新しい年度が始まりました。
皆さん一年間よろしくお願いします。
昨年は春季受講者の中から3名芸大に合格しております。
今年もこの中からたくさんの合格者が出ることを期待しております!
いよいよ明日28日は第一回目の奨学生試験です。
当日申込みも受け付けますので、奮って受験してください。
2008年3月アーカイブ
昨日をもって2007年度は終了しました。
皆さんほんとうに一年間お疲れ様でした。
大学に合格し新たな道に進む人、もう一年受験勉強の機会を与えられた人、それぞれの進路での活躍を願います。
さて、いつまでも余韻に浸っている場合ではありません。
明日から、春季講習会が始まります。
彫刻基礎コース、総合コースの二つのコースが設定されています。
全くの初心者の方から経験者まで幅広く個人指導いたします。
奮って参加してください。
実は昨年の春季講習に参加していた浪人生の多くが今年芸大一次試験を通過している事実もあります。
目標が明確に見えてる人、まだモヤモヤしている人も制作の中で手応えをつかむのが一番です。
気持ちを切り替えてスタートしましょう!
神戸出身の私が初めて東京に出てきたのは、高三の大学受験の時でした。
私立の受験に失敗し残すは東京芸大のみとなったのですが、全く自信の無かった私は会場に行くことすらためらっていました。
母の叱責で嫌々ながら会場に行ったのですが、そこで改めて自分の力のなさ、知識と経験の違いを思い知らされました。その時、やはり東京で学ばなければこの差は埋まらないと実感しました。
すいどーばたに通うことにしたのは、高校の美術室にすいどーばたの石膏デッサンポスターが貼ってあり、いつもそのポスターをお手本にデッサンしたからです。その予備校が当時芸大の合格率が高いなどということは全く知りませんでした。
鞄一つ持って東京駅からすいどーばたに直行しました。住むところも決まっていなかったのでとりあえず、先輩のアパートにしばらくやっかいになりながら、アルバイトと下宿を探しました。とても不安でした。
授業が始まり、講師と進路について面接をしたのですが志望校を造形大と多摩美と武蔵美と申告しました。講師から「なぜ芸大は受けないのか」と問われたのですが、自分など受かるはずがないと思っていたので、始めから考えることすらしていませんでした。
その私が一浪の時受験したのは、多摩美と芸大で、芸大は1次試験で落ちたのですが多摩美は合格しました。しかし多摩美は辞退して二浪することにしました。何という心変わりでしょうか。
自信がついたこともあるのですが、東京芸大というところが天才だけが行く大学ではないと、分かったからです。
それから二十年になります。気が付いたら母校の予備校の講師になり、自信なさげな生徒達に「なぜ芸大を受けないの?」と話している自分がいました。
足かけ、十六年間この学校で講師を務めさせて頂きました。たくさんの生徒と知り合い、たくさんの刺激をいただきました。本当にありがとうございました。気が付けば人生の半分をすいどーばたと関わっていました。なんということでしょう。
元生徒の方々に一つお願いがあるのですが、もし私を見かけたら是非自分から名乗って頂けると助かります。顔は覚えているのですが物覚えが異常に悪いので名前までは自信がありません。すみません、、、、。優しく見守ってあげてください。
20歳の時こんなにやせてました。漁師みたい。
20年後。こんなになってしまいました。変わるものですね。
黒猫クラス担当の長田です。
皆さん今年一年間、本当にお疲れ様でした。
私は24日をもって、すいどーばたでの講師生活に終止符を打つこととなりました。今、漸くとさみしい思いをひしひし感じています。
5月頃から今年で最後と決めていたので悔いが残らない様にと努めてきましたが、なかなか思ったようにはいかないものですね、自責の念ばかりが募ります。
どばたを辞める理由ですが……うーん、そろそろいいかなという漠然とした思いからです。しかし今、改めて思うところでは、講評などの際にほとんどの先生から昨今の美術の動向や、それに伴う彫刻の現状、大学、学生の作品、受験システム…等々について多くは批判交じりな発言を学生の皆さんはよく耳にしたことと思います(特に主任からかな、笑)。私も同様の思いがありました。しかしながら現実の生活の中心には未だ「芸大」がある。そんな自分のなかの矛盾に憤りを感じ、けりをつけなければ→だから辞める→旅にでる。うん、繋がりました。といったわけですのでリストラではありません。ご心配なく。
今年大学に受かった人も浪人する人も、もっと美術を勉強しましょう。日本の中の大学の彫刻科の中の彫刻なんて本当に狭すぎます。勉強すれば美術はもっと面白いし可能性の大きさも感じると思います。広い美術というジャンルの面白さを知らずして卒業していく美大生は山の様にいます。そしてやめてしまう人も。
彫刻以外の作品を沢山見て、いっぱい本を読みましょう(美○手帳は難しい風だからP○nやCA○Aの現代美術特集から入ろう)。そうすれば2年後3年後の自分の在り方が必ず変わるから。
「ものをつくる」だけが=彫刻ではないです。
皆さんお元気で。ありがとうございました。また会いましょう。
長田堅二郎
3年間ありがとうございました。
彫刻の世界って本当にせまくって、お互い制作を続けていれば自ずとまた出会えると思います。
5年後、10年後、20年後にみんなに廻り会えることを楽しみにしています。
本当に楽しかった。ありがとう。では、またね。
教務 松岡圭介
本日、東京芸術大学彫刻科の合格発表がありました。
すいどーばた美術学院彫刻科からは9名が合格しました。
現役合格は2名でした。
合格した皆さん、本当におめでとうございました!
