9hで友人像をつくりました。生命感をとても大切にしたいですね。顔が似る似ないは問題ではなく、観察を通して魅力あるカタチを探せるかどうかでしようか?普段接している友人を言葉ではなく彫刻で表すには、どうすればよいのか?粘土を使っての表現力が試されます。
M.Yさんの塑造
いきいきとした粘土が魅力です。上から下からとしっかりと形を捉えているのが安定感につながっています。大らかな印象がとてもいいですね。
B.Nさんの塑造
細かい造り込みはありませんが、粘土が呼吸しているような印象を感じます。まだまだ気を付けるところはありますが、魅力が勝った作品です。
M.Fさんの塑造
魅力ある形の造り込みが良いですね。目、鼻、口が頭部のフォルムにしっかりおさまっています。バランス感覚が良いですね。
A.Sさんの塑造
形をガンガンひろってモデルに対する眼差し、臨場感で作品を成立させてきました。全体を通してつながる動き、柔らかさが見えるとより良いでしょう。
こちらは昨年度の芸大彫刻科の入試に出題された課題ですね。皆、良い感じで向き合えていたと思います。
そんな中で3点デッサンを預かりましたのでご紹介いたします。
S.Mくんのデッサンは粘り強く形を探る中で徐々に自然さが出てきた秀作です。
今後も集中して仕事に取り組んでください。
こちらはM.Mさんのデッサンです。きれいな光と空間の中に、力強い形態感が加わりました。
まだまだ良くなっていきそうな勢いを感じます。
さらにY.U君のデッサン。
量感と形態がしっかりとしていて存在感が強いものになってきました。形の微妙な変化がつかめてきていますね。
もう一枚Y.U君が描いた円盤投げも預かりました。
このところデッサンの質が変わってきました。やり取りも豊富で好感が持てます。
腰が少し抜けていますが、しっかりしていますね。
いよいよ今学期も大詰めです。今週からいよいよ学期末総合コンクールが始まります。
楽しみにしています。