2009年10月アーカイブ

今日はコンクールでした。

今日はデッサンと塑造のコンクールでした。
ともに9hの制作時間で、少々短い時間でのコンクール。
デッサンはジョルジョ、塑造は自刻像。
本日の内容は、少し焦りもあるのか湿り気味なものでしたね。
個々に見てみるとそれぞれ課題に取り組んでいるのですが、目指す方向が似てきたりバイオリズムが似てきて、気になります。それぞれ芯を持って制作に取り組みましょう。
そんな中、デッサンで1点秀作が出ましたのでご紹介します。
M.Yさんのデッサン
ゆったりとした柔らかい調子でジョルジョの持つ特徴を表現できています。これまで出来ていなかったことが一つクリア出来たのではないでしょうか。
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こちらは採点中に描いた素描です。
夏に買ったトウモロコシを干して、時間をかけて作ったモチーフです。
長期間トウモロコシの世話をしてくれた人たちに感謝です。
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3hでの素描なので、どこに視点をあてて描くのかが大事ですね。

S.Mくんの素描。
モチーフのカタチの面白さを引き出し、リズムよくとらえています。
宙に浮かせた設定も生きていると思います。
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H.Yくんの素描。
あえてトウモロコシの特徴をだしづらい角度からねらっています。葉を描くことで遠近感を出しながらも、トウモロコシ先端の産毛まで描いていくという完成度、狙いが決まっています。台への配慮もしっかりしていますね。
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M.Hさんの素描
S.Mくんの素描と似た構図ですが、こちらは質感の差で迫っています。プチプチ感との対比になる葉のしなやかさ、固有色のひろい方が上手ですね。
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みんな素描では仕上げていく喜び感を感じれたようですね。見て写して出来てくる、その喜びは基礎勉強の大事な大事な要点です。家庭課題などでも、積極的に取り組んで下さい。

まだ間に合う!!

年に一度の腕試し!!全国公開実技コンクールが一週間後に迫りました。湘南美術学院との合同コンクール、芸大受験者数の六割以上が参加し全国最大規模です。まだまだ随時受付中ですのでドシドシ参加して下さい。
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両主任公開コンクールにむけて綿密な打ち合わせをしました。

夜間部と基礎コースの優秀作品紹介!

夜間部のyさん(高校3年生)のデッサン[ミロのヴィーナスのトルソ]
形に触れそうな魅力ある描写ができました。
公開コンクール(11/7,8)もこの調子で頑張ってね。(^∇^)/
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下のは基礎コース(週3日間,火木土クラス)のbくん(高校2年生)
アリアスとベロッキオ模刻。
最近の集中力のアップは本当にすばらしい!!
受験生レベルになってきてます。(^○^)
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塑造構成課題

今日の塑造構成課題です。全体的にはマスクのシビアさがもう一つ、仕上がり感もう一つという感じもありましたが、中にはキラッと光る作品もありましたので紹介します。

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A.Aさんの作品です。今までは、つくりこみでもたついてしまう事が多かったですが、前回の構成と今回とで仕上げていく感覚がつかめたようです。石膏マスクをカットして軽やかに配置した構成が目立っていました。あとは布に引っ張られる緊張感がでて、接点の仕事に気を配れればもう一段上が見えてきますね。

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R.Kくんの作品です。つくり込みは足りないです。布が引っ張られれる感じや、布とマスクの間に出来る空間、接点の緊張感など、まだまだ足りないのですが… ですが、シンプルな配置の中で布の結び目でアクセントを造っているところや、傾き加減など、非常に気の利いた構成になっています。これからが楽しみな作品という事で、ご紹介です。

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H.Yくんの作品です。構成課題での作品に対する責任感が非常に強いH.Yくんが、無茶なプランに挑んだ結果、布のクオリティーはあげきれなかったが、スケール感と強さのある作品になった、そんな作品です。挑んで行く姿勢の大切さとが伝わりますね。もちろん仕上げ切ってほしかったですが…

