭の調子も心地いいですね。Good!!
惜しかったのは、後頭部の形がちょっと丸くなっています。対策は解剖学的にも骨格の正しい理解を付け加えていきましょう!(^0^)
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構成課題

本日はクラス合同で構成課題をしました。(与えられたモチーフを3つ選び自由に彫刻しなさい) リンゴ、紙袋、ロープ、レンガ、マスク色々、自分の手……などなどたくさんのモチーフの中から選んで構成しました。自分で選ぶと自由度が広がり構成がしやすくなります。はじめのエスキース、制作途中での確認の仕事、モチーフを観察を通しての造り込み。色々な注意点があるなか今日はどんな作品ができたでしょうか?

M.Mさんの構成
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E.Tさんの構成
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A.Sくんの構成
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A.Aさんの構成
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R.Mくんの構成
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S.Gくんの構成
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A.Mさんの構成
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S.Aくんの構成
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K.Hさんの構成
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今週も素描道場が開かれました。時間外でやっているのでみんな真剣度が増しています。回数を重ねるごとに濃密になる予感がします。こちちも引っ張られるように熱気がこもります。

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夜間部生のアバタ優秀作品紹介!

夜間部生のアバタの模刻優秀作品!紹介。
s.kくん(高校3年生)アバタの動きをしっかりと理解して印象も良く表現できましたね!
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s.eくん(高校3年生)違いをどんどん直してきましたね。構造的な見方が良くなりました。^^
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ヘルメス、アバタのビーナス

今日のデッサンチームはヘルメスでした。有機的で柔らかい動きが特徴のモチーフですが皆さん楽しんで迫れましたか?

K.Mさんのヘルメス
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印象がゆったりとしてきましたね。頭部のところはまだ2次元的な所もありますが、スッと見られる画面に好感が持てます。よくなってます!!

N.Nさんのデッサンです。
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頭部の白い部分の形がややあっさりしていますが、手前の胸の描写などはヘルメスらしさを引き出す描写になってきました。「モチーフらしさのある臨場感」をこれを機会にものにして欲しいですね。

今日の塑造はアバタの模刻でした。頭部と顔のバランス、伸び縮みの動きやねじれ、心棒からの空間、張りや存在の追求など、小さいモチーフですが盛りだくさんです。まだまだ意識していって下さい!

M.Aくんのアバタ塑造
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頭部の詰めがやや弱いですが、柔らかく仕事が出来ています。

S.Sさんのジョルジョ塑造
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肩の関係性や首の入り方など動きに敏感に反応出来ています。

H.Gさんのアバタ塑造
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全体感はありますが、大きな面やメリハリがもっと意識出来ると良いですね。

ビーナスの模刻

彫刻科のY,Uくんの造ったミロのヴィーナスの模刻がすいどーばた美術学院の全体のポスターになりました!!スバラシイ!
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自主課題でのぞんだ模刻ですが、完成にいたるまで紆余曲折がありました。本人からの談話が届いていますのでそちらをどうぞ!!

○いや〜Y.Uくん凄いですね。ポスターですよ!ここまで造るのに苦労もあったかと思いますが、造っている時はどんな所に注意しましたか?
Y.U そうですね。量感の強いモチーフだったのでそれに負けて量感が乏しくならないように気をつけました。
○シンプルな注意点ですね。さすがです。そこを外すと彫刻として弱くなってしまいますからね。ではやってみて勉強になったところは?
Y.U 勉強になったところで言いますと、ミロのビーナスは普段見る石膏像の中でもより三次元的に動いている像なので、その動きを理解して対応する力を身につけるための勉強になりましたね。
○大変だったこと、苦労したこと?
Y.U ありますね。一度完成してから撮影までの間に少し時間が空いたんですけど、頭部が落ちてしまってその部分を一から造り直した事です。(苦)
○それはあけてビックリですね!!想像しただけでも恐ろしいです…… では最後に現在円盤投げの全身模刻に挑戦していますが、抱負をひとつお願いします。
Y.U モチーフがさらに大きくなって勢いを増しているので、最後まで守りに入らず攻めの姿勢でいきたい!
○Y.Uくん勢いのあるコメントありがとうございました。引き続き頑張っていきましょう!! 
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アバタの模刻

