本日、今年度最後のコンクールがありました。いよいよ来週の月曜日が芸大入試ですね。ここからの受験生の驚異的な集中力と最後の盛り上がりに毎年感服しています。今年もここからの一週間で皆さんがどんな成長を遂げてくれるのか、楽しみです。
今日はキットカットお兄さんの応援エール乱入などもあり、不思議な盛り上がり感のある講評会となりました。
デッサン上位作品、Nさんの作品。光を大切にしながら、粘り強く形態を追い込み、きれいな中にも臨場感のあるデッサンに仕上がりました。総合力、安定した底力を感じさせます。
Y君のデッサン。首の出方など丁寧に観察し、ブルータスの印象に迫っています。肩から頭部までの空間も自然に感じさせます。
Yさんのデッサン。独自の描写で白さとスケール感を活かしながら、頭部の緊張感まで描ききっています。石膏の白さと丁寧な観察の積み重ねが、一枚の中で噛み合ってきました。
M君のデッサン。調子を詰めていくことによって、重みのある強い形態感が生まれてきました。全体でのブルータスらしさを難しい位置からよく出せています。
Nさんの素描。3時間の中できっちりと仕事を詰めてきています。特に目の下の逆光部分の描写と接地点周辺の観察はモチーフの緊張感を出すのに非常に生きています。
Iさんの素描。色味をうまく使いながら、空間性を強く牛骨に迫っています。目の周りの描写は未整理ながらも生々しく迫る魅力を感じます。
ホップ・ステップ・ジャンプ 見せて下さい!