●模刻と素描
◎模刻
塑造版にどの様にジョルジョが入るのかを常に考えていきたいですね。よく離れて観察!これが1番の近道です!
S.Sさんの模刻
少しシャープですが、生きた粘土付けや、ジョルジョの神経質な表情など捉えられています。良い部分が見えて来ています。
M.Sさんの模刻
やや大き過ぎて間の抜けてしまう所がありますが、遠目の印象など良いですね。これから動きに合わせた粘土付けが出来ると良いですね。
M.Mさんの模刻
ジョルジョの印象が良く拾えています。頭部のしっかりさと、首の繊細さが噛み合うとより強固なものになるでしょう。
R.K君の模刻
柔らかい目を引く粘土付けです。動きを感じながら表現する感覚が掴めてきていますね。さらに形が合って行くと最強になりますね。
H.Gさんの模刻
丁寧に観察し素直に粘土付けが出来ています。品のある好印象なアバタですね。
◎素描
工業製品を描いていくと、枠を描いてただ色を塗ってしまうような無味乾燥になりがちになります。ですが色々な観点で見ていくと様々な状況が見えてきます。個々の素材の特徴はそれの重さや、色合い、たたいて出る音、触った時に感じる温度などあげるとキリがありません。そこにモチーフどうしが作る光と陰の関係、複雑ですね。
N.Nさんの素描
床への仕事がしっかりしていますね。構図的には、おさまりすぎの感もありますが空間をしっかりとおさえこんでる安定したデッサンです。
K.Hさんの素描
ガスボンベの軸など、おかしな所もありますが、クールに仕事を重ねて軽やかに描き込んでいっています。
S.Sさんの素描
逆光の位置からモチーフそれぞれの光の反射の違いに、よく反応出来ていると思います。画面が呼吸しはじめると絵に欲が自然とわいてきます。