今日は塑造チームはアバタのビーナスでした。
塑造強化の成果が少しずつ出てきましたね。攻めている作品が出てきたので紹介します。

K.Nさんの塑造です。
頭部の量がやややせてしまいましたが、顔面の似せ具合、頭部への手の入りなどは充実していますね。
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N.Nさんの塑造です。
やや印象に硬さは残しましたが、全体のバランスや印象、作り込みなど総合的に良いバランスで作れていますね。最後まで柔らかい動きをおっていって下さい。
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今回は 倍版デッサン、素描特集です。

10月のカリキュラムに合わせて倍版デッサン、素描作品を特集してアップしました。どれも熱さを感じる作品です技術的なものだけでなく、作品に向かう姿勢も参考にしてみてください。

サイト上部のメニューバー Gallery からご覧になれます。(PCのみ)

今日も盛りだくさんでした!

今日の課題は、アムールデッサンと友人像でした。

N.Nさんのデッサン

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少し、首の入りが弱いですが、光を意識しながらアムールらしいねじれに反応出来ています。

R.Kくんの塑造

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完成度があります。しっかりとイメージを持ちつつ全体感と細部のバランスが上手く絡んでいます。切り取った空間も綺麗ですね。

S.Tさんの塑造

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大きく切り取ってきた所に責任感を持って仕事が出来ています。内面まで見えてくる様です。ここまで表現が出来てくると楽しいですね。

S.Sさんの塑造

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一周回して見てもしっかり観察出来ています。大きさに振り回されず素直に表現が出来ています。手の下に造った空間も効いていますね。

H.Gさんの塑造

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後頭部の形にもっとパンチが欲しいですが、前から見た印象はかっこ良いです!表現と友人の持つ雰囲気がビシッとはまっています。

A.Aさんん塑造

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頭部と体のバランスが無理なく見れています。背中側の形もしっかり追えていました。もっとおでこの形がギュッと詰まってくると良いですね。

講評の後に今日は、阿部先生の彫刻論が行われました。
夜間部の生徒も参加してくれていました!

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3年計画な彫刻論、今回は完結編。
大学2年生からの作品を振り返りながら、表現に向かう心境の変化や流れなどが聞け、石彫という一つのジャンルから、様々な部分へ広がっていく内容でとても勉強になりました。真摯に制作に向かう姿勢など、背中で語る部分に生徒も感化されていた様です!

つづいてコチラは秋限定で素描力強化を図るため、素描道場を開設しました!

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道場なんてなんだかおおげさですが、クラス関係なく、俺のあたしの素描はどうじゃ!!と僕ら講師挑んでもらうような企画です。モチーフ自体を自ら決めるところなど、実になる時間になればと思います。来週も待っています。簡単にはOKを出す気はありませんので、心してかかって来て下さい!!押忍!!

夜間部も盛り上がっています。

今日の夜間部はアバタの模刻。
皆、かなりの集中力で制作しています。
モチーフに迫力ある視線を投げ掛けていました。
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こちらは円盤投げ全身像の模刻に取り組むY.Uくん。
先週コンクールで制作できなかったので、再スタートです。
だいぶ全体感がつかめてきました。
少しボリュームが付き過ぎたところがあるので、
ここから間接や筋肉を絞って形を引き締めていきたいところです。
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彫刻科タイムズ11月号アップ!!

◎表紙は秋山登山の甲斐駒ケ岳特集!壮大な写真がすばらしい!
☆伝説のデッサン、参考作品解説6作目。今回は西嶋先生のセレクト「フォーン」です。先生方のコメントも参考になるよね。
★そして昼間部の優秀作品紹介では、粘土クロッキーの成果で、力作の模刻作品がいっぱいです。
●イベントニュースは、基礎科 塑造実習の作品を紹介。とってもがんばってるからみんなそれぞれの良さがありますね。
●彫刻科夜間部 今年3回目の自由制作展!の様子もアップ。
◆いつも楽しみな氷室先生!おすすめ 美味しいお店紹介のコーナー!今月は白金にあるホットケーキにレモネード!!です。行ってみたい!
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