あずかりパラダイス

今日はいろいろな石膏をモチーフに出したので、あずかり作品もいろいろです。
あまり頻繁に描かない像を集めた課題なので、新鮮にモチーフに向かえたようです。
個々の課題も少しずつクリアしてきていて今後がさらに楽しみです。

T.Aくんのミケランジェロ。
描いていくと個々の表情が似てきてしまう癖がありましたが、今回はデリケートに気配りがされていると思います。次はトルソで大きな流れをつかめるようになるという目標を持っているようなので、果敢に取り組んで欲しいと思います。
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N.Sさんのモリエール。
一見サラッと描いているようですが、随所に神経を使って
バランスをとった作品です。強弱を上手につけています。
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N.Nさんのアリアス。
ピチッと張りつめた緊張感のあるデッサンですね。神経こまやかです。最近苦戦していたことを乗り越えての作品なので嬉しいですね。
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塑造優秀作品の紹介

昨日の夜間部課題は任意の幾何形態と手の構成。
自分で自由に幾何形態を想像して自由な手のポーズを組み合わせて彫刻する
という課題です。

こういった課題は、それぞれの密度はもちろん大切ですが、構成の面白さや、
空間構造など、沢山パターンを考えたり、イメージしておくといいですよ。

下は夜間部、現役生 hさんの作品です。
手と円柱の構成とバランスが良く、密度や質感まで丁寧に出来ています。
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石膏いろいろ

今日は石膏いろいろという課題でした。普段はあまり描かないモチーフを本人がセレクトして描くという課題です。新鮮に取り組めて良いデッサンが出やすい課題です。

K.S君のデッサンです。炭を浮かせずに積み重ねて抵抗感、空間性など描きとめてこれました。手前側の肩のハリなどをもう一つ緊張感を持って追えるとより良かったですね。
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A.Sさんのデッサンです。受付から花を借り受け、自ら組んだモチーフにガッチリと取り組めました。植物への仕事やギリシア婦人の胸と植物の重なり方など、細やかな気遣いが見られます。ギリシア婦人の頭部の周辺の空間などもう一つ柔らかく追えると良かったでしょう。
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秋の気持ちのよい空気を感じさせる様なデッサン、期待しています。

構成課題の秀作

骨、ロープ、幾何形態を組み合わせて構成をしました。単純に並ばないように、そろわないように、空間が変化するように気をつけました。造り込む事で質感の違いを出し密度をあげます。

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K、Sさんの構成です。いいですね〜 骨のカタチの中に三角形を見つけ、幾何形態もふくめリズムよく構成しました。徹底した造り込みに説得力を感じ実技を通して本人の意気込みが伝わります。

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M、Fさんの構成です。シンプルな組み立てですが、物と物を少しだけずらすだけで空間が動き出しました。細かい所にも気が利いています。

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I、Sさんの構成。ロープにひろがりを感じます。小さい骨のチョイスもよかったです。なんだろう〜と思わず近寄って見てしまいますね。

組石膏あずかりデッサン!

今日はミロのヴィーナスと奴隷と布を組み合わせたダイナミックな組石膏がモチーフでした。
量感のある二つの大型石膏を布で縛り上げているので、空間の広がりも大胆に掴みたいところです。

N.Sさんのデッサン。
デリケートな調子の変化が出せるようになってきましたね。もともとの構造の強さにプラスした良さになってきました。
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M.Yさんの作品。
大胆すぎる構図で全体を説明しにくくなっているのですが、それを上回る粘りのある表現できれいな空間が描けてきています。
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時間外で友人像をつくりあったK.OさんとA.Sさんの作品です。
二人とも入り込んで造ることが出来て、クオリティーの高いモノになりました。
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彫刻科 夜間部の紹介!

