連載石膏解説 第一回ブルータス3

 首の動き、構造

 動きを読み取るためにまず、正中線を探しましょう。人間の体は左右対称にできています。正中線を想定し、左右の位置関係を比べて観察してみましょう。

 特に複雑なのが首の動きと構造です。頭部と胸部の軸の動きに合わせてねじれながら付いています。図に示したように軸が直線で単純にねじれているのではなく、軸自体がねじれながらずれて付いています。この為より複雑な動きとなります。

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 ブルータスだけでなく、ほかの像もこのような動きになっているものがあるので、覚えておきましょう。

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このページは、彫刻科教員が2007年10月23日 13:03に書いた記事です。

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