講習会最後、夜間塑造が終わりました。今年も山羊、羊を借りきり、小動物園並みに環境も整え、山羊さん達も大満足のようでした。等身大から縮小版まで様々にチャレンジ。学生諸君も最後の力を振り絞っての悪戦苦闘、そして有終の美でした。
2009年8月アーカイブ
最終日のコンクール講評会と表彰風景
今日はコンクールの採点講評でした。デッサンのモチーフはジョセフでした。全体的には現役生の奮闘が目につきましたね。夏らしい熱気を感じる事ができました。
上位三点のデッサンを紹介しましょう。
Sさんのデッサンです。ジョセフの特徴を出しづらい位置ですが、綺麗な光を使いながら迫っていますね。
Yさんのデッサンです。バランスが安定しています。こちらも白を活かしながら形を触っていけました。印象も良く捉えていますね。
こちらは現役生Tさんのデッサンです。抵抗感やがっちりした形態感は上位2点を上回っていると思います。頭部の印象にしっかりと迫れるとよかったですね。
みなさん夏で自分の課題を克服してきたと思います。ゆっくり体を休めて、英気を養って下さい。
芸大コースAクラスは、アヒルの塑造でした。
現役生も含め、全体的に気合いが入っていて、秀作揃いとなりました。
個々に課題はありますが、持ち味をいかせている幾つかの作品を紹介します。
A.Yさんの作品です。
足に弱さがありますが、力強い粘土によって存在感が出ています。
K.Yさんの作品です。
バランスは取れていますが、もっと形がしっかりすると良いですね。
Y.U君の作品です。
浪人生ならではの構成力が発揮された作品です。
形に迫れた質感が追求できると良いですね。
K.Sさんの作品です。
バランスと質感がアヒルに迫れていて魅力的な作品です。
顔にもっと手が入ると良いでしょう。
こちらはデッサンコースの現役生、Aくんの作品です。
開眼し、描写が入れてこれましたね。
この調子で描写を身につけていって欲しいです!
デッサンコース/外国人モデルのあずかりデッサンを紹介します。
空間の表現が豊かなYさんの素描。
柔らかな木炭の調子が形になっていますね。
こちらは現役生Mさんの素描です。
メリハリがあってモデルさんの印象も良く出ています。
動きや、ねじれ など、もう少し見れると最高ですね!
芸大コースBクラスではアヒルの塑造で秀作がでましたので、ご紹介します。
詰めの甘さはありますが、バランスや生命感など申し分ない仕上がりです。
この先の仕事に期待します。
芸大コースBクラスもあずかりデッサンがでました。
集中力が出てきて夏らしくなってきました。
Iくんのデッサンです。
迫力のある視点から存在感のあるデッサンに仕上げてきました。
このテンションを持続してください。
Nさんのデッサンです。
全体のトーンのバランスが良く自然な空間がつかめています。
この自然さを持続してください。
芸大コースAクラスは手と立方体か球を組み合わせた構成課題でした。
バリエーションがありみんな頑張っています!
今日から9時間課題になり、時間が短くなった事もありますが
全体的にクォリティーは上げて行きたい所です。
幾つかの作品を紹介したいと思います。
Yさんの作品です。
現役生のM君の作品です。
Sさんの作品です。
Tさんの作品です。
今日は芸大コース、デッサンコースともに組モチーフでした。夏季講習も佳境に入ってきました。各コース盛り上りを見せてきましたね。
芸大コース Aさんのデッサンです。自己の課題に積極的に取り組んだ結果、密度のあるデッサンができました。黒い調子の幅がふえるとより空間につながるデッサンになりますね。
芸大コース Sさんのデッサンです。背景を入れることで、絵としての完成度が高いものになっています。石膏の白さをより活かせると良いですね。
デッサンコース Nさんのデッサンです。描写が少しずつ柔らかくなり、以前よりもモチーフとの対話がふえてきました。ビーナスとマルスの境目やマルスの肩から頭部など、空間の切れ目をより観察していけると良いでしょう。
Y.U君の作品です。
良く形を観察して、みっちり作り込んであります。気迫の感じられる作品です。
T.A君の作品です。
一番印象が捉えられていました。顔の正面位置からの仕事がもう少し
ピリッと締まってくると良いでしょう。
H.Hさんの作品です。
現役生のH.Hさん。初めてのブルータス模刻です。
面を上手くひろいながら、きっちり形になってきています。
印象も良く、難しい動きにも対応しようとしている姿勢が見られます。
T.Mさんの作品です。
こちらも現役生の作品です。ブルータスの模刻は2回目だそうです。
とても誠実に仕事が出来ていて存在感があります。
さらに首周りの形やブルータスの持つ量感に迫れると良いですね。
いよいよ後半に突入!みなさん元気に楽しく、
自分の目標に向かって夏をのり切ろう!!