すいどーばた彫刻科の皆さんにお知らせです。下記日程で最終進路面接を行います。
まだ面接を受けていない学生は、必ず面接を受け来年度の進路などについての報告、相談をしてください。
面接日日程:3月24日 月曜日9時30分〜16時00分まで
本1ー黒猫クラス
本2ー白ヘビクラス
本3ー夜間・入直クラス
にて面接を行います。なお学院に到着した方から講師室前に貼ってある受付表に名前を書いて下さい。受付順で面接を行います。午後は込み合うことが予想されますので早めに来ましょう。
本日は東京芸術大学、二次試験の塑造でした。
課題は、前日の素描課題と絡ませたもので、
「球または、立方体(または両方)と片手(または両手)の構成」でした。
23日の発表が楽しみですね。
残すところは、金沢美術工芸大学です。
受験する学生は最後の力を出し切ってください。
本日は東京芸術大学の二次試験でした。
素描の課題は「発泡スチロールの球or立方体と片手を自由にデッサンしなさい」
というものでした。
明日は彫刻(たぶん塑造)です。
全力を尽くして来てください!!!
本日、東京芸大1次試験の合格者が発表されました。
1次試験を見事突破された皆さん、明日からの2次試験頑張ってください。
入試日程が終了した学生は面接日を設けていますので、必ず面接を受け来年度の進路などについての報告、相談をしてください。
面接日日程:3月14日金曜日9時30分〜16時00分まで
本1ー黒猫クラス
本2ー白ヘビクラス
本3ー夜間・入直クラス
にて面接を行います。なお学院に到着した方から講師室前に貼ってある受付表に名前を書いて下さい。受付順で面接を行います。午後は込み合うことが予想されますので早めに来ましょう。
本年度も数多くの優秀作品が描かれました。
そのうち150点以上もの作品を来年度以降の受験生のための参考作品として預からせていただいたのですが、さらにその中から買い上げ作品として30枚強を厳選いたしました。
単純に「上手い作品」ばかりを選ぶのではなく、多くのタイプの異なる作品を選ばせていただきました。またモチーフや位置など、すいどーばたでスットクしている作品とのかね合いなど総合して選考しました。残念ながら返却しなければならなくなってしまった作品の作者の方々も含め、御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
買い上げさせていただいた作品は、今後、入学案内やWEBサイト、合格作品展などにも利用させていただきます。
いよいよ明日は待ちに待った芸大一次試験です!
学生達のテンションもピークに達してきましたよ〜!
講評会で並んだ絵は、皆エネルギーが満ち溢れていました。
何点か紹介します。
Hさんのモリエール
Mさんの奴隷
Yさんのブルータス
Nさんのラオコーン
Iさんの奴隷
Mくんのラオコーン
Kくんの武装する女神
Oくんの奴隷
Nさんのミロのヴィーナス
Oくんのミロのヴィーナス
Sくんのとげ抜き
IさんのSt.ジョセフ
Mさんのとげ抜き
明日が楽しみですね!
皆さんがんばってくださ〜い!!!!!