夜間部でも2学期に新メンバーも入って、実技にも慣れてきましたね。^^

このHomepageでは初めてになりますが、彫刻科 夜間部の紹介をします。

すいどーばた美術学院の彫刻科には昼間部の他に、夜間部、彫刻基礎コース、
彫刻通信コースとあります。

みんな大学合格めざして真剣に取り組んでいます。その集中力には感心するほど。

これから、藝大、美大に行きたいと思っている学生さん、また一般社会人の方で
夢を持って頑張ろうとする方なら、どなたでもOKです。一緒に楽しく挑戦して
行きましょう。

写真は昨日の夜間部の制作風景と夜間部メンバーです。(‐^▽^‐)/
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今日のあずかり作品ですね。

今週から塑造が構成課題になりました。
「任意の幾何形態とロープと動物の骨」です。
構成課題では、それぞれの要素の関係や空間のバランス、質感表現など求められることがとても多いです。
完成度はまだまだですが、バランスの面白い作品を2点ご紹介します。

N.Sさんの作品
幾何形態を台のように扱い、低い視点の作品を見やすくしています。
また、ロープや骨の表現が無理なく自然に行われていて好感が持てます。
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M.Yさんの作品
四面体を大きく高く、また点で支えるように配置し、それに反するように骨でバランスを取り、ロープで関係づけをした作品です。
すっきりとした空間と緊張感のある形態が面白さとなっております。
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こちらは、放課後延長して加筆していたデッサンです。
円盤投げの全身像を木炭紙の倍判でじっくり取り組みました。自然光で光の変化が多い中、うまく調子をつなげて円盤投げの動きに合わせてこれたと思います。
Y.Uくんも一皮剥けてきた印象があります。この調子で行きましょう。
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今日の石膏デッサンは、アムールでした。

アムールは、派手ではないですが、緩やかな動きがあり、印象を合わせるのが難しい石膏です。面の移り変わりや、両脇の空間などに注意していけると良いでしょう。

M.Yさんのデッサンです。

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おしりの形が弱いですが、ゆったりと動いていくアムールらしさが
光を上手く取り入れながら粘り強く表現できています。

夜間部からも塑造の優秀作品!!

夜間部からも塑造の優秀作品がでましたので紹介します。(^0^)
高校3年生のfさんです。かなり理解度が高まり、細部も自然に
造り込みました。アバタの印象や動きなどとても良いですね。
この調子で頑張りましょう!他の現役生も伸び盛りですので、
これから楽しみです!!!

fさんの作品
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登山してきました。

今年は天候に恵まれ、普段では体験できない景色や自然現象を満喫致しました。
北岳は標高3193mで日本で二番目に高い山。
朝晩は氷点下になる寒さでしたが、その分空気が澄んでいて、
美しい御来光やブロッケン現象、夕焼けに星空と盛りだくさんでした。

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ブロッケン現象 巨人出現!!
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御来光 繰り返す奇跡
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日の出の中 ひかりを浴びて
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天空でたたずむ 音のない静かな時
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そしてまた歩を進める

今年は、北岳に登ります!!!
みんな、静かにテンションが上がってきている様です!

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準備も楽しそうです!

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気をつけて、行ってらっしゃーーーーーーーい☆☆☆

人体素描

クラス合同で裸婦を描きました。石膏デッサンと違い答えが限定されない人体素描は、色々なアプローチでせめることができます。着眼点をもって積極的に取り組んでいる人が何人もいました。その中で数枚紹介します。

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Y.U君のデッサンです。
立脚の方の形の捉え方に弱さがありますが、視点がはっきりしていて、人体の持つしなやかさが感じられます。

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N.S君のデッサンです。
一つ一つの形に対する反応は弱いですが、全体感があり、周りの空気を感じます。とても自然に印象が表現できています。

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N.Sさんのデッサンです。
立脚の足がやや単調ですが、しっかり個々の形態を追いながら全体感も損なわず仕事が出来ています。

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M,Yさんのデッサン
熱気のこもったよいデッサンです。特に体などにしっかりとつまった抵抗感が感じられ、鉛筆の線が皮膚の質感にかわりはじめています。首から上が少しカタイ感じがするのがおしいですね。

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A,Sさんのデッサン
バチンとはえるデッサンです。部分のつながりがしっかりとしてきました。空間がでるとなお良いですね。

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A,Sさんのデッサン
生命感をとくに感じます。内容が豊富ですね。スラッとした立ち姿がもう少し足りないです。たたずまいさがほしいところです。

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M,Yさんのマルスと単管のデッサン
色味を含め内容が深まったデッサンです。モチーフの印象がよく自然さを感じます。強引さが無いところもGoodです。

昨日のデッサンあずかり

昨日は組モチーフのあずかりデッサンが出ました。本人が授業後に納得いかない部分を直していたので、今日のアップになりました。

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A.Sさんのデッサンです。思い切った構図でモチーフに迫りました。自然な描写の中に空間性を取り込んできましたね。モチーフが置かれる台の観察や単管パイプのシビアさなどまだ欲しい要素はありますが、描写がのびのびとつながってきたのが良かったですね。

登山近し!

いよいよ週末から登山です!!
今年は北岳に登ります。
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この写真は今回も登る阿部先生と吉田先生の浪人生時代の初登山のときのもの。
若いですね〜。装備も渋いですね〜。
すいどーばたでは昔から登山に行っていたんですね〜。

今日は、アバタの模刻でした。

構造的な部分で形を探りながら、アバタの形の強さをどう表現して行くのか、イメージを強く持って行けると良いですね。

A.Yさんの作品です。少々硬い表現ですが、構造や動きはしっかりと捉えていました。
もっと粘土が動いてくるといいですね。
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K.Yさんの作品です。柔軟な仕事で印象を捉えています。頭部を面で押さえていけば、もう少し締まりのある強さが出てくると思います。
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大学入試センター試験の申し込みが10/1から10/14までです。
もう、申し込みしましたか?^^
まだの人は準備をして、早めに申し込みしておきましょう!
忘れてたーなんてことがないようにね。(笑)
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10/5(月)は学科模試があります。
昼間部生、夜間部生は必ず受けておきましょうね!
学科も応援しています。ファイト!!

今日は、七面鳥でした!

N.Sさんの作品です!
形態をガッチリ掴みながら、完成イメージに向けて、再構成がしっかり出来ています。
迫力のある、七面鳥ですね。
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Y.Uの作品です。
全体にぬかりなく制作が出来ています。粘土の表情にもバリエーションがあり、活き活きとしていて、意気込みを感じます。
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今日は、吉田朗先生の彫刻論がありました。自身の作品から始まり、影響を受けた作家、同年代の30代前後の活躍している作家の紹介、先日出品した台湾でのアートフェアーの模様など、自分の制作に対する態度、考えの率直な話もありました。実制作、展示を通してリアリティーあるコメントはとても刺激になりましたね。
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高校2年生16歳のあずかりデッサン

彫刻科夜間部基礎コースのbくん(高校2年生16歳)のあずかりデッサンです。
一生懸命集中できるようになって今までとは変わりました!
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(ジョルジョと布)
とても印象のいいジョルジョになりましたね。自分の考えや知識、
そして素直な観察とがバランスよくなってきました。
この調子でこれからもがんばっていきましょうね。
東京藝大に行きたいと本人。きっとその夢は実現できるでしょう!(^^)/

七面鳥

塑造で七面鳥を造りました。ニワトリや鳩と違い普段あまり目にすることがない七面鳥、独特のフォルムと雰囲気をもっています。量感もあり神経質な感じはしない懐の広さを感じます。色々なアプローチで表現がしやすいですね。

M、Fさんの作品です。ポージングとても面白いです。キチッと造るだけでなく造り込む密度のバランスを場所によってリズムよく変えています。こういった表現ができるのは七面鳥ならではですね。

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2009年基礎科塑造実習の参考作品です!

