今日はデッサンと塑造のコンクールでした。
ともに9hの制作時間で、少々短い時間でのコンクール。
デッサンはジョルジョ、塑造は自刻像。
本日の内容は、少し焦りもあるのか湿り気味なものでしたね。
個々に見てみるとそれぞれ課題に取り組んでいるのですが、目指す方向が似てきたりバイオリズムが似てきて、気になります。それぞれ芯を持って制作に取り組みましょう。
そんな中、デッサンで1点秀作が出ましたのでご紹介します。
M.Yさんのデッサン
ゆったりとした柔らかい調子でジョルジョの持つ特徴を表現できています。これまで出来ていなかったことが一つクリア出来たのではないでしょうか。
こちらは採点中に描いた素描です。
夏に買ったトウモロコシを干して、時間をかけて作ったモチーフです。
長期間トウモロコシの世話をしてくれた人たちに感謝です。
3hでの素描なので、どこに視点をあてて描くのかが大事ですね。
S.Mくんの素描。
モチーフのカタチの面白さを引き出し、リズムよくとらえています。
宙に浮かせた設定も生きていると思います。
H.Yくんの素描。
あえてトウモロコシの特徴をだしづらい角度からねらっています。葉を描くことで遠近感を出しながらも、トウモロコシ先端の産毛まで描いていくという完成度、狙いが決まっています。台への配慮もしっかりしていますね。
M.Hさんの素描
S.Mくんの素描と似た構図ですが、こちらは質感の差で迫っています。プチプチ感との対比になる葉のしなやかさ、固有色のひろい方が上手ですね。
みんな素描では仕上げていく喜び感を感じれたようですね。見て写して出来てくる、その喜びは基礎勉強の大事な大事な要点です。家庭課題などでも、積極的に取り組んで下さい。