いよいよ 東京芸大彫刻科1次試験まであと2日となりました。
すいどーばたの彫刻科でも熱いデッサンが増え、いよいよ盛り上がってきました。
今日の預かりデッサンです。
O君の作品。ゴリッとした立体感、動きや迫力が非常に魅力的なデッサンです。試験前の集中力と緊張感を感じます。
M君の作品。安定した基礎力の上に、顔面に迫っていくリアルで いきいきとした描写、自然光の光線状態、体と頭部のメリハリなど、完成度の高いデッサンです。
K君の作品。フォーンのボリューム感と筋肉の躍動感がよく出ています。得意なフォーンでホームランですね。
Iさんのデッサン。ジョルジョの神経質な感じデリケートさ、光と空間が表現できている美しい作品です。
高校生のSさん。現役生らしい食らい付いて行く粘着質な表情が特徴です。描き込んでいるのに濁りが無いのが、スケール感に繋がっています。
Nさんの作品。昨日に続いての預かり、絶好調ですね。ガッタメラータらしい迫力のあるデッサンですね。良く描けています。
O君のデッサン、初の預かりです。あがってきましたね。逆光の中の表情がやや弱めですが、バランスのとれた作品です。
Y君の武装する女神。珍しい石膏ですね。光がとてもきれいな作品です。顔の表情など繊細さを感じます。
皆さんを見ていて、試験前の集中力と吸収力、画面にたたきつけてくるエネルギーの強さに感嘆します。明日も、よりより良いデッサンを期待しています。
入試直前!いよいよ皆さん乗ってきましたねぇ!
たくさん良いデッサンが出ましたので紹介します。
Kくんのガッタメラータ。自然光で描いた感じが出ています。GOOD!
Nさんのフォーン。こちらも自然光。迫力のある動きです。GOOD!
Mくんのパジャント。描き出しから自然な調子が入り、柔らかい仕上がり。GOOD!
Yさんのアムール。像のらしさをつかんだ、流れのきれいなデッサン。GOOD!
Iくんのアムール。バッチっと決まった炭が強い形態感を表現しています。GOOD!
Iさんのフォーン。すごい迫力ある力強いデッサン。GOOD!
Tさんの奴隷と枕木。柔らかいタッチで空間のきれいなデッサン。GOOD!
Mさんのミロのヴィーナス。調子がきれいで、柔らかい空間のデッサン。GOOD!
他にも良いデッサンが多数ありましたが、今日はこの8枚。
まだまだホップです。明日はステップ。まだまだ。もっと行きましょう!!!
連日秀作が生まれております。
本日は円盤投げトルソのデッサンです。
Mくんの作品。無理なく気持ちよい炭が入り、伸び伸びと動きを表現しています。
一日一日を大事に積み重ねて行きましょう!
今日も預かり作品が出ました!
K君のデッサンです。現役生です!調子のメリハリ、画面づくりなど、うまいですね。このデッサンからは現役生とは思えない安定感を感じます。
S君のデッサン。逆光の中での空間表現など、やわらかく迫れていますね。こちらも現役生です!
Nさんのデッサン。白を大切にした軽やかな描写ですね。組み立てもしっかりしてきました。これも現役生です!
Nさんのデッサン、これは前出のNさんとは別のNさんです。熱いデッサンですね。腕から手にかけての描写がとても魅力的です。
本日、今年度最後のコンクールがありました。いよいよ来週の月曜日が芸大入試ですね。ここからの受験生の驚異的な集中力と最後の盛り上がりに毎年感服しています。今年もここからの一週間で皆さんがどんな成長を遂げてくれるのか、楽しみです。
今日はキットカットお兄さんの応援エール乱入などもあり、不思議な盛り上がり感のある講評会となりました。
デッサン上位作品、Nさんの作品。光を大切にしながら、粘り強く形態を追い込み、きれいな中にも臨場感のあるデッサンに仕上がりました。総合力、安定した底力を感じさせます。
Y君のデッサン。首の出方など丁寧に観察し、ブルータスの印象に迫っています。肩から頭部までの空間も自然に感じさせます。
Yさんのデッサン。独自の描写で白さとスケール感を活かしながら、頭部の緊張感まで描ききっています。石膏の白さと丁寧な観察の積み重ねが、一枚の中で噛み合ってきました。
M君のデッサン。調子を詰めていくことによって、重みのある強い形態感が生まれてきました。全体でのブルータスらしさを難しい位置からよく出せています。
Nさんの素描。3時間の中できっちりと仕事を詰めてきています。特に目の下の逆光部分の描写と接地点周辺の観察はモチーフの緊張感を出すのに非常に生きています。
Iさんの素描。色味をうまく使いながら、空間性を強く牛骨に迫っています。目の周りの描写は未整理ながらも生々しく迫る魅力を感じます。
ホップ・ステップ・ジャンプ 見せて下さい!