2009年の基礎科塑造実習が無事終了しました。熱心な取り組みで臨場感のある作品が出ましたね。全体的に首の傾きなど基礎的な部分もしっかりと見れている作品が多かったです。

ここでは総合的に見て優秀だった作品を紹介します。なおこれらの作品は後日、制作者本人のコメントを添えて、すいどーばた美術学院本館に掲示されます。皆さんおつかれさまでした。彫刻に興味持てた方は、短期間の夜間部体験なども可能ですので気軽に彫刻科教官室に遊びに来てください。

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少しずつ、少しずつ時間の経過とともにジワジワと表れ出てきたカタチはとても魅力的ですね。粘土で造ったカタチは動かないのですが、時を感じそれを超える永遠性を表現する事は彫刻にとって重要なテーマのひとつだと思います。そんな事を感じさせる実直な仕事にとても好感がもてました。


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目鼻、耳の位置など骨格に基づいたバランスがしっかりしているためとても安定して見えます。バランスのしっかりとした彫刻は見ていて気持ちがよいですね。余談ですが、逆に不安定なカタチで感情を揺さぶったりするのも彫刻表現ならではです。


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モデルさんに似ています。表面的にカタチが似ているというよりもモデルさんのかもし出す雰囲気も含めて空気感をよく捉えています。カチっとした形態感でみせたり、このように情緒あふれる表現も彫刻の持つ多様性のひとつです。


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実直に一つ一つの形と向き合い、モデルさんと比べながらすり合わせて行くことで、モデルさんの持つ表情、そして空気感も捉えている作品です。顔面に比べ頭部の仕事がやや息切れしたのが惜しまれます。


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高いテンションで一気に粘土を形にしきっています。張りや形態感の強さ表情の言い切りなど、作品の力に満ちています。強さの中に自然な形のつながりが見つかるとより良かったですね。


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臨場感をもった粘土付けで表情に迫っています。粘土がいろいろな言葉を発し始めています。目の左右のバランスが狂ってしまったのは残念ですが、本人の培ったデッサン力が発揮されています。


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全体的なバランスや細部を立体的に捉えて表現することなど、総合的に非常に良く出来ています。あとは頭部の形態をどう捉まえるか?ですね。


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モデルさんの特徴を捉え、バランスよく表現されています。目の辺りの印象などモデルさんに似てきています。若干、削る仕事が多かったので、表情が少し硬くなってしまいました。中身の形を理解していくと、きっと表情が変わってくると思います。


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目の辺りの表情を集中的に作った作品ですね。その言葉の強さが際立ちます。全体を整えていくことも大事ですが、時にはこうした突っ込んだ表現をすることも大事だということを教えてくれています。


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立体感覚の優れた作者ですね。一つ一つの形にしっかりと厚みを感じます。まぶたの表現などは初心者とは思えませんね。観察とやり取りの積み重ねを感じます。


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実直にコツコツと積み上げられて仕事の成果が形となって現れています。今出来ることをすべて出し切った感じの臨場感を感じます。なんといってもモデルさんに似ています。


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バランスの整った作品で、特に首の表現がしっかりしていた作品です。造り慣れない場合、多くは顔に仕事が集中するのですが、全体への意識の配慮ができていますね。耳周りの観察が良くなればさらにしっかりとしたものになるでしょう。


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柔軟に粘土を扱い、目元の表現などは卓越したものを感じます。初めての塑造でこんなに粘土がコントロールが出来るとは、恐るべし高校1年生ですね。

今日のあずかりデッサン ブルータス!

今日はブルータスのデッサンで秀作がでましたのでご紹介します。
クラス全体によい緊張感があり、それぞれチャレンジしていることに対して
なんかしらの結果が出てきています。

こちらはS.Mくんのデッサン。体に関しては癖も押さえられ、がっちり捉えられました。
ねちっこい存在感のある作品です。
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こちらはK.Yさんのデッサン。ブルータスの印象がきれいに表現されていて、
自然に受け入れやすいデッサンになっています。ハーフトーンの幅がふえるとより良くなりそうです。
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