こちらは芸大コースBです。
レンガ、ロープ、りんご、軍手、布、などなど沢山のモチーフの中から自分で3つ選び、構成をしました。それぞれの素材の特性を構成の軸としながら進めると内容がしっくりとします。リズム、テンポを大切にしながら、つくられた空間を大切にしましょう。
S.Hくんの構成
あえての静かな構成。近寄ったときのモチーフそれぞれの比率を含めたクオリティー、ねらいがしっかりと伝わります。cool!!
U.Pさんの構成
上に位置する紙袋の影が効いてます! 各素材の特性もいかされてます。ロープの太さなど気になりますが、気持ちよい構成がそれをカバーしてます。nice!
S.Aくんの構成
当初の予定通りに終わらせるのではなく、しっくりくるまで動かした結果、それぞれの形が連動しました。good job!
K.Kさんの構成
現役生の作品です。塑造板の空間を有効に使えていて目線が自然と奥に流れて行きますね!シンプルですが、モチーフのチョイスと構成がマッチしています。beautiful!
T.Aさんの構成
こちらも現役生です。とても綺麗な流れとしっかりした造り込みが魅力的です。芯棒も作品の一部に組み込まれていて気になりません。excellent!
N.Nさんの構成
3点で構成していく空間が、心をくすぐります。少し小割りが大きいですが、アイディアも面白いですね!good idea!
こちらは芸大コースAです。
コレー、フォーン、ミロヴィ、3つの大きなモチーフの組石膏デッサンです。モチーフが大きいのでどうトリミングをするかが大切になります。また静物デッサンとして床への意識も大切になってきます。
M.Mさんのデッサンです。預かりです。
中盤にパースでやや苦戦はしたものの手前のフォーンから描写の密度を上げていくことで、調子と空間が繋がり、絵としての冴えが出ました。手が止まってしまった時にどう見方を変えていくかというのも大切です。自分の実力に自信を持って行きましょう!
R.Mくんのデッサンです。
安定した構図です。一つ一つのモチーフを捕まえていく感じには説得力を感じますが、モチーフとモチーフの関係から出来る空間表現にはもう一歩攻めが欲しいです。絵を造りながら完成のイメージが持てると手を入れるべきところが見えて来るでしょう。
K.Sさんのデッサンです。
狙いをもった構図です。手前を大きく切り、視点を奥のコレーに合わせることで空間の表現に成功してます。描写がもう少し詰まると密度のある空間表現が出来るでしょう。
デッサンコースです。
武装する女神と牛骨の組石膏を9時間で描きました。
今回の課題では、牛骨の質感と武装の質感の違いをバシバシ出していけると良かったですね。
そして、組石膏で気をつけたいのが二つの物の置かれている状況と、空間です。それが描けることによって同じ木炭紙で描いていても何倍も大きく見えます。
K.Oさんのデッサン(現役生)
最近、木炭の質が変化してきて、木炭紙に張り付くようになってきました。それによって、描いたものに立体感と空気感がまとうようになっています。
描き込みの技術も発達してきたので、牛骨の設置面から角にかけてなんかは、見ていてゾクゾクしてきます。
武装の首から上も、同じ様な執着心が欲しかったですね。
T.Aくんのデッサン
この位置が得意そうなので、画面に入り込みやすそうでした。
最近描き込み技術が半端なく上達しました。そのお陰で単調に見えなくなりましたね。
言われたことをしっかりこなせるので、これからは、自分のデッサンを冷静に見て、今自分に何が足りないのかを見極められると良いですね。
最後の仕事をする時に、手癖のせいで空間が死んでしまうのが勿体ないかな。
A.Nさんのデッサン(現役生)
描き出しから調子が良かったです。
武装の印象や、牛骨の角の質感を上手く拾えています。
言い切りが強いデッサンなので、並べた際に一際目立っていましたね。
この調子で、更に突っ込んだ細部の形を描いていきましょう。かなり力強いです。