今日の昼間のコースの制作風景を紹介します!
お知らせ *夜間の人体ゼミが今日から始まります。
すでに希望者がたくさんいますので、お早めにお申し込み下さい。
夏季講習会では決まったコースしかありませんが、今回特別に、
夜間人体ゼミを開講します。
(1) 8/10(月)、11(火)
(2) 8/21(金)、22(土)
*詳細 17:00〜20:00 女性ヌードモデル立像素描 木炭or鉛筆
本館2階/本-1アトリエにて
2日間で5000円 各大学対応の受験指導をします。後払い可。
急な告知になりましたが、みなさん彫刻のデッサンを学ぶチャンスですので、
是非、参加して下さい。 彫刻科より
本日で夏季講習会の前期が終わりました。
前期までの講習会生は地元に戻り、講習会で得た課題に取り組んでください。
今日は芸大コースのBクラスであずかり作品が出ました。
描き出しから奴隷の持つ動きをとらえ、組み立ての良いデッサンに仕上がりました。
腰から上体にかけてのねじれは少し弱いですが、迫力で押し切れていると思います。
後期も良いデッサンが出ることを期待します。
昼間部の阿部先生が「第15回 十日町石彫シンポジウム」に参加しています。
その模様が十日町市のホームページで紹介されています。
毎日、屋外で石との格闘をしているようです。皆さんも負けてはいられないですね!
※写真は十日町市ホームページより転載
皆さんそろそろ疲れがたまってくる頃でしょうか?
前期ももうすぐ終了します、栄養睡眠をしっかり取って乗り切っていきましょう。
今日紹介するのは奴隷のデッサンの預かり作品です。
Sくんの作品。新鮮な視点で奴隷の形態感に触っています。大きな動きや炭の強弱での遠近表現など、まだまだ課題は残りますが、夏季講習会で力をつけてきましたね。今後に、より期待です。
Aくんの作品。光線のリズムが自然になってきましたね。印象や動きなどまだまだ詰めていきたいですが、自然さを意識でき始めたのは収穫でしょう。さらによくばって行きましょう!
今日はデッサンコースで裸婦立像の預かり作品が出ました。
いろいろなタイプの作品が出てきて、非常に良い雰囲気で盛り上がっていました。その中から2点、紹介しましょう。
Iくんの作品です。人体の組み立て、立ち方など、キャリア組らしい仕事の組み立てになってきました。組み立てと描写が噛み合ってきてますねー。
こちらは現役のGさんの作品です。スケール感と炭の力強さが、気持ちよく画面から出ています。つながりやバランスなど、不安定な部分もありますが、現役パワーを感じる良いデッサンです。
ガンガンいきましょう!
先日の馬頭に続き、芸大コースでもあずかり作品がでました!
M.Yさんのデッサン。
全体に配分良く手が入り、無理なく馬頭の奥行きが表現された自然なデッサンです。
ヴィーナスの腰と首にまだ少し課題は残りますが、柔らかい空気感が表現されています。
こちらは講習会生の元気良い作品を紹介します。
高校3年生で動物を制作するのが初めての二人の作品です。
どちらも新鮮で生き生きしております。浪人生はこういった作品からたくさん刺激を受けて欲